2021年2月12日金曜日
こんなに軽い声で本当にいいの?
はあ、忙しい。
起きる、仕事する、食べる、寝る、起きる、仕事する、食べ(以下略
を延々と繰り返してる。座りっぱなしで腰が痛い。
毎日暖かいなあ。もう春みたい。気付いたら水仙も梅も桃もまとめて満開になってる。
昨日は歌のレッスンでした。休みなのに先生に出てきていただいて申し訳なかったわ。
前回の分とまとめて、メモしておく。
課題曲「Danny Boy」、全然歌えませんわ。
この曲はアイルランド民謡。
「ロンドンデリーの歌」というタイトルでも知られていますわね。
民謡だから、メロディはすごく覚えやすい。
覚えやすいからみんなが知っていて、口ずさむことができて
それで、ずっと伝わってきたんだろうけど
実際にちゃんと歌おうとすると、とんでもなく難しい。
これは何かの罠か?今回もまた私は油断したわ。
このメロディは特別高いわけでも特別低いわけでもないのに
とにかく歌い難い。
この出だしのところなんかいっつも詰まってしまう。
最初のレじゃなくて、なぜか次のミbがひっかかって掠れるんだわ。
先生によると、出にくいと分かっているから無意識にさっと流そうとしているって。
こういう出しにくいところほど、ひとつひとつの音を丁寧に歌うようにと注意された。
ブレスして上を開いて、その開いた同じ空間で歌うこと。
低いところは柔らかい細い息で、花の香りを嗅ぐように
後ろに引くようなイメージで。
この曲はフレーズの終わりでメロディが下がるのだけど
響きもそれに合わせて下がりがちになってしまう。
高い音も低い音も、上の方の空間を開けて同じ場所で歌うこと。
どうしても下がりそうになったら、障子を真横にすっと開けるように
下じゃなくて横に広げる。
下がると言えばここ。
メロディも下がっていくけど、歌詞もfallingと落ちるから
それにつられて響きも下方向に下がってしまう。
音は下がっても歌っている位置は常に上、縦の空間で歌うこと。
この続きのmust go and i must bideも下がってくのだけど
この前にブレスをし忘れると、最後の音で息が足りなくて高さを維持できない。
ほんで、続いてサビに入るのだけど、Butで前に押している。
ブレスで縦に開けてその位置で歌い続ける。維持できなければ横に開く。
高音で後ろが開いていない。どうしても開きを維持できない場合は
頬骨を上げて無理やり開いた状態を作る。
マスクの下で不気味な笑顔になりながら歌ってしまった。
見えないからまあいいか。
先生によると、この曲のポイントは三つ。
- ブレスして開けた空間で低音も高音も同じポジションで歌う。
- 縦に開けて、つねに縦のスペースを維持すること。
- 低音で高いポジションを維持できなければ、横にスライド。
ひとまずはこの三つが出来るようになるまで、考えながら歌うこと。
それプラス、音の形は唇と下で作る。
オ母音のように唇が丸く狭くなる音はどうしても前に寄りがちになるけど
喉の奥は常に開いていること。
子音は強く鳴らそうとせず、頬骨のあたりを針でぴっとつく程度に。
考えながら丁寧に歌ってくださいと言われて、考えながら歌った。
掠れるところに入らないように空間を探して、その空間の中で歌っている感じ。
そうするとつっかえずに歌えて、先生にも
「すごく考えて丁寧に歌えましたね。全体的に綺麗に響いています」と言われた。
でも、なんか変。
声が薄っぺらいというか弱いというか、この曲ってこんなに軽い曲だったっけ?
いろんな人が歌っているのを聴いてみたけど、なんかみんな結構熱唱しているんだけど。
私が歌うと、細い声が前方の高いところを風船のように浮いているようなイメージ。
なんだか物足りない。
先生にそう言うと、その出し方が正しいです、と。
身体に余分な力が入らず、楽に歌えた声が自分にとっての良い声なんだと。
前方の高いところで風船のように浮いていると感じるなら、それは間違っていない。
声は高いところにあって、それが身体と細い糸で繋がっているイメージがあれば良いそうな。
良い声が出たときは、空中に浮かんだ硝子玉の中で歌っているような感じがする
という歌手の人もいるとか。
こんなにぺらんとした、か細い声でいいのか?だってみんな熱唱しているし。
それも先生によると、そういう歌い方の人は声そのものが太いんだって。
ソプラノの場合は、みんな息を細く少なく出して高い位置で歌っていて
自分では薄っぺらい、なんだか物足りないと感じていても
響きと倍音で、聴いている側からすれば十分に幅のある声に聴こえる、と。
こういう感覚はいつごろから感じましたか?今日が初めてですか?と聞かれた。
これまで高音は無理にでも空間を開けないと出なかったから
高音の場合だけはそういう感覚があったけど、中音は普通に出せた。
今日は声が出にくいから、意識的に上の広い場所から
全部の音が逃げないように気をつけていたら、こういう感じになった。
それでいいんです。そういう感じで高音も低音も同じ場所で歌ってください、と先生。
うーん、でもちょっと平坦な曲にならないか?と思うけど
まずはその高い空間で歌えるようになること。
表情をつけたかったら、サビの部分で少しだけ息の圧を強くすることで
感情の高まりを表現すればいいんだって。
確かに、まともに声が出せてないのだから、表現なんか考えている段階じゃない。
まずはちゃんと開いて普通に歌えるようになってからだなあ。
自分が思っているよりも、力が入っているのかもしれない。
今までよりも、もっともっと軽く歌えはいいのかも。うーん。
確かにその方が身体は楽なんだけど。
これは練習しながらもうちょっと考えなくては。
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