2017年4月1日土曜日

同じ場所で働き続けるということ

朝から背中が痛くて痛くて。
最初は凝っているか、筋を違えたのだと思っていたのに
何もしなくても痛い。電車の中で痛くて倒れるかと思った。
腕までしびれているわ。明日は整形外科に行ってレントゲン取ってくる。






















シェフが異動されると聞いたので、立呑み屋さんに寄り道した。
なぜかアジフライを食べてしまった。
異動先は同じキタで阪急梅田駅の近く。またそっちにも寄ってみよう。

異動と聞くと、春だなあと思うわ。
去年東京から出向で来ていた若い社員さんも
春から大阪に転勤してくるとか。
違う部署の所属なのだけど、愛されキャラなので
上司やチームの人がとても楽しみにしているわ。

今日(というかもう昨日ね)、職場で退職される方の御挨拶があった。
なんと勤続50年ですって。
定年になってからも嘱託としてそのまま働き続けて
70過ぎて、この3月末をもって本当に退職されるということ。

定年後も70を過ぎるまで会社から求められるというのも
それだけ貴重な人材だったということで凄いけど
新卒の時から50年も、ずっと同じ会社で働き続けること自体
私のような落ち着きのない人間には、信じられないほど凄いことに思える。

いろんなところに転勤になって、様々な現場も経験して
たくさんのプロジェクトに携わってこられたようで
公私にわたって社員さんのよきアドバイザーだったみたい。

50年いれば、自分が若いころに携わったプロジェクトの完成も確認できるね。
プロジェクトは形に残るものが多いから、自分の仕事の成果が目に見えるんだよね。
まさに人生そのものだし、子供や孫にも誇れるよね。
楽しいサラリーマン生活だった、とおっしゃっていたわ。

50年同じ会社で働き続けてきて、いまどんな風景が目に映っているのかな。
経験した人でないと見られない風景なんだろうなあ。
私には絶対に目にすることが出来ない景色。
こんなに長く同じ場所で働き続けて、最後に「楽しかった」と言えるなんて
なんだか素敵だなあ。

うちの父も定年までずっと同じ会社にいたんだけど
やっぱり、いい時代にサラリーマンが出来た、と言ってた。
父は高度成長期から円高不況にバブル、バブル崩壊まで経験している
ってことは、平穏に見えて結構浮き沈みあるよね。
何も言わないけど、辞めたいこともあったんだろうなあ。
我慢して働き続けてくれてありがとう。

ずっと同じ会社にいるって、割と普通のことなのかな。
大手商社などは、定年まで残る人は同期で3割ほどというし
今はリストラに遭ったりや転職する人も増えたから
昔に比べたら減っていると思うけど。

高校・大学時代の同級生の女性たちは、ほとんどが専業主婦か
パートしたり、転職して別の会社で働いたりしている。
昔は産休・育休が取りにくかったから、女性が定年まで勤め上げる
ということが難しかったのよね。
ずっと同じ職場にいる人は、公務員や教員になった人か
技術者や研究職の人だけで、事務職はほとんどが一度は辞めてる。

私自身も、新卒で入社した会社にずっといるんだと思っていた。
サラリーマンになった以上は社長を目指します!と言って
上司に苦笑されたことを覚えているわ。

現実は、正社員時代にも一度転職しているし
今は社長どころかサラリーマンですらないやん。
人生思い通りにはいかないもんね。

だから、同じ会社にずっとお勤めの人はキラキラ輝いて見えるわ。
自分には絶対にできないことをやっている人たちだから。

退職の挨拶でその方は
「仕事で一番大切なのは誠実さだ」
とおっしゃった。これは本当にその通りだと思う。

誠実でありたいわ。仕事にも人にも。
仕事は嫌いだけど、やっている以上は手抜きをせずに
誠実に向き合っていきたい。

いつまでやるか、やれるか分からないし、嫌いなんだけどね。

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