今日は朝晩寒かった。3月も末だというのに、週末には桜が咲くらしいのに
冬のコートにマフラーで出かけた。なのに花粉は飛ぶ。
首はまだガチガチ。喉の調子も悪くて声もかすれているけど
今日は歌のレッスンの日。
声が出にくかったけど、リップロールもハミングも
喉に力が入らず出来るようになった。
毎日練習しているし。
上手く出せない低音、先生に相談してみたら
高いところは後に抜くけど、低音は前で上のほうに
両手でそっと掲げるような感じで唄ってみて、と言われた。
低音を唄うときは、つい両手を掲げでしまう。
でもイメージはなんとなくつかめたわ。
低音の「の」が上手く音にならなかった。
Nの音を最初に出して伸ばしてから母音を乗せてやってみて
と言われた。音はべたっと太くせずに点にとんと当てるように。
この通りにやってみたら、低音で「の」、出た!
低音でも音のポジションは下げないように、とまた注意を受ける。
踏ん張ると下に引っ張られるから、力を入れ過ぎないように、と。
柔らかく低音を出すのって難しいなあ。
今日から課題曲が「朧月夜」になった。
これは高音主体の歌だけど、こっちの方が歌いやすい。
高音を出すときは、支えるために
船をこぐように両腕を後ろに引っ張って
お腹の筋肉をななめ上に揚げるようにして、と。
これって、腹直筋で横隔膜を上に揚げる、というやつね。
前の声楽発声講座で説明してもらったやつ。
腹筋を固めるのではなく、腹筋を上に引っ張り上げるように。
これをやると結構高い音でも出せるのね。
おお、出るよ!と自分でも驚いた。しかもかすれてないし。
でも途中で力が抜けると、途端に声がかすれるのが不思議だわ。
まだ自分では良く分からないけど、口内で音が当たるところによって
まったくかすれない箇所と、がさがさにかすれて声が割れる箇所があるのね。
ちょっと場所が変わっただけで、なぜこうなるんだろう。
かすれないところに当てると、びっくりするほど高くて明るい声が出せるし
先生も、その声でいいですよ、とおっしゃるのだけど
常にそこに当てるのが難しい。
両の掌を目の前で掲げてみたり、船を漕いでみたり
空間の一点をぽんと指さしてみたり
身振り手振りをつけて、唄っているのだか踊っているのだか。
ものすごく体力使ったけど、楽しかった。
とりあえず、覚えていることだけメモ。
明日は忙しいから、お風呂に入ってさっさと寝る。
2017年3月27日月曜日
いまさらながら英会話
金曜日の帰りに職場近くにある居酒屋の前を通ったら
開店祝いのお花に「お花をご自由にお持ち帰りください」という張り紙がしてあった。
この店は21日にオープンしたので、お花は萎れかけていて
昼間に通ったときには、小学生の女の子たちが楽しげにお花を選んでいたけど
夕方になったらさすがにほとんどなくなっていた。
しおれかけのユリの枝に蕾が二つ付いていたので
それをもらって帰ることにしたけど、弁天町まで歩いて帰っているうちに
くったりしてしまった。
家に帰って水切りして一晩水に漬けていたら、翌日にはしゃんとしてきた。
いい香り。
土曜日の午後、難波の英会話学校にお試レッスンに行った。
私は翻訳者で通訳のトレーニングは受けたことがないし
正直英語を話す方は自信がないけど
インハウスの仕事の場合、翻訳だけだと仕事が少ないし時給も安い。
だから翻訳だけでなく社内の電話会議の通訳もやって欲しいと言われたら
絶対に引き受ける。で、大概なんとかなる、てか、無理になんとかしてきた。
実は今の仕事も通訳で契約しているのだけど
ここではまだ一度も通訳をやっていない。
その前の職場では週一で電話会議の通訳があったのに
半年以上やっていないとなると、さすがに不安になってくる。
英語だけでなく日本語もそうだけど、
言葉というのは話さないと瞬間的に出てこなくなるんだよね。
家でオーバーラッピングやシャドウイングはやっているけど
やはり会話や通訳とは違う。話さなきゃ話せない。
で、とにかく話す機会を増やすために、英会話学校に行こうかなと思った。
それを翻訳者仲間でもある友人たちに漏らすと、
「いまさらなんで英会話学校なんて行くの?お金がもったいないから止めとき!」
と呆れられた。
そういう友人たちも、実は学校には通い続けている。
でも、それはインターとかサイマルとかILCみたいなプロを目指す人が行く学校の
医療関係の通訳コースのような、専門知識を学ぶクラスで
コースを変えて何年も通い続ける人もいる。
医療翻訳をやっている友人なんて、アメリカの大学院を出ているのに
土曜日は集中して勉強する日と設定して通い続けている。
私もインターに行きたいけど、学費が結構高くてためらっているの。
ちなみに私、海外勤務経験はあるけど留学経験はない。
周りの同業者はほとんどが海外の大学や大学院を出ているから
留学していないことが結構コンプレックスになっているわ。
あー、若い時に無理してでもアメリカかイギリスの大学に留学しておくんだったわ。
留学経験なしで翻訳・通訳をやっている人は別に珍しくない。
通訳は専門教育を受けていないので、何とも言えないけど
翻訳、とくに技術系の英語や英文の契約書を書くには訓練が必要なので
留学していたからといっていきなり書ける訳ではないの。
とりあえず書く方は、一度も苦情が出たことはないし
アメリカ人の技術者からも、クリアで分かりやすい文章だと言われた。
(決して上手いと言われた訳ではない)
留学経験者からも、ここどんなふうに書けばいいかな?と質問されることも多いので
とりあえず通じる文章は書けているのではないかと思うけど(自信はない)
話す方はそうはいかない。特に通訳となると人の言葉を瞬時に英語に直さないといけないので
私には結構荷が重いわ。
私がやるのは逐次通訳だけど、大まかに意味をまとめてもらっていいよ
と言われることが多いのでなんとかやれている。ウィスパリングなんてとてもとても。
まだ英語にする方は、自分の知っている単語で組み立てられるけど
日本語にする方は、まず聞き取れなければどうにもならない。
あるメーカーさんでアメリカとの早朝電話会議に出たことがあるけど
そのアメリカ人がものすごく早口、しかも話が長い。
私は契約したばかりで開発している技術の内容も全く分からない。
その時は出席した技術者に英語の堪能な人がいたので通訳しなくてよかったけど
議事録を取らなきゃいけなかったので、もう冷や汗だらだらだったわ。
私が必死でメモっている間、上司は隣で居眠りしているし。
そのメーカーさんで複数ヶ所を結んでウェブ会議をやった時は
シンガポール人と香港人と北京の中国人に、それぞれ別のなまりのある英語で
同時に早口でまくしたてられた。聞き取れなくて気絶するかと思った。
これ通訳しろって?無茶言うなよ!という感じ。
それでもなんとか、だましだましやってきたけど
これを仕事にしている本職の通訳さんは天才じゃないかと思うわ。
どうやってなまりのある英語を聞き取っているんだろう?
凡人、しかも怠け者の私も、今の職場でいきなり通訳!
と言われたときに困らないようになんとかしておかなくては。
そう思って、あるお値段安めの英会話学校のお試し四回コースに行って見た。
カウンセリングの結果、いきなり上級クラスになっちゃいましたよ。
私が上級に入れるくらいだから、その学校のレベルお察しという感じだけど
レッスンはなかなか興味深かった。
とにかく何度も何度もリピートさせて、口からすらすら出るようにするレッスンで
グループレッスンだけど時間が75分と長め。
先生は日本人だけど帰国子女かハーフで英語はネイティブなみ。
表現のパターンをリピートするだけで会話を成立させられるようになるのか?
という疑問はあるけど、リエゾンのことも詳しく説明してくれるし
イントネーションにかなり力を入れているので、生徒さんの英語は
日本人に多い、抑揚のないぺたっとした英語じゃないのね。
言い替えの表現も何種類も教えてくれるし、英語を話す筋肉を鍛える
という点では良い学校かもしれない。
なにせ、安いし。
結局これになるのね。
同じようなことなら家でも出来るような気がするけど
怠け者だから、外から自分に縛りをかけた方がいい。
迷ったけど、筋トレのつもりで半年ほど通ってみることにした。
学校に行っても行かなくても、外国語って毎日努力しないと上達しないけど
半年でどこまで成果を出せるか、頑張ってみる。
明日は歌のレッスン。ヴィックス舐めなきゃ。
開店祝いのお花に「お花をご自由にお持ち帰りください」という張り紙がしてあった。
この店は21日にオープンしたので、お花は萎れかけていて
昼間に通ったときには、小学生の女の子たちが楽しげにお花を選んでいたけど
夕方になったらさすがにほとんどなくなっていた。
しおれかけのユリの枝に蕾が二つ付いていたので
それをもらって帰ることにしたけど、弁天町まで歩いて帰っているうちに
くったりしてしまった。
家に帰って水切りして一晩水に漬けていたら、翌日にはしゃんとしてきた。
いい香り。
土曜日の午後、難波の英会話学校にお試レッスンに行った。
私は翻訳者で通訳のトレーニングは受けたことがないし
正直英語を話す方は自信がないけど
インハウスの仕事の場合、翻訳だけだと仕事が少ないし時給も安い。
だから翻訳だけでなく社内の電話会議の通訳もやって欲しいと言われたら
絶対に引き受ける。で、大概なんとかなる、てか、無理になんとかしてきた。
実は今の仕事も通訳で契約しているのだけど
ここではまだ一度も通訳をやっていない。
その前の職場では週一で電話会議の通訳があったのに
半年以上やっていないとなると、さすがに不安になってくる。
英語だけでなく日本語もそうだけど、
言葉というのは話さないと瞬間的に出てこなくなるんだよね。
家でオーバーラッピングやシャドウイングはやっているけど
やはり会話や通訳とは違う。話さなきゃ話せない。
で、とにかく話す機会を増やすために、英会話学校に行こうかなと思った。
それを翻訳者仲間でもある友人たちに漏らすと、
「いまさらなんで英会話学校なんて行くの?お金がもったいないから止めとき!」
と呆れられた。
そういう友人たちも、実は学校には通い続けている。
でも、それはインターとかサイマルとかILCみたいなプロを目指す人が行く学校の
医療関係の通訳コースのような、専門知識を学ぶクラスで
コースを変えて何年も通い続ける人もいる。
医療翻訳をやっている友人なんて、アメリカの大学院を出ているのに
土曜日は集中して勉強する日と設定して通い続けている。
私もインターに行きたいけど、学費が結構高くてためらっているの。
ちなみに私、海外勤務経験はあるけど留学経験はない。
周りの同業者はほとんどが海外の大学や大学院を出ているから
留学していないことが結構コンプレックスになっているわ。
あー、若い時に無理してでもアメリカかイギリスの大学に留学しておくんだったわ。
留学経験なしで翻訳・通訳をやっている人は別に珍しくない。
通訳は専門教育を受けていないので、何とも言えないけど
翻訳、とくに技術系の英語や英文の契約書を書くには訓練が必要なので
留学していたからといっていきなり書ける訳ではないの。
とりあえず書く方は、一度も苦情が出たことはないし
アメリカ人の技術者からも、クリアで分かりやすい文章だと言われた。
(決して上手いと言われた訳ではない)
留学経験者からも、ここどんなふうに書けばいいかな?と質問されることも多いので
とりあえず通じる文章は書けているのではないかと思うけど(自信はない)
話す方はそうはいかない。特に通訳となると人の言葉を瞬時に英語に直さないといけないので
私には結構荷が重いわ。
私がやるのは逐次通訳だけど、大まかに意味をまとめてもらっていいよ
と言われることが多いのでなんとかやれている。ウィスパリングなんてとてもとても。
まだ英語にする方は、自分の知っている単語で組み立てられるけど
日本語にする方は、まず聞き取れなければどうにもならない。
あるメーカーさんでアメリカとの早朝電話会議に出たことがあるけど
そのアメリカ人がものすごく早口、しかも話が長い。
私は契約したばかりで開発している技術の内容も全く分からない。
その時は出席した技術者に英語の堪能な人がいたので通訳しなくてよかったけど
議事録を取らなきゃいけなかったので、もう冷や汗だらだらだったわ。
私が必死でメモっている間、上司は隣で居眠りしているし。
そのメーカーさんで複数ヶ所を結んでウェブ会議をやった時は
シンガポール人と香港人と北京の中国人に、それぞれ別のなまりのある英語で
同時に早口でまくしたてられた。聞き取れなくて気絶するかと思った。
これ通訳しろって?無茶言うなよ!という感じ。
それでもなんとか、だましだましやってきたけど
これを仕事にしている本職の通訳さんは天才じゃないかと思うわ。
どうやってなまりのある英語を聞き取っているんだろう?
凡人、しかも怠け者の私も、今の職場でいきなり通訳!
と言われたときに困らないようになんとかしておかなくては。
そう思って、あるお値段安めの英会話学校のお試し四回コースに行って見た。
カウンセリングの結果、いきなり上級クラスになっちゃいましたよ。
私が上級に入れるくらいだから、その学校のレベルお察しという感じだけど
レッスンはなかなか興味深かった。
とにかく何度も何度もリピートさせて、口からすらすら出るようにするレッスンで
グループレッスンだけど時間が75分と長め。
先生は日本人だけど帰国子女かハーフで英語はネイティブなみ。
表現のパターンをリピートするだけで会話を成立させられるようになるのか?
という疑問はあるけど、リエゾンのことも詳しく説明してくれるし
イントネーションにかなり力を入れているので、生徒さんの英語は
日本人に多い、抑揚のないぺたっとした英語じゃないのね。
言い替えの表現も何種類も教えてくれるし、英語を話す筋肉を鍛える
という点では良い学校かもしれない。
なにせ、安いし。
結局これになるのね。
同じようなことなら家でも出来るような気がするけど
怠け者だから、外から自分に縛りをかけた方がいい。
迷ったけど、筋トレのつもりで半年ほど通ってみることにした。
学校に行っても行かなくても、外国語って毎日努力しないと上達しないけど
半年でどこまで成果を出せるか、頑張ってみる。
明日は歌のレッスン。ヴィックス舐めなきゃ。
2017年3月22日水曜日
倒し
今日は忙しかった。あっという間に時間が過ぎたわ。
機器の仕様が良く分からない、名称も良く分からないので
それを調べるだけで時間が経ってしまった。
点検用マニュアルを訳していたら、「倒し」という言葉が出てきた。
壁面が劣化して斜めになっているかどうかを確認するために
その傾きを測定する、というもの。
「倒し」とはその壁面が傾いていることを意味するらしい。
3月23日 修正
「倒し」の意味を担当者に聞いてみた。
傾きじゃなかった!
この意味は、内部の耐熱素材が劣化して
膨張して、押されて基準面から前に飛び出すことだった。
ふー、危ない、危ない。
いままでずっとITやってきていたから、大まかなことは聞かなくても判断できたけど、
設備やプラントは初めて(厳密には二回目)
良く分かっていないことを勝手に判断するのは危険ね。
てか、ぜんぜん「倒れて」ないじゃん。
「倒し」って特定部署限定の用語だったわ。
傾いているのではなく、素材の「迫り出し」や「張り出し」、「浮き上がり」
の方が近かった。
で、何にする?この訳語。
突出するという意味なら、いろいろある。
protrudeやstick outなら棒状のものがとびだしている感じ。
project jut outは空間に突き出ているという感じかな。jet outは噴出。
もっと漠とした表現、extend outward, expand outwardもあるけど
形状がいまひとつ曖昧。
現象がはっきりと分かる言葉を選ぶべきね。
ここでは、タイル状、あるいは煉瓦状のものが膨張して
目地の部分が細くなって、素材同士がぶつかり合い
重なりあって、標準面から押し上げられた状態になることなので
lift(迫り出し)にしてみた。
浮き上がると言うことでfloatingもよさそうだけど
「浮き上がり」という言葉が別に出てきた。
若手社員さんが、文書の冒頭にグロサリーを付ける予定なので
一語一義で浮き上がりはfloating、迫り出しはliftと定義することにしよ。
しかし繰り返すけど、なんでこの現象を「倒し」と表現したんだろう。謎。
****
では、「傾き」と訳せばいいと考えて、「傾き」で思い浮かぶ単語は
tilt
slant
lean
incline
どれが当てはまるのだろう。そもそも違いは何よ。
読みやすいColinsで調べてみましょう。
tiltは
If you tilt an object or if it tilts, it moves into a sloping position with one end or side
higher than the other.
傾いた位置に動くことで、一方の端がもう一方の端よりも高い位置にある。
でも名詞になると、tiltはその傾いた角度という意味もあるらしい。
さらに
to incline or cause to incline at an angle
という説明もあった。
slantは
Something that slants is sloping, rather than horizontal or vertical
水平あるいは垂直よりも傾斜していること。
別の説明では
to incline or be inclined at an oblique or sloping angle
さらに別の辞書の説明では名詞の場合
degree of deviation from a horizontal plane
水平面からずれいている度合い、偏向の度合いってことか。
leanは、lean on ~、lean against ~で
~にもたれかかる、よりかかるという言い方はよくするよね。
to incline or cause to incline from a vertical position
垂直の位置から傾く、傾かせるってことね。
lean against the wall で壁にもたれかかる。
inclineは動詞になると
to deviate or cause to deviate from a particular plane, esp a vertical or horizontal
plane; slope or slant
垂直あるいは水平のような特定の平面からずれることあるいは、ずれを起こすこと
slantと同じような意味なのね。
これが名詞のinclinationだと
the degree of deviation from a particular plane, esp a horizontal or vertical plane
辞書を引いたら余計に分からなくなってきた。
みんな同じような意味だなあ。
とりあえず説明で一番よく出てくるのはto incline
ってことは、inclineを使っておくのが一番無難な気がする。
(ものすごくいい加減な理由)
これでいいかどうか、まったく自信がない。
他に質問サイトなんかを検索してみても、いまひとつピンとこない。
inclination of the wall
wall inclination
でググってみたらそれらしい文章がいくつも出てきたので
とりあえずinclinationにしておいた。
傾斜角度がinclination angleだから、それほど遠くはない、はず。
今日は疲れていたので、 これ以上調べる気力がなかった。
てか、この単語に時間を取られていたら先に進めない。
あ、設計部門の技術者に問い合わせればいいのか。
そうだ、そうしよう。
なんちゅーいい加減な仕事ぶりであろうか。
機器の仕様が良く分からない、名称も良く分からないので
それを調べるだけで時間が経ってしまった。
点検用マニュアルを訳していたら、「倒し」という言葉が出てきた。
壁面が劣化して斜めになっているかどうかを確認するために
その傾きを測定する、というもの。
「倒し」とはその壁面が傾いていることを意味するらしい。
3月23日 修正
「倒し」の意味を担当者に聞いてみた。
傾きじゃなかった!
この意味は、内部の耐熱素材が劣化して
膨張して、押されて基準面から前に飛び出すことだった。
ふー、危ない、危ない。
いままでずっとITやってきていたから、大まかなことは聞かなくても判断できたけど、
設備やプラントは初めて(厳密には二回目)
良く分かっていないことを勝手に判断するのは危険ね。
てか、ぜんぜん「倒れて」ないじゃん。
「倒し」って特定部署限定の用語だったわ。
傾いているのではなく、素材の「迫り出し」や「張り出し」、「浮き上がり」
の方が近かった。
で、何にする?この訳語。
突出するという意味なら、いろいろある。
protrudeやstick outなら棒状のものがとびだしている感じ。
project jut outは空間に突き出ているという感じかな。jet outは噴出。
もっと漠とした表現、extend outward, expand outwardもあるけど
形状がいまひとつ曖昧。
現象がはっきりと分かる言葉を選ぶべきね。
ここでは、タイル状、あるいは煉瓦状のものが膨張して
目地の部分が細くなって、素材同士がぶつかり合い
重なりあって、標準面から押し上げられた状態になることなので
lift(迫り出し)にしてみた。
浮き上がると言うことでfloatingもよさそうだけど
「浮き上がり」という言葉が別に出てきた。
若手社員さんが、文書の冒頭にグロサリーを付ける予定なので
一語一義で浮き上がりはfloating、迫り出しはliftと定義することにしよ。
しかし繰り返すけど、なんでこの現象を「倒し」と表現したんだろう。謎。
****
では、「傾き」と訳せばいいと考えて、「傾き」で思い浮かぶ単語は
tilt
slant
lean
incline
どれが当てはまるのだろう。そもそも違いは何よ。
読みやすいColinsで調べてみましょう。
tiltは
If you tilt an object or if it tilts, it moves into a sloping position with one end or side
higher than the other.
傾いた位置に動くことで、一方の端がもう一方の端よりも高い位置にある。
でも名詞になると、tiltはその傾いた角度という意味もあるらしい。
さらに
to incline or cause to incline at an angle
という説明もあった。
slantは
Something that slants is sloping, rather than horizontal or vertical
水平あるいは垂直よりも傾斜していること。
別の説明では
to incline or be inclined at an oblique or sloping angle
さらに別の辞書の説明では名詞の場合
degree of deviation from a horizontal plane
水平面からずれいている度合い、偏向の度合いってことか。
leanは、lean on ~、lean against ~で
~にもたれかかる、よりかかるという言い方はよくするよね。
to incline or cause to incline from a vertical position
垂直の位置から傾く、傾かせるってことね。
lean against the wall で壁にもたれかかる。
inclineは動詞になると
to deviate or cause to deviate from a particular plane, esp a vertical or horizontal
plane; slope or slant
垂直あるいは水平のような特定の平面からずれることあるいは、ずれを起こすこと
slantと同じような意味なのね。
これが名詞のinclinationだと
the degree of deviation from a particular plane, esp a horizontal or vertical plane
辞書を引いたら余計に分からなくなってきた。
みんな同じような意味だなあ。
とりあえず説明で一番よく出てくるのはto incline
ってことは、inclineを使っておくのが一番無難な気がする。
(ものすごくいい加減な理由)
これでいいかどうか、まったく自信がない。
他に質問サイトなんかを検索してみても、いまひとつピンとこない。
inclination of the wall
wall inclination
でググってみたらそれらしい文章がいくつも出てきたので
とりあえずinclinationにしておいた。
傾斜角度がinclination angleだから、それほど遠くはない、はず。
今日は疲れていたので、 これ以上調べる気力がなかった。
てか、この単語に時間を取られていたら先に進めない。
あ、設計部門の技術者に問い合わせればいいのか。
そうだ、そうしよう。
なんちゅーいい加減な仕事ぶりであろうか。
2017年3月15日水曜日
対応する
朝からゴミ出ししていたらいつもの電車に乗り遅れて
一本遅い電車で行ったら三分遅刻した。
今日は上司が出張中だし、若手社員さんは週末からの出張準備で忙しいし
朝からせっせとマニュアル翻訳にいそしんだ。
これは来週中に全部仕上げるように言われているけど
この調子だと今週中に終わっちゃいそう。
なんか気分が晴れてきたので、帰りにまた立呑んでしまった。
カウンターで隣にいたお客さんが、シェフ(店長に)
お酒は飲むのかと聞いていた。
なんとシェフは下戸でした。匂いだけで駄目なんだって。
美味しいアテを作っているシェフが下戸なんだから
下戸の客が立ち呑んでいてもおかしくないよね。
しょっちゅう一人で呑んでいるから、お酒に強いと思われがちだけど
繰り返すが私は基本的に下戸でお酒は弱い。
家ではまったく呑まない。昔は外でも呑まなかった。
父がアルコールを受け付けない体質なので、飲酒習慣のない家庭で育ったし
お酒を飲みながら食事をする、ということ自体どういうことか理解できなかった。
学生の時は食べる方専門で、酔った友達を連れて帰る役回りだった。
それで別に支障はなかったのだけど、社会人になると
さすがにお酌してもらったお酒に口をつけないわけにはいかない。
ビール二口で酔う私、えらい人にまあまあと注がれると断れなくて
一口だけ、を繰り返しているうちにすっかり酔っぱらってしまった。
そして、鍋奉行になった、らしい(自分では覚えていない)
出汁の出る物から先に入れないとダメでしょ!
あーっ、なんで今春菊を入れるの?
そんなに早く入れたら色が汚くなるでしょ、ちょっとは頭使いなさいよ!
豆腐にスが入ってる。煮込みすぎないうちにさっさと食べなさい!
と、仕切りまくり、あげく上司の夜食の食べ方にまで文句をつけた、らしい。
毎晩毎晩、菓子パンを食べていらっしゃるけど
パンはまるごと齧っちゃ駄目、ちゃんとちぎって食べてください!
という謎の説教までした、らしい。
さらに、二次会で行った小料理屋では女将さんを相手に
水回りが汚いのは我慢できない、お手洗いが汚いのは許せない、と
掃除の大切さについて熱弁をふるった、らしい。
翌日同僚から「夕べは凄かったよ」と話を聞かされて
恥ずかしくて気絶するかと思った。
以来、外では絶対に呑まないようにしていたのだけど
いつのまに、しかもひとりで呑むようになったんだろう?
何かのきっかけがあったのだろうけど、記憶にないわ。
きっと都合が悪いことだろうから、思い出せなくてもいいけど。
****
酔っぱらったまま仕事の備忘録。
「対応する」という言葉、よく使われるけど訳する時は結構迷う。
具体的にどういうことなのかによって、選ぶ単語が違ってくる。
あるデバイスがこの機種に対応している、という場合なら
compatible with (この機種)になるし
こっちのAがあっちのBに対応する、相当するという意味合いなら
correspond to だし
お客様に対応なら
deal with the customer かな
** 追記
大事なの忘れてた。
組み込み系で良く出てくる対応
この機種はAという機能に対応していると言う場合は
support A
このPCは無線LAN対応、だったら
This PC supports Wireless LAN
今回出てきたのは、「工場の見学客への対応」
工場見学のお客さんに対応するというのはつまり
工場の中を案内していろいろ説明するってことだよね。
それなら、attend to visitors になるのかな。
deal with でもいいような気がするけど。
「対応」って言葉、いつも悩むから嫌い。
明日は歌のレッスンだよー。
こういうときに限って声がかすれているわ。
2017年3月6日月曜日
上申する
あー、また一人で立呑んでしまいましたよ。
今日は帰りに駅三つ分歩こうと思って
スニーカーを履いて、リュックサックしょって来たのに
仕事が終わって外に出たとたん、雨が降ってきた。
せっかく歌いながら歩こうと思っていたのに、ぶー、ぶー。
〆サバの炙りなんとか(名前をまだ覚えられない)がやっぱり美味しかった。
美味しくて泣きそうになった。
カウンターの端で呑んでいたら、お店の人に話しかけられた。
「もっと奥の場所が良くないですか?」
????いえ、別にどこでもいいですよ、と答えると
「いつもあの角の所で音楽に合わせて ・・・」
ひえ~~~っ!見られていたのか。
踊ってます。店でかかっているシャンソンに合わせて一人で踊ってます。
「いつもノリノリで楽しそうだなーと思って」
ああ、もう、赤面。
楽しいですよ。楽しいけど、これはさすがに恥ずかしいわ。
今後は自重しよう。
お酒に弱いのに立ち呑むのは、座って呑んだら寝てしまうからです。
特にビールがダメで、宴会でも最初の乾杯のビールを
最後まで飲み干せたことがない。
二口くらいでもう頭がくらくらするぐらい酔ってしまう。
なら呑むな、という話なのだけど
酒には弱くても、呑み屋は好きなのよ。
***
恥ずかしいから、酔っぱらいながらも真面目な話をする。
「上申する」という言葉。
辞書には、report、submitとでている。
私もこの言葉が出てきたときは
submit the report to our managing director
(テキトーです)
みたいに書いていた。
でも、これまで働いた外資含む複数の企業では、escalate を使っていたのね。
escalate this issue to the board of directors
みたいな感じ(テキトー)
上申することを「エスカレーションする」とも言うわ。
この企業が全部IT系だったので、これはIT業界だけが使うのかしら
と思っていたら、普通のビジネス用語なのね。
輸出やっていたときには出てこなかった。
というより、下っ端だったので上申するというシチュエーションに遭遇したことがなかった。
IT用語辞典 e wordsの説明が分かりやすいです。
今日は帰りに駅三つ分歩こうと思って
スニーカーを履いて、リュックサックしょって来たのに
仕事が終わって外に出たとたん、雨が降ってきた。
せっかく歌いながら歩こうと思っていたのに、ぶー、ぶー。
〆サバの炙りなんとか(名前をまだ覚えられない)がやっぱり美味しかった。
美味しくて泣きそうになった。
カウンターの端で呑んでいたら、お店の人に話しかけられた。
「もっと奥の場所が良くないですか?」
????いえ、別にどこでもいいですよ、と答えると
「いつもあの角の所で音楽に合わせて ・・・」
ひえ~~~っ!見られていたのか。
踊ってます。店でかかっているシャンソンに合わせて一人で踊ってます。
「いつもノリノリで楽しそうだなーと思って」
ああ、もう、赤面。
楽しいですよ。楽しいけど、これはさすがに恥ずかしいわ。
今後は自重しよう。
お酒に弱いのに立ち呑むのは、座って呑んだら寝てしまうからです。
特にビールがダメで、宴会でも最初の乾杯のビールを
最後まで飲み干せたことがない。
二口くらいでもう頭がくらくらするぐらい酔ってしまう。
なら呑むな、という話なのだけど
酒には弱くても、呑み屋は好きなのよ。
***
恥ずかしいから、酔っぱらいながらも真面目な話をする。
「上申する」という言葉。
辞書には、report、submitとでている。
私もこの言葉が出てきたときは
submit the report to our managing director
(テキトーです)
みたいに書いていた。
でも、これまで働いた外資含む複数の企業では、escalate を使っていたのね。
escalate this issue to the board of directors
みたいな感じ(テキトー)
上申することを「エスカレーションする」とも言うわ。
この企業が全部IT系だったので、これはIT業界だけが使うのかしら
と思っていたら、普通のビジネス用語なのね。
輸出やっていたときには出てこなかった。
というより、下っ端だったので上申するというシチュエーションに遭遇したことがなかった。
IT用語辞典 e wordsの説明が分かりやすいです。
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また放置、そしていつのまにか春
歳月が流れるのは早いなあ。 ぼーっとしている間に一年が終わり、年が明けたと思ったらもう2月も終わり。 父が手術で入院したりとバタバタしていたので2月半ばまで実家でリモートワークした。 いやー、仕事になりませんわ。 18時まで仕事なのに、5時過ぎから母に「ごはん作るの手伝え...

-
今日は朝から暑くて、朝の通勤電車の中で倒れるかと思った。 会社でも頭がふらふらしていたし、もしかして熱中症だったのかしら。 午後になるとPCが熱くて、意識が飛んでた。 **** 夜、英会話教室に行くとクラスの生徒は私ひとりだった。 先生独占!はいいんだけど、今日も難...
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あー、喉がパンパン。鼻が止まらない。 すっかり風邪を引いてしまった。 でも金曜日はネイティブチェックに回す仕事があったので 一時間遅れで出社。体調が悪い時に限って仕事が重なるのね。 木曜日の夜には扁桃腺が腫れて、片側の耳が詰まったみたいになって ずっと耳鳴りしていた。...
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今日も朝から電車が遅れた。 京都駅で非常ベルが押されたんだってさ。 挑まれているのだろうか、やっぱり。 今日職場で話題になった、違いが良く分からない単語。 garbage refuse waste どれも、ゴミです。 garbageというのは、分かる。 ...