オペラ歌手、山中雅博さんのワークショップ
「山中雅博のNewみんなで歌うで~!」に行って来た。
近所のお店にチラシが置いてあって予定を知ったの。
山中雅博さんは去年、近所のお寺でカンツォーネを歌われたのだけど
その時は楽団の演奏会があったので、残念ながら聴きに行けなかった。
ちょっと気になってたので、思い切って参加してみました。
いやー、面白かった!楽しかった!めちゃくちゃ勉強になったわぁ。
腰回りの筋肉のほぐし方から、腹式呼吸のやり方、身体を共鳴させる方法から
歌唱のヒント、さらに山中先生の歌とバイオリンまで聴けるという
ボリュームたっぷりな内容で、参加費用はたったの999円!
なんでハンパな金額なんでしょうか。もういっそ1000円でええやん。
一円玉が溜まり過ぎて困ってはるんやろか?
首の後ろの大きな神輿ダコもりりしい中山先生。
ピアノは10年ともに活動していらっしゃる増田敏子さん。
興味深いお話がいっぱいだったので、覚えている範囲でメモしとく。
腰回りを柔らかくする体操がよさそうだった。毎日やろう。
姿勢とか呼吸の仕方は、私の先生に教わった方法と同じだったけど
腹式呼吸の練習で、息を吸う長さよりも吐く長さを長くするのが難しかった。
例えば5秒吸って7秒で吐く。4秒吸って8秒で吐く、と言う風に
吸う時間を短くして、逆に吐く時間を長くする。
二秒で吸って10秒で吐くときは、7秒あたりから苦しくなるので
丹田に力を込める。こうすると同じように息が吐ける。
・・・はずなんだが、上手くいかなかった。これは毎日練習するわ。
歌のお稽古では、よく「こういうイメージで」という指導がされるけど
イメージすることで脳が身体をそのように動かそうとするんだって。
例えば、猫の真似をしてくださいと言われると、猫を思い浮かべて
猫のように小さく丸まって、にゃーんとやるけど
それは思い描いた猫のイメージ通りに身体が動いているということ。
イメージすることがとても大事。
歌うときは全身を共鳴させる。頭だけでなく身体も脚も全身。
共鳴させる時も、自分が共鳴する楽器になったとイメージする。
そうすると自然に共鳴腔が開く。
声は後ろではなく前に出す。自分よりも前で声が出ているようなイメージで。
これは私の先生がいつもおっしゃることと同じね。
発声練習の後、歌を四曲練習した。
「みかんの花咲く丘」「琵琶湖周航の歌」「朧月夜」「カチューシャ」
まず驚いたのは、参加者の方の声が大きいこと。
合唱をやっていらっしゃる方向けのワークショップで
参加者のほとんどが60代から70代とお見受けしましたけど
すごく大きいしっかりした声で歌われるのね。
それに息が続くところも凄い。
ちゃんと練習を続けていればこの年齢になってもしっかり歌えるんだ
と思うと、何となく心強いですわ。
息をどれくらいの強さで歌っていいのか分からなくて
周りに合わせて同じように大きな声、つまり強めの息で歌っていたら
息が続かなかった。しかも疲れてヘロヘロ。
うちの先生は、息は弱めで良い、大声を出さなくても良いとおっしゃるのだけど
合唱での息の強さってどのくらいにすればいいんだろう。
あと、全部の曲でキーが低い。地声で歌えば出る高さだけど
裏声で出すのは結構しんどい。合唱って地声で歌っていいんだろうか?
歌唱の指導もしていただきました。
「みかんの花咲く丘」は8分の6拍子なので、ついつい身体を左右にゆすって
前を強く歌ってしまいがちだけど、この歌はみかん畑を眺めて亡き母を偲ぶ歌なので
みーっかん~のっはっなが~、みたいな歌い方はしない。
みかん畑を眺めながら、ああお母さんと見たみかんの花が咲いているなあ、と
心にみかん畑を浮かべながら、広がりを持たせて歌う。
イメージすることで母音に色づけをする。明るく歌うことで母音の響きが明るくなる。
子音は前で。母音は音に当てる。
先生の御指導通りに歌っていると、みなさん聴く側になっていますよ、と。
歌いながら自分の歌をしみじみ聴いている、と。
聴く側ではなく伝える側なのだから、聴いている人に伝えなければいけない。
聴き手として歌わないこと。
「琵琶湖周航の歌」
琵琶湖を望む広大な風景をイメージすること。
(広大ったって、先生、琵琶湖ですよー、琵琶湖)
サ行を凛々しく歌うこと。武士のように、バンカラ学生のように。
苦手の子音S。綺麗に出すのはなかなか難しいわ。
「朧月夜」
この歌、二年前に習ったのに全然歌えない、てかキーが低すぎで出ない。
凹んだー。
「カチューシャ」
きみなきさとにも、を弾ませない。弾ませるとロシア民謡にならない。
ここは、とろけるチーズをひっぱるようにねばっこく。
歌の練習のあとは先生の歌とバイオリン。
素敵なお声。曲のタイトルは分からないけど
多分、「マリウ 愛の言葉を」かなあ?
CDに入っている曲だそうです。
この写真、かっちょいいわー。CD買っちゃおうかしら。
「彼女に告げてよ」この曲、情熱的ですごく好きなのね。
他にもためになるお話をたくさん聞かせていただいたのに、
メモを取らなかったから思い出せない。私のアホアホ。
次回はちゃんとメモろう。次は7月7日です。
2019年6月23日日曜日
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