2019年7月4日木曜日

グツグツに煮詰まった歌のレッスン

毎日雨ばっかりで鬱陶しいわー。
鬱陶しくても今日は歌のレッスンの日。
ぱーっと歌うわよ~!!
とならないところが残念である。
口内から喉にかけて腫れていて、声が前に飛ばない。
口の中がすごく狭い。

んでも頑張るよー。

****

ずっとずっと繰返し言われていること。
低い音も高い音と同じ高い位置で歌う。下げない。
それが出来てないのよね。
喉が腫れて口内が狭くなっているときは
いつもより大きく開かないといけない。
当たっていると思った音が当たらないから
いつもより息を強めにしないといけない。
そんなことで頭がいっぱいになると、基本的なことをコロっと忘れちゃう。

発声練習のときにさっそく指摘されてしまった。
とにかく、低い音も一番高い音と同じ位置で発声すること。

課題曲'O sole mio
もう、駄目。全然駄目。
明るい曲なのに声がぺらぺら。
これはきっと喉の調子が悪いからだわ―。
調子の良い時なんてなかったけどー。

とにかく、低音が全然出ない。
無理に出そうとすると地声に戻ってしまう。
ここんとこです↓
実際はこの楽譜よりもさらに低くして歌ってます。
シ♭かな。
staのところがどうしても声にならない。
ここになると響きが下がってしまって、音色も暗くなる。
音は下がっても高い位置で歌うこと。
口から声は出ているのだけど、おでこで歌っている
というイメージで歌うように。
上を開けること。
低いところも高いところと同じように上を開いて
開いた広いスペースが明るいような感じで歌うこと、と先生。
この箇所を何度も何度も繰り返して練習して
目にゴーグルをしているつもりで、そのゴーグルの中で歌う
と考えて歌ったらなんとか出るようになった、ふー。

そのあとのfrescaの音がやっぱり下がって潰れる。
先生によると、音楽的に重い音なのでここで息が強くなっている、と。
個人差もあるけど、音によって声帯が耐えられる息の量というのは
大体決まっていて、それを越えると声帯が耐えられなくて
バリバリガサガサした声になるらしい。
ここで息を強くしない。同じ息の量で高い位置で軽く歌うこと。
下げないことを意識して、頬骨より上に声を乗せるようにすると
出た!なんとか歌えた。

ここが上手く高い位置で歌えると、その続きの前半終わりまで
高い位置をなんとかキープできる。
低い音でも上を開いて、高くなるにつれてさらに幅広く開く感じで。

次、後半の高音部で引っかかるところ。
ここですわ↓
このmioのmiがべたっとなってしまう。
縦に上方向に、前に発声すること。
mを発音しようとすると唇が合わさるので
どうしてもそこで音が下がってしまう。
これも同じ。おでこのあたりで声が出ている感じで。

私はどうも子音の発声が駄目みたい。
アで歌ったら高い位置で歌えるのに、歌詞をつければ
とくにSで摩擦音を出すために、口の中に音がこもってしまう。
子音は先に、母音をオンビートと教わったのだけど
子音が強くなりすぎている。子音を低い位置で発音する癖がついているので
意識して下げないようにする。頑張りすぎず高い位置で軽く歌うこと。

歌い出しで高い位置から歌えないと、あとがずっと歌いづらくなるので
ブレスの時に、嬉しい気分で斜め後ろに大きく開く感じで
高い位置まで息を吸って、高い位置で歌うこと。
ブレスの時には常に気を付けて考えて歌うこと。

歌っている間に喉が充血してきたのか、だんだん腫れてきた。
とにかく高く、を意識して歌ったけど、やればやるほど煮詰まってきた。
最後の最後でなんとか響きを高くキープできた。ほっ。

喉の調子が悪いけどテクニックを使ってかすれないように歌えてますね、
これでテクニックを使わないで歌っていたら、もっとかすれていましたよ、
と先生はおっしゃって下さったのだけど、もう上を開くだけで
いっぱいいっぱいですわ。くすん。

この歌、全然歌えないままに煮詰まり過ぎたので
一旦置いて、別の歌を練習することにした。
前の課題曲「初恋」

これも声が出なくて、高音が当たり切らないし
レガートなのに滑らかに歌えない、ポルタメントも忘れてた。
でもあれだけ苦労した、最初の低い音が割とすんなり出た。
もっと低い音が続く曲を練習したから、苦労していた最初の出だしが
意識せずに楽に歌えるようになりましたね、と先生。
やっぱり練習はするもんだなあ。

次の課題曲は、希望を出しました。
ふっふっふ。シューマンの「献呈」やるよー。
この曲好きなの。難しいけど歌いたかったの。
低いところも多い曲だし、ドイツ語の子音は難しいから
苦労すると思うけど、歌えるようになるまで頑張る!

***

今日のレッスンは録音していたので、家で聴いてみると
レコーダーの近くで歌っている私の声よりも
先生の話し声の方がはっきり録音されている。
発声練習で、先生の「イーアーアー、はい!」のあとを続けるのだけど
私が歌った「ア」と、先生の「ア」を比べたら
私のは「ア」になってない。アとウの中間みたいな音。
一方、先生はクリアな「ア」で、しかも音のひとつひとつが粒立ってる。

先生は大声を出していらっしゃる訳ではないのに
話し声も歌声も、すごく通るのね。
当り前といえば当たり前だけど、こういうちょっとしたところでも
声楽家とシロウトにはこんなにも差があるんだ、と愕然とした。

まだまだ練習しなきゃいけないことは山ほどあるなあ。

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