2019年9月26日木曜日

音の形をイメージする歌のレッスン

夕べは寒くて、夜中に起きて布団かぶりなおした。
朝起きたら、喉がガスガス。今日は歌のレッスンなのに大丈夫か?
職場に行ったら、風邪を引いている人が多かった。
急に涼しくなったからかなあ。

夕方には掠れていた声がちょっとマシになった。
ので、歌のレッスン。今日の注意をざくっとメモ。

****

発声練習。
ドレミレドを「イ」と「ア」で。
ブレスしたら上を開いて歌い始める。
「ア」は「イ」よりさらに開くこと。

ドレミファソファミレドを「イ」と「ア」で。
最後のドは力を入れず、前のめりにならないこと。
少ない息で上方に、ふわりと広がるように。
低い音でも響きは同じ高い位置でキープすること。

続いて課題曲「献呈」
毎日毎日、ご近所迷惑になるくらい練習したおかげで、
歌詞とリズムは覚えられたので、細かいところを注意していただいた。

まず最初の苦手部分(てか全部が苦手)
du meine weltのneのミの音が低くて出し難い。
ここで下がってしまうと次のWeltのラが綺麗に出せない。
このミは重要な音ではないので、軽くさらっと歌うこと。
低音に苦手意識があって、きっちり歌おうと力が入ってしまうけど
少ない息でふわっと流す。その方が聴いている側も自然に聞こえる。

今度は高音。
darein ich schwebeと高音になる部分、音自体は出せる。
今日は比較的楽に出せた。お腹よりも背中を膨らまして
下から軽く押し上げると出しやすい。
でも、歌詞がもごもごして言葉にならないの。
先生によると、五線の上にある音は歌詞をはっきり歌うことよりも
きちっと音が出せていることの方が重視される、とのこと。
それでも何言ってるか分からないようではやっぱり問題ね。
ichのchとschwebeのschはひとまとめにして発音する。
音には母音が当たっていないといけないので
まず母音だけで歌ってみる。それが出来たら前に子音を軽くつける。
この部分の音は縦に出すこと。schwebeのweは口を縦に開けたまま
下あごを自然に落としてeの母音を発声する。

次のo du mein Grabのア母音が下がる。
音程は順番に下がっても、響きは高いまま。
横に平たく潰さず、鼻の穴を広げるような感じで上にふわっと上げる。

次のgabのアも一緒。
このアは落とさない。鼻のあたりから上に抜けるような声で。
明るく軽く。ただし鼻声にならないように。

リズムが変わる、Das du mich liebstの部分は
その前のmir beschiedenのあとにブレスができないと
踏ん張ってしまってliebstで潰れる。ここでブレスをすること。
ただ大量の息を吸うのではなく、liebstのあとにブレスが入るので
この四つの音に足りる程度の少量の息を鼻から軽く吸う。
このliebstは横に伸ばすのではない。べちゃっと潰さないように上に。

この部分の最後、リタルダントのdu hebst mich
ここが平たく潰れている。
伴奏に遅れてもいいから、この前でしっかりブレスして上を開き
高い位置で歌う。ここは、前方上方に丸があるようなイメージで
丸の中に音をまとめるように。この丸は平面ではなく球体のイメージ。
奥行を出すこと。奥行を出すためには後を開く。
前後両方に引っ張るけど、響きは前の高い位置で。

続きのliebentのイ母音が下がる。
du hebst michの高いポジションをmichまでキープすること。

一番苦手部分がここ。
guter geistの音が下がる部分でポジションも下がって声がかすれてしまう。
音にきっちり当てようという意識が強くなって、踏ん張っている。
ここの下がる~ter Geist meinは低音で腰を落ち着けてしまわないように。
休みなく音が横に流れているようなイメージで。
高い位置で、とろけるチーズを引っ張るように軽く横に引く。
続きのmein bess'res ichも同じように軽やかに。

この曲はテンポが速くて、ブレスが難しい。
次のフレーズの準備をしっかり出来ないまま、ずるずると歌いがちになる。
テンポは遅れても、ブレスをしたらしっかり上を開くこと。
音が跳躍する箇所では、自分より高い位置にある音を
下から狙って当てていくのではなく、高い位置から軽く下に落とすように。

苦手な部分は、考えて慎重に、ただし力まないように。
低音は大きな声をだす必要はない。少ない息で柔らかく。
響きが高ければそれでも充分聞こえる。

ドイツ語の音は奥気味の発声になるけど、歌うときは奥に引きすぎない。
後ろと前の両方を開いて立体感を付けても、音がうなじのあたりで鳴っていたら
それは後ろに引きすぎ。発音は奥でも、響きの位置としてはイタリア語と変わらない。
あくまで響きは前で。
自分がイメージしているよりも、もっと前の位置で軽く歌わないといけないのね。

球体だったり、霧が舞い上がるようにふわっと広げたり
流れるように横にすーっと伸ばしたり、と
音をイメージしながら練習するように、と先生。
それから、感情表現を考えること。

ブレスして準備、考えてイメージしてポジションを下げないよう
頑張って練習するよ。感情表現は、いまのとこ、無理だー。

2019年9月24日火曜日

きらっきらの心斎橋

またもや三連休。
最初の二日は肩こりが酷くてずっと寝ていましたが
きのう23日は、久しぶりに心斎橋に行きました。

最初の目的地は、20日に新装オープンした大丸さん。
ヴォーリス設計のあの美しい建物が取り壊されると聞いてショックでしたが
工事が終わってみると、あれ?同じものが建ってる???とびっくりしました。
以前の建物を出来る限り復元したそうです。

その建物外観がこちら。
西側入り口も。


入り口のレリーフも、中の五芒星のモチーフも
天井の装飾も再利用されたとか。

入り口近くの天井は鏡張りで、照明も明るくなって
以前よりきらっきら度が増した、華やかな感じになってました。


 西側入り口のライトも同じ。

心斎橋側のピーコックのレリーフも健在。
この建物が大好きだったから、こんな形で残す努力をしてくださって
本当にうれしい。

人がいっぱいで疲れたのでお買い物はしなかったけど
記念に限定トート買った。お稽古バッグにしよう。

2019年9月12日木曜日

ふわりと軽く、歌えない歌のレッスン

今日は歌のレッスンの日。
最近声が出るようになったなあ、と思っていたのに
やっぱりレッスンの日になるとかすれるわー。
それでも歌えるだけましね。

先週のレッスンでは最初の30分だけちゃんと声が出たので
いろいろと気を付けることなど注意をいただいたのだけど
後半30分でやっぱり声がかすれてきて駄目でした。
声はかすれていても、出し方としては間違ってないですよー、
と言っていただけたので、出なくてもめげずに毎日練習して
「献呈」の歌詞もリズムも覚えたよ。

さあ、練習の成果が活かせるでしょうか。

***

歌詞とリズムは覚えたので、細かいところを練習。
今日は中低音がかすれて出し難かった。
音が低くなるところも、響きの位置は同じ
ずっと高いところで歌っている感覚で。
響きが下がるとかすれるところに入ってしまう。
後ろに倒さない。

まずここ。
darein ich schewe という高音部分。
ここが何とか出るようになったけど、ichが発音しにくい。
ここははっきり発音しなくて良いので~einとichをくっつけて
icとschewebeもくっつけて、ソ♭にweが当たるように歌うこと。

in das hinabのところは位置を変えない。ずっと高い位置をキープ。
口の中は開いていて、口の形は同じ。同じところで歌うこと。
hinabのア母音はもっと明るく。
ewigのeで狭くなっている。アで開いたら開いたまま。
kummer gabのgabのア母音も明るく、上澄みのように薄めで軽く。

続いて低音が引っかかるスローパート。
ここは川が流れるようにすーっと横に穏やかに歌うこと。
最初のDuとRuhのウは同じ音。
FriedenのFrieが高い位置で出せないと次のdenが落ちる。
Friedenという言葉は、前が強いので、歌うときも同じように
denは弱く歌う。少ない息で後ろに流すような感じで。

次のdu bist vom Himmelのmelで前のめりに息が強くなっている。
ここも息がふわっと後ろに流れるように軽く柔らかく。
そうすることで、次のmirが出やすくなる。

mirのグルペット(ターン)は、速さはあるけど勢いはつけない。
ここは力を入れずにふわりと軽く。beschiedenまで続けて軽く歌うこと。

その後の四分休符から情熱が戻ってきたような感じで
das du mich liebstのdasは広げない。
低音で出し難いmichは力を入れず、軽く。
dain blick hat michの下がるhatも同じ。力を入れない。
軽くさらりと流すような感じで。
音が上がっていくvor mir verklaertは、上を開けることで広がりを出す。

続き。
liebend のイ母音がくぐもっている。やや舌を前に出してイと明るく発音する。
苦手のmein guter gaistは、~ter gaistで音が下がるので
つい力を込めてしまいがちになるけど、guのあたりから柔らかく
息を後ろに流すように。guterという単語も、guの方が強くてterは弱いので
terは息を後にふわっと流して軽く歌う。
次のgaistのgでまた前にのめって響きが下がっている。
ここも力を入れない。gの発声で舌が上顎に当たる位置で発声する。
ここは慎重に出し方を考えながら歌って下さい、と先生。
練習しているうちに自然に歌えるようになりますから、と。

最後の部分。
mein guter geistのあたりが一番熱がこもっている部分。
mein bess'res Ich!のbessとresの間が切れている。
ここのrは無理に巻かなくてよい。切らずにsをそのまま続ける。
resとIchもIchの前のsを無音にしない。
Ichは宣言するようにはっきりと。ただし力は入れ過ぎない。下げない。
最後のchをちゃんと発声する。ここでイーだけで終わってしまうと
締りのない終わりになる。

音が上がるところはまずまず上手く処理出来ているけれど
下がる方になると、奥に倒れたり下がったり、斜め下に降りたりと
位置が替わり、そのために声がかすれるところに入りやすくなる。
つねに同じ位置、目のあたりで歌っているつもりで。

前回も説明のあった表現について。
この曲は、喜びと苦しみだったり、リズムが緩やかになったり小刻みになったりと
対象的な表現が何度も出てくる曲。
例えば最初のパートでDu meine Wonnと高音で喜びを表したあと
すぐにo du mein Schmerzと苦しみになり、デクレシェンドが付いている。
ここのduはとくに大切に歌うこと。
高音で強調したあとのo du mein Grabにもデクレシェンドが付いているので
ここのduも溜め気味に。
この対象的な部分を活かすためにも、歌い出しは軽快に歌うこと。


***
この曲、一度聴いたらすぐメロディを覚えられて
簡単そうに聴こえるけど、歌うとかなり難しい。
またしても甘かったわ。

ちょっと下がると途端に声がかすれる。
同じ位置で歌わないといけないのに、
途中で上から蓋をしたみたいに押さえていると注意された。
歌詞を歌うのに必死で、ブレスするのを忘れて
途中で息が足りなくなってしまう。

他にも細かい発声の仕方をいっぱい指摘されたのだけど
多すぎて頭がパンパン。覚えきれないわ。
練習しながら思い出そう。

とにかく、自然に歌えるようになるまで練習するしかないのね。
はちみつ飴なめて頑張る。

2019年9月9日月曜日

気づきの多かった週末備忘録

土曜日

+ふと思い立って横須賀に行った。目的は軍港めぐり。
 舞鶴、呉には行ったことがあるから、次は横須賀!
 変わった船が見られるかな?ワクワク。

+横須賀に向かう電車の中で気付いた。このあたりの家の屋根に
 豪雪地帯で良く見かける、雪止めが付いている。
 暖かい地域というイメージがあったので、ちょっとびっくり。

+京急が運休していたので、新横浜からJRを乗り継いだ。
 横須賀のひとつ前の「大浦」という駅が素敵だった。
 トンネルとトンネルの間に挟まれた小さな駅。ホームの上には木造の桟橋。
 ホームの建物も古い木造で、すごくレトロないい感じ。
 そのホームのベンチに座った人の背景が、一面濃い緑の木々。
 まるで一枚の絵を見ているようで、世界は美しいと感じた。
 駅を挟むトンネルも古い煉瓦造り。
 途中下車したかったわ。この駅には絶対もう一度来よう 。

+横須賀駅についてまた驚いた。
 駅のすぐそばから護衛艦が見えるのね。これは「いずも」
 横の建物と比べると大きさが分かるね。
 
駅前のヴェルニー公園からの眺め。 

   船好きというかコンテナ好きというか、港町というより港湾施設が好きな私。
 今回の目的である、軍港めぐりの船に乗る。このクルーズの特徴は
 日米両方の観戦を一度に見られること。時間は約45分。

船はかなり混んでいて、上のデッキはもうすでに一杯。
 仕方ないので、一階の座席の窓際に座る。冷房効いてて涼しい。
 女性のガイドさんが港や艦船の説明をしてくれる。
 
 潜水艦が四隻、「いずも」に、砕氷艦「しらせ」、潜水艦救艦「ちよだ」
 米軍では原子力空母「ロナルド・レーガン」などが見られました。
   他にもいっぱい停泊していたのに、写真が上手くとれなくて残念。
 
   やっぱり軍港だから民間の船はほとんど見られないなあ、と思っていたら
 東京湾に入ったころ、出航していく白いRo-Ro船が。
 岸壁に見える建物が日産の自動車倉庫だという説明があった。
 日産専用船?しかも新しい綺麗な船、もしかして、新造船?
 がぜん興奮してしまったけど、これも写真が上手く取れなかった。くすん。
   天気が良くて、見晴しがよくて、海と空の青さが印象的でした。
 ここはもう一度来たい。次は旧海軍の砲台が置かれていたという
 猿島に行きたいなあ。(ちなみに、現在猿島は麦わらの一味に占拠されているらしい)

 有名なドブ板通りにも行ってみた。
 綺麗な石畳のある通り。昼間だったせいか、明るくて場末感が足りない!
 と思う場末マニア。ここは夜に来た方がいいかな。またの機会に。
 
同じ軍港のある街でも、寂寥感漂う舞鶴、ノスタルジックな呉と
 街によって全然雰囲気が違うのね。横須賀はもっと白っぽくて明るい感じ。
 佐世保と大湊にも行かなくちゃ。

+午後から、逗子の楽団演奏会に立ち寄る。
 逗子は関西で言えば宝塚みたいな印象。どことなく上品な街。
 初めての場所だったからか、演奏曲は定番の曲が多かったです。
 声がちょっぴりかすれてましたね。とくにミドルレンジ。
 かすれていることが味になる声もあるけど、この方の声はかすれない方がいい。

+みんなで歌いましょうのコーナーは、「二人は若い」「青い山脈」「椰子の実」。
 「椰子の実」ちょっと難易度高すぎやー。

+最近よく演奏される「椰子の実」、良い曲だけど、なんでこの曲なんだろう?
 と不思議だった。今回、なんとなーく、分かった気がした。
 そうか、これは例えば私にとっての「O mio babbino caro」と
 同じ位置づけの曲なんだ。うん、多分。知らんけど。

+個人的には「白い船のいる港」と「憧れの住む町」がいいなあと思った。
 声がかすれていなかったら、もっと綺麗に響いていたと思う。
 おそらく今回が今年聴く最後の生歌になるので残念だけど、
 まあ仕方ないわ。ご縁があればまた。

+帰りに、近所のコンビニに立ち寄った。
 商品を会計するとき、店員さんの手がトレイに当たって
 トレイが中に置いた500円玉ごと床に落ちた。
 私の足元に落ちてきたので、床にしゃがんで拾った。
 その時、私のカバンも一緒に落ちた。
 拾ってトレイをレジの側に置いたのに、店員さんは知らん顔で
 さっさと会計を済ませて、商品を差し出しただけ。
 客にしゃがませて拾わせておいて、ひと言もなしかい、と思うと
 ちょっとイラッとして、大人気ないけど、不機嫌さを顔に出した。
 いつも我慢してニコニコばっかりしていられないわ。
 商品を不機嫌な顔して鞄に入れていたら、怒ってると分かったんだろうね。
 大変失礼なことをして申し訳ありませんでした、って。
 「いえいえ、大丈夫ですよ。ありがとう」と言って店を出た。
 大人気ないけどさ、怒っていると態度で示さないと放置かい、
 そのままさらっと済ませてたんかい、思うと脱力した。
 その瞬間、いろんなことが「もうダメだ」と感じた。

日曜日

+良い天気。洗濯をする。

+山中先生のワークショップに行くつもりだったけど
 午後から再配達の宅配が来るので、無理かなあ
 と、思っていたら12時過ぎに来てくれた。
 14時からの京都、間に合うかも。
 慌てて用意して外へ飛び出し、後悔した。暑すぎ!
 高槻でワークショップが開かれる15日は
 前回お休みした崑曲のワークショップに行くので
 今日の京都の方に行きたかったの。なんだか、歌いたい気分だったし。

+ホームで電車を待ちながら考えた。
 いつもマウント取ってくる人のこと。
 この前は、私が説明してから5分も経たないうちに
 まったく同じことで私に説教してきた。
 いや、だからそれ、ついさっき私が説明したことやん。
 あ、そうなんだ、知らなかった、有難う、と自分で返事したやん。
 これ、何度もやられるとだんだん気持ち悪くなるんだよね。
 最初はマウント取ってるんだと思っていたんだけど、違うわ。
 私が言ったという事実を本当にすっかり忘れて
 自分が考えたことあるいは知っていたことだと思い込んでいるわ。
 本気で「この子に教えてやらなきゃ」と思っているわ。
 そうでなきゃ、こんなに何度も同じことやらないよ。
 わざとだったとしたら、5分後はあまりに間抜けすぎだもん。
 そう気付いたので、この件については放置することにした。
 はいはい言っておく。そして自分が率先してやる、と言うなら任せておく。
 そうだ、適当に生きて適当に死ぬんだった。そうしよう。
 と、改めて決心するところが、適当に生きられていないんだよなあ。

+また別の人のこと。
 その人と話しているときにいつも他の人に割り込まれるので
 割り込んできた人のことを不作法だと怒っていた。
 でも気付いた。割り込まれるのはその人が割り込ませているからだ。
 私と話している途中に他の人から話しかけられたら
 私との話は中断して、そっちの人と話し始めるよね。
 これ意図的にやってるよね。私と話すのが嫌だけど立場的に嫌と言えないから
 これ幸いと私を無視しているよね。
 パシリしないお前なんぞに用はない、ですか、あーそうですか。
 伝書鳩したときは、ご褒美として相手してやる、ですか、あーそうですか。
 何となく気付いてはいた。どころか、はっきり分かってて
 それに対しても失礼なやつだと怒ってたわ。
 怒っていたけど、その人には本当に素晴らしいところがあって
 どんなに酷い人間であろうが、その素晴らしい部分に心を掴まれていたから 
 あとのことは我慢できる、それさえあれば、正直あとはどうでもよかった。
 でも、その素晴らしい部分が影をひそめてしまった。
 いつ戻って来るんだろう、来月か、来年か、それとも明日?
 そう思って一年待ったけど、もう無理だ。
 私には時間がそれほど残されていないことに気付いたから。
 やきもきしながら、いつやってくるか分からない時を待つのは、もう無理。
 その部分が無い以上、時間とお金を使ってまで
 わざわざ不愉快な思いをしに行く必要なんてどこにもないんだ。

+物事が終わる時ってこんな感じなのかなあ。 
 空が青いなあ。低い位置に積乱雲が広がっている。
 傘持ってきてないよ。夕立するかなあ。

+終わるんじゃなくて、終わらせるんだよ。
 さあ、終わり終わり。これで終わり。いまこの瞬間で終わり。
 これで終いの金毘羅さんや、と京極夏彦先生をパクッておく。

+山中先生のワークショップは今回も面白かった。
 特に母音についてのお話が、ものすごくためになった。
 母音、苦手なんだよね。とくにア母音は私の先生からも
 嬉しい驚きのような感じで、といつも注意されるのだけど
 口のなかでくぐもったような音になってる。
   とにかくアの母音をキチンと出すこと。ア、エ、イは上が同じ高さでそろえる。
 口の中にハート型が入っているように、という例、分かりやすい。
 歌は母音の妙。母音で表現する。

+声がかすれることについて、どうしたらいいか尋ねると
 それはおそらく逆流性食道炎だ、と。 えっ、なにその難しそうな病気。
 胃酸が逆流することで、唾液が流されて喉がむき出しのような状態になって
 そこに雑菌が入って声帯が荒れ、きちんと合わなくなっているって。
 先生もその病気で、声が突然かすれて歌えなくなくなったことがあったそうな。
 対策について、とても丁寧に教えてくださった。
 まず、食事のあとすぐ寝ないこと。少なくとも寝る3時間前には
 夕食は食べ終わっておく。お腹が空いて我慢できなかったら
 30分以内で消化できるヨーグルトか果物を食べること。
 殺菌効果のある食べもの、例えば生姜を食べる。生姜湯なども良い。
 それから消化を助けるために、良く噛んで唾液を分泌させること。
 うへー、私は確かに夜食べるのが遅いし、早食いなのであまり噛まないわ。
   さっそく帰りにヨーグルトと生姜、買ったわ。

+山中先生のCDも買った! 

 好きな曲ばっかり。
 大好きな「彼女に告げてよ」に、お稽古で挫折した「’O sole mio]
   トスカの有名なアリア「星は光りぬ」も入ってる。熱いわ。
 高音が力強いのにすごく美しくて、聴いていて気持ちいい。
 「シクラメンのかほり」では、「時が二人を追い越していく」のところ
 本当に、わあ追い抜かれる、はよせな!と思ってしまった。
 ほんの短いフレーズなのに、説得力ありすぎ。
 10曲は少ないわ。もっと聴きたい!

毎日仕事で疲れているのに、二日間濃かったわ。
いろいろ気づきがあって良かったと思う。
「気づき」という言葉、なんか座りが悪くて嫌いだったんだけど
こういう時には便利だな。

2019年9月2日月曜日

夏の終わりの週末備忘録

昼間はまだ暑いけど、夜は涼しくなったなあ。
もう冷房なしで寝られる。虫の声も聞こえてくる。
冷房なしで寝たら、あらら、声が出る。
まだちょっとだけかすれているけど、普通に出るわ。
がさがさ声は、冷房による乾燥が原因だったのかしら?
先生は、一度暑さに負けて扇風機をかけっぱなしにしたら
喉がぱりぱりになったから、冷房かけっぱなしでは寝ない
とおっしゃってたけど、寝ている時の乾燥ってバカにできないのだと実感。

この状態が水曜日のレッスンまで維持できればいいのだけど
もうひとつ問題が。
仕事が忙しくて、首も肩もがっちがち。
凝るを通り越して、固まり過ぎて痛いわ。首の凝り過ぎで偏頭痛もしてる。
仕事の合間にストレッチを忘れないようにしなくては。

そんなわけで週末は何もしていない。
土曜日は起きたら午後になっていたので、歌の練習をしているうちに終わった。

日曜日は朝洗濯してから二度寝したら、やっぱり午後になった。
天気もいいし、洗濯を干してから買い物に行った。
ルート271さんの高槻店に行ったら、ほとんど売り切れていた。
豚のパテをはさんだパンが食べたいのだけど、梅田でも高槻でもみかけない。
しかし毎日パンを食べているせいか、また体重が一キロ増えてた。
減るときはなかなか減らないのに、増えるのはあっという間だな。
月曜からダイエットするために、野菜ジュースを買ってきた。
これと、キャベツとお肉でしばらく頑張る。パンは食べない!

果物屋さんの前に梨が並んでいた。
二十一世紀、3つで340円。
ついこの間までスイカが並んでいたのに、店先も秋だなあ。
明日のお昼のデザートのために買っておこう。

商店街をふらふらしていたら、新しいお店が出来ていた。
台湾式のお茶屋さんみたい。
タピオカミルクティー専門店だけど、ジャスミンティーや鉄観音とか
台湾で売っているようなお茶やら、紅茶もあるみたい。
いちごミルクがちょっと美味しそうだった。
店の写真も撮ろうとしたけど、行列が出来ていて
お客さんの顔が写るので断念。
試してみようと思ったけど、他の店でコーヒー飲んだばかりだから
今回はパス。
冷たい鉄観音にクリームを載せたお茶は、台湾で飲んだけどビミョー。
鉄観音はなにも入れず、熱い方が美味しいと思う。

お肉屋さんで安かった豚肉とハムの切落としを買って
家に帰ってから、明日のお弁当用野菜スープを作っていたら
どこからか、ドーンという花火の音が。
 
ベランダに出てみると、枚方方面で花火が上がってるのが見えた。
これは枚方の「くらわんか花火大会」ですね。
花火を見たのはこれが今年最初で最後。
そういえば、去年も今頃この花火をみたなあ。
花火は夏のものだけど、この花火は夏の終わりを告げる花火。
夏の終わりの花火は、なんとなくもの悲しいなあ。

また放置、そしていつのまにか春

 歳月が流れるのは早いなあ。 ぼーっとしている間に一年が終わり、年が明けたと思ったらもう2月も終わり。 父が手術で入院したりとバタバタしていたので2月半ばまで実家でリモートワークした。 いやー、仕事になりませんわ。 18時まで仕事なのに、5時過ぎから母に「ごはん作るの手伝え...