2019年9月26日木曜日

音の形をイメージする歌のレッスン

夕べは寒くて、夜中に起きて布団かぶりなおした。
朝起きたら、喉がガスガス。今日は歌のレッスンなのに大丈夫か?
職場に行ったら、風邪を引いている人が多かった。
急に涼しくなったからかなあ。

夕方には掠れていた声がちょっとマシになった。
ので、歌のレッスン。今日の注意をざくっとメモ。

****

発声練習。
ドレミレドを「イ」と「ア」で。
ブレスしたら上を開いて歌い始める。
「ア」は「イ」よりさらに開くこと。

ドレミファソファミレドを「イ」と「ア」で。
最後のドは力を入れず、前のめりにならないこと。
少ない息で上方に、ふわりと広がるように。
低い音でも響きは同じ高い位置でキープすること。

続いて課題曲「献呈」
毎日毎日、ご近所迷惑になるくらい練習したおかげで、
歌詞とリズムは覚えられたので、細かいところを注意していただいた。

まず最初の苦手部分(てか全部が苦手)
du meine weltのneのミの音が低くて出し難い。
ここで下がってしまうと次のWeltのラが綺麗に出せない。
このミは重要な音ではないので、軽くさらっと歌うこと。
低音に苦手意識があって、きっちり歌おうと力が入ってしまうけど
少ない息でふわっと流す。その方が聴いている側も自然に聞こえる。

今度は高音。
darein ich schwebeと高音になる部分、音自体は出せる。
今日は比較的楽に出せた。お腹よりも背中を膨らまして
下から軽く押し上げると出しやすい。
でも、歌詞がもごもごして言葉にならないの。
先生によると、五線の上にある音は歌詞をはっきり歌うことよりも
きちっと音が出せていることの方が重視される、とのこと。
それでも何言ってるか分からないようではやっぱり問題ね。
ichのchとschwebeのschはひとまとめにして発音する。
音には母音が当たっていないといけないので
まず母音だけで歌ってみる。それが出来たら前に子音を軽くつける。
この部分の音は縦に出すこと。schwebeのweは口を縦に開けたまま
下あごを自然に落としてeの母音を発声する。

次のo du mein Grabのア母音が下がる。
音程は順番に下がっても、響きは高いまま。
横に平たく潰さず、鼻の穴を広げるような感じで上にふわっと上げる。

次のgabのアも一緒。
このアは落とさない。鼻のあたりから上に抜けるような声で。
明るく軽く。ただし鼻声にならないように。

リズムが変わる、Das du mich liebstの部分は
その前のmir beschiedenのあとにブレスができないと
踏ん張ってしまってliebstで潰れる。ここでブレスをすること。
ただ大量の息を吸うのではなく、liebstのあとにブレスが入るので
この四つの音に足りる程度の少量の息を鼻から軽く吸う。
このliebstは横に伸ばすのではない。べちゃっと潰さないように上に。

この部分の最後、リタルダントのdu hebst mich
ここが平たく潰れている。
伴奏に遅れてもいいから、この前でしっかりブレスして上を開き
高い位置で歌う。ここは、前方上方に丸があるようなイメージで
丸の中に音をまとめるように。この丸は平面ではなく球体のイメージ。
奥行を出すこと。奥行を出すためには後を開く。
前後両方に引っ張るけど、響きは前の高い位置で。

続きのliebentのイ母音が下がる。
du hebst michの高いポジションをmichまでキープすること。

一番苦手部分がここ。
guter geistの音が下がる部分でポジションも下がって声がかすれてしまう。
音にきっちり当てようという意識が強くなって、踏ん張っている。
ここの下がる~ter Geist meinは低音で腰を落ち着けてしまわないように。
休みなく音が横に流れているようなイメージで。
高い位置で、とろけるチーズを引っ張るように軽く横に引く。
続きのmein bess'res ichも同じように軽やかに。

この曲はテンポが速くて、ブレスが難しい。
次のフレーズの準備をしっかり出来ないまま、ずるずると歌いがちになる。
テンポは遅れても、ブレスをしたらしっかり上を開くこと。
音が跳躍する箇所では、自分より高い位置にある音を
下から狙って当てていくのではなく、高い位置から軽く下に落とすように。

苦手な部分は、考えて慎重に、ただし力まないように。
低音は大きな声をだす必要はない。少ない息で柔らかく。
響きが高ければそれでも充分聞こえる。

ドイツ語の音は奥気味の発声になるけど、歌うときは奥に引きすぎない。
後ろと前の両方を開いて立体感を付けても、音がうなじのあたりで鳴っていたら
それは後ろに引きすぎ。発音は奥でも、響きの位置としてはイタリア語と変わらない。
あくまで響きは前で。
自分がイメージしているよりも、もっと前の位置で軽く歌わないといけないのね。

球体だったり、霧が舞い上がるようにふわっと広げたり
流れるように横にすーっと伸ばしたり、と
音をイメージしながら練習するように、と先生。
それから、感情表現を考えること。

ブレスして準備、考えてイメージしてポジションを下げないよう
頑張って練習するよ。感情表現は、いまのとこ、無理だー。

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