朝夕涼しくなって、マスクしていてもちょっと楽になりました。
熱中症予防のために、
屋外で周囲に人がいない場合はマスクをはずしましょう。
と言われたら、赤字部分はすっとばして「暑いからマスクしなくていいんだー」
と思っている人が多い。人間って自分の都合のいいように解釈するものですわね。
本日は歌のレッスンの日。
この前買った、飛沫も防げる洗える不織布マスクを使うよ。
スタジオ近く。
平日で5時前なのでまだお客さんがいませんね。
飛沫感染なんだから、マスクを外して至近距離でしゃべることがいけない
と分かりそうなのに、夜の街と言われたら風俗だけと思ってしまい
飲み会やランチなら大丈夫だと思い込んでいる人も多い。
友達とランチしたい、飲みに行きたい、が先に立つと、
分かり切っているはずのことでも自分に都合よく解釈するものですわね。
本日から新しい課題曲「城ケ島の雨」。
これはちょっと私には難易度高いのではないか、と思っていたのだけど
先生が、大丈夫、やりましょう、とおっしゃったのでやることにした。
今日のレッスンは譜読みです。
Youtubeでいろんな方が歌っているのを聴いて、一緒に歌ってみて、
大丈夫、メロディは覚えた、あとは細かい発声だけね
と、思っていたのだけど甘かった。
えーっと、実際に楽譜を見たら、自分が耳コピで覚えたのと違う。
もう出だしからコケました。
最初の小節、あーと伸ばしてから「め」のミに入るタイミングが分からない。
6拍きざんで7拍めですぐに入るように、と先生が手を叩きながら
指導してくださったのだけど、できない。分からない。
Youtubeで鮫島由美子さんの唄に合わせて歌っていたときには普通に歌えたのに、
自分の中で音の長さをちゃんと把握できてなかった。
次の小節の「ふるふる」もこんな細かい音だったなんて。
ミレドミレドではなく、ミドミドだと思い込んでいた。
しかも8分音符と16分音符だから、「ふー」がゆっくりで「るふる」が速いのね。
これもタイミングが計れなくて、早かったり遅かったりになってしまう。
同じメロディの繰返し部分でもやっぱり同じようにつまずく。
って、ここ、冒頭と同じメロディじゃないやん!
ここの「あー」と伸ばすところは8分音符一個分長い。
つまり最後の「め」は溜めを作ってから歌わないといけないんだ。
ここで溜めを作ることを意識しすぎると、前のめりになって
次の小節の「は」が短くなってしまう。
そして、この力強い部分。
鮫島由美子さんや藤山一郎さんが歌っているのと
楽譜の歌詞が当たっている音とが違う。
お二人とも、「ふねは」の「は」を伸ばしているけど
この楽譜では伸ばすのは「ね」。
覚えている方でいいですよ、と先生はおっしゃったけど
自分の耳コピが信用できないので、この楽譜の通りに歌うことにした。
けど、「ふう」の16分音符のファの音が取れないよお(涙
この曲は8/9拍子だけど、細かくリズムを刻むとタイミングがつかめなかったので、
三拍子でタクトを振るように手を動かしながら歌って、ようやく入るところが分かった。
でも家に帰って復習してみたら全部忘れてた。だめじゃん。
「新妻鏡」という古い昭和歌謡が好きで、よく歌っている。
夕べYoutubeでボーカロイドの緑咲澄香が歌っている「新妻鏡」を聴いて、
え?私が覚えているのと違う、と思った。
ボーカロイドは譜面通りにきちっと声を当てているので、それで気付いたのね。
あわててオリジナル歌手や、他の歌手のカバーを慎重に聴き直して
あー、びっくり。自分は微妙な半音の部分を全部切り捨てて
自分が歌いやすいメロディで覚えていた、ということが判明。
結構ショックだった。丁寧に聞き逃さないようにしていたつもりだったけど
メロディも自分に都合がいいようにしか聞こえない、ということがあるのね。
この「城ケ島の雨」もそうよ。慎重に聴いているつもりでも
細かいところは聞き取れていなかったんだ。
それから、お手本の歌に被せて歌うのもだめね。
これは合唱のワークショップでも、まず聴きて。ちゃんと聴いて、
と注意されたことがあった。かぶせて一緒に歌うと、
なんとなく歌えた気分になってしまうけど
実は自分にとって楽な音の方に引っ張ってしまうんだなあ。
ちゃんと楽譜を見て、譜面通りに一音一音丁寧に唄うこと。
細かいところを楽な方に流さない。
それからこの曲の溜めの部分は音だけでなく、
歌詞をどう表現するかが決まれば出来るような気がするので、
歌詞もしっかり読んで自分なりに解釈しなくちゃ。
ふー、大丈夫だろうか。
またまた歌えるようになるとは思えないけど、頑張る。
あ、ひとつだけ良かったこと。
今日は喉が乾燥して声がかすれていたけど、掠れると出ない低音が
なんとかうまく出せたー。もしかして、ちょっとだけ進歩しているのかも。