2020年10月28日水曜日

また偏頭痛

起きたらお昼だった。いい天気。

内職をしているうちに頭が痛くなってきた。
深夜までずっと座りっぱなしのせいか、首と肩がガチガチ。
前は右側だったけど、こんどは左。湿布貼りまくって肌荒れしそう。

ちょっと歩かないと、と思って公園に散歩に行く。
池の蓮はすっかり枯れた。

糸でぶら下がるのを楽しみにしていたコブシの実、垂れさがる前に剪定されていました(涙
実のほとんどは木の根元に散らばっていたけど、ほんのすこし枝に残っていた。

垂れさがる前に色が黒くなって、枯れるんだろうか。

木瓜の実も、足元に落ちていた。

こういうのは、先に鳥につつかれるか、落ちてすぐ腐るかだね。

日差しが白い。

白秋って、今頃のことだよね。

柑橘類も黄色くなってきた。

実をつけていた他の柑橘類は剪定されて、実が全部なくなっていた。
やっぱり、剪定している人が持って帰るのかしら。
食べられるのかな。結局、何の実か分からないまま。
スーパーの果物売り場にもミカンが並び始めたし、あっというまに寒くなるんだろうな。

花水木の葉がまた赤くなった。

秋の紅葉はこの木から始まるんだよね。
葉の色がどんどん変化して、本当に綺麗な木だと思う。
花は中途半端であんまり好きじゃないけど、花水木は秋が本領発揮だと思うわ。
実には毒性があって食べられないそうな。

鼻歌を歌いながら歩いていたら、頭痛が収まってきた。
でも帰って仕事の続きをやりはじめたら、また頭が痛い。
もう今日は寝る。

2020年10月26日月曜日

心の闇

朝まで内職やって、提出して、お風呂に入って、わぁ、今日はいい天気!
洗濯して、干して、天気もいいし何しようかなー、と思っていたけど
寝てしまって、気付いたら夜だった。駄目ですわ。

ぼやっとしていたら、昔のことを思いだした。
派遣とか、請負とか、個人契約とかで、長年現場を転々としていると
いやー、いろんなことがありましたわね。
仕事自体に関わることは守秘義務があるので言えない、書けない。
それ以外も、機密保持の書類にサインしているところのは書けない。
なので、昔話。
出会った人とか、出来事とか、仕事内容は関係ないこととかで
印象に残っていることを書いてみる。

ある企業様との契約で、名前を出したら誰でも知っている大企業に駐在していた時のこと。
初日に、正社員の主任さんにいろいろ案内してもらったけど
その時に、貴重品は更衣室のロッカーでなく必ず手元に置いておくこと。
離席するときには、貴重品を入れているデスクの引出しには鍵をかけること。
と、くどいくらい注意を受けた。
今なら当たり前だけど、当時は社内だったらそこまで厳重に管理はしていなかったし
更衣室は職場と同じ部屋の中にあって、出入りは誰の目にも触れる。
そこまで神経質にならなくていいんじゃないか?と思っていたけど
やられました。
派遣の一人が入って二日目に、ロッカーの中に入れていた財布から
お昼休みに銀行で降ろしたばかりの4万円を抜かれました。
昼休みに更衣室で、ちょっと銀行に行ってお金を降ろして来るわ
と話していたので、中にいた誰かに聞かれていたみたい。
帰りに見たときにはお金がなかったというから、昼休みの後から5時までの間に
盗まれたってことになる。しかも同じ部屋の中にいる人に。
ちなみにその会社、今では当たり前になったIDカードが一般的でなかった時代に
首から下げるタイプの名札を全員つけていて、それがないと入室できなかったし
警備員が時々巡回してきては、名簿と名札を付き合わせて確認していたので、
外部からは絶対に侵入出来ないようになっていた。
「だからあれほど注意したのに!」と怒っていた主任さんによると
今までも何度も盗難があったそうな。現金だけでなく、買ったばかりの口紅やシャドーを
お昼休みに更衣室で化粧直ししながら、それいいねー、新しく買ったんだー
と会話していたら、その日のうちにきっちり盗まれていたとか。

派遣さんや出向さんは、まさかこんな大企業に変な人がいるはずないと
油断しがちだけど、規模が大きくなるとその分、変わった人もいるからね、と。
主任さんの話から察するに、実は犯人の目星は大体ついているみたいだったけど
現場を押さえないとどうにもならないみたいだった。
この企業様はお給料が良かったので、お金が無くて盗んでいるのではなく
人のものを取るのが癖になっているんだろうと思う。

ほかにもいろいろあった。
社員同士仲が悪くて、ロッカーに入れていたコートに赤インクを掛けられた人がいたり、
仕事の連絡事項をお昼に社員食堂で伝えて、一緒にお昼を食べなかった人には教えないという
なかなか癖のあるチームリーダーがいて、教えてもらえないと困るので
お昼になったらみんなリーダーのあとにぞろぞろ列を作って食堂に行くという
ドラマのように滑稽な風景が展開されていましたわ。

実は私も被害にあって、大事な手続きの方法が変更になったのを知らず
他部署からクレームが来たことがあった。課長に注意されて、
え?聞いてないですけど?と答えたら、隣の席の人が、実はお昼に・・・と
こっそり教えてくれた。お昼にいない人に教えたらリーダーの機嫌が悪くなるので
みんな黙ってたんだって。それを聞いて、こめかみがプチっと鳴りましたわ。
知りません、聞いていないことはできません、と、断固今まで通りのやり方を貫いたら
課長に「勘弁して」と言われた。いや、勘弁しない。
大事なことはメールでもいいから全員に回覧しておくべきでしょう。
何をリーダーの胸先三寸に任せてるんだよ。私はそんなこと知らん。

結局、課長が改めて説明してくれて、以後、メール回覧になったけど
なぜ初めからそれをやらない?
もちろん、その後もお昼の大名行列は完全無視していたら
その後ひとりふたりと抜ける人が出て、最後には誰もリーダーに付き合わなくなった。

このリーダーさん、仕事はきちっとやるしっかりした人だったけど
文房具、例えば大きいホチキスなどの共有のものを自分で独占していて、
使うときには「貸してください」と頼まないといけなかった。
当然、機嫌が悪いときには貸してもらえないので、みんな機嫌とるとる。
私は出向だから契約したタスクをこなさないといけないので、
そんなことに付き合う時間はない。課長に「不便だからもう一つ買ってください」と頼んで
私専用のを買ってもらい、それを誰でも使えるようにキャビネットの上に置いていたら、
みんなリーダーに頼むのを止めて、それを使うようになった。
お昼には付き合ってもらえない、誰も頼みに来ない状態になったら
リーダーはなぜか心を病んで休職した。いったい何なんだ?

他にも変わった人がいっぱいいたな。
中でも印象に残っているのは、会社勤めとは思えないような
派手な化粧に髪の毛はまだら染め、露出の多いキャミにぴたぴたのタイトスカート
ペディキュアの素足にミュールをつっかけて、いつも足を組んで
そのミュールをプラプラさせていた社員さん。
仕事中、何時見ても爪を磨いているかマニキュアを塗ってる。
デスクの上には、ミニフィギュアが大量に並べてあったわ。
保守的な大企業に似つかわしくない服装と振る舞い。いや保守的でなくてもびっくりするわ。
コネ入社ですか?と他の社員さんに聞くと、そうじゃないって。
こんな状態だから、如何にもこの人を遊ばせておかないために無理に作りました
と言う感じの、あってもなくてもいい作業をやってた。
必要ない書類というか、カバーシートの作成だけど、
必要ないけど存在している以上は添付しないといけないルールで
それの作成を頼みに行くのが面倒だった。
融通も効かなくて、申し込み時間を一秒遅れても翌日回しになって
必要ないシートをあいつのために添付しているのに、とみんな不満たらたら。
社員さんたちも、あの態度あの服装ならお使いにも出せないと頭を抱えていたけど
正規雇用者の雇用はがっちり守られてる、すばらしき日本。
言われた仕事さえやっていれば、解雇も出来ず放置するしかないのね。

でもこの人、見た目も態度もだらしないし超無愛想だけど、
シートの作成は驚くほど速かった。頼んでよそ見している間にもう出来ていた。
しかもノーミスだったんだよね
多分、本当はすごくしっかりした人だったんじゃないかと思う。
入社時にはこんなんじゃなかったはず。そもそもこんなだったら入社できてないし。
実は意図的にこういう態度を取っていたんじゃないかという気がする。
一体何がこの人をこんな風にさせたのか、何があったのか、いろいろ考えたわ。

リーダーにしても、帰りの駅でたまたま一緒になった時に話をしたら
結構おもしろい人だった。私はこの人嫌いじゃないなあ、と思った。
綺麗でスタイルもいい人だったし、仕事が出来ることは誰もが認めていた。
普通にしていても信頼されていたはずなのに、情報にしろ文具にしろなぜ独占に拘ったのか。
人間の心の闇というのは、他人には計り知れないものだなあ。

この職場は他にも首をかしげたくなることが多かったなあ。
そもそも、当時は外部から出入りし放題だった大企業で、
警備員が建物内の人間をいつもチェックしていたこと自体が不自然だったし、
実はその理由も同業他社の人からこっそり教えてもらったけど、言えない。
何かと闇深いなあと思った。
環境が病んでいるから中の人が病むのか、中の人が病んでいるから環境が病むのか
組織の人間でない私には分からない。

***

ここまで書いて疲れたわ。
書いてみると、意外につまんないね。
他の職場のことはまたおいおい。書ける範囲で。

2020年10月25日日曜日

ただいま内職中

妹の手術も無事成功。退屈だ、とメールが来た。

もう普通にご飯たべて、病院でシャワーも使っているって。
最近は、開腹手術の後もすぐに歩かされるみたいで
手術後一日だけ重症者用の病室で様子を見て、普通の病室に移ってからは
普通に点滴を引きずってお手洗いにも行っているそうな。
あと一週間で退院だから、私も実家に顔を見に帰っていいかな。

ずっと家に閉じこもっていたら、知らない間にまた季節が進んでいた。
もう10月も終わりに近づいているもんね。


枯れてる。いろんなものが枯れてる。

引き続き校正の内職をやっているのだけど、改めて校正って難しいと思った。
翻訳とは違うんだよね。もちろん誤訳の修正はするけど
基本はスタイルガイドに沿っていない箇所をチェックすることであって
翻訳してしまったらダメなんだよね。訳は直訳のままでいいのだけど
つい読みやすい文章に訳してしまって、しまった、直訳じゃないとダメなんだと
慌てて元に戻したり。ストレス溜まるわ。

以前の職場で校正さんに
「校正はミスをチェックするだけ。文章の表現を考えるのは翻訳者の仕事」
と言われたことがあったのだけど、今はその時と逆の立場になったのね。
面倒なのは、言葉の選び方としては辞書通りでルール的にはOKなんだけど
日本語の表現としては不自然な場合。これもスムーズな文に直しちゃいけないんだよね。
ストレス溜まるわぁ。

AIによる機械翻訳が普及すれば、翻訳の仕事も減るだろうし
校正できないと食べて行けなくなるかも。
医療翻訳やっている友達も、メディカルライターに転向するための勉強しているし
生き残るのは厳しいですわね。

明日提出したら、また文法書のやり直しに戻るわ。
文法書を読んでいると、なんやかんや新しい発見があるもんで
それはそれで結構楽しい。

2020年10月20日火曜日

帰ってくるな!

と、言われました。

今週妹が手術するので、水曜日に入院している病院に直接行って

それから実家に帰ってしばらくいようと思っていたのですが

病院に行っても、手術が終わるまで控室で待っていられるのはひとりだけ

病院内にも多分入れないし、実家の方は感染者が出ていないし

市民病院も院内感染を押さえているので、絶対に感染者を出さないようにピリピリしてる。

お見舞いにも行けないし、妹が退院した後もしばらくは養生しないといけないから

もう帰ってこなくていい、と言われてしまいましたわ。

せっせと校正の内職二件やって、歌のレッスンも入れないで用意していたのに。

まあ、分かるんだけどね。親も歳だし、私が実家に帰ったあとに

田舎で感染者が出たら、あの子が大阪から帰ってきたから、とか言われそうだし。

お正月以来、一度も帰っていないことになるな。年末には帰れるかしら。

仕方がないから、また家に籠って問題集の続きやるわ。

校正の内職があればそっちもやりたい。

ああもう、今週の予定が開いてしまったので、明日京都に行こうかな。

それにしても寒くなったなあ。ついこの前まで暑い暑いと大汗かいていたのに。

家に閉じこもっているせいか、衣替えできてなくて

半袖で外にでて、寒さにびっくりする。夜も冷えるし、毛布出した方がいいかしら。

この感じだと、今年の紅葉は綺麗かもしれないね。

2020年10月17日土曜日

今週のまとめ

 ただ今、家で校正の内職中。
そのうち機械翻訳の訳を修正することが中心になるんじゃないかと予想しているので、
一応そういう仕事をやってみようと思って受けたけど
しんどいわー、安いわ―、二日かかって稼ぎは外で働く分の二時間以下よ。
今日ようやく一件仕上げた。提出する前にスタイルガイドを再読してチェックしなきゃ。

和訳の校正なんだけど、久しぶりに日本語訳を考えていて
改めて日本語って難しいと思ったわ。英語を書く方ばっかりに注力していたら
日本語の表現力が衰えていることに気付いた。もうちょっと本を読まないとダメね。

ずっと座りっぱなしだから肩凝ってるし、また太ったし
それ以外に肌荒れみたいな湿疹が出てる。
この湿疹は毎年冬に出るのだけど、今年は早いわ。

明け方になったので寝ようと思って寝室に入ったら、東の窓がピンク色に染まっていた。


実際は、一面ばら色の朝焼け空だったのだけど、写真にはあの色は出ないのね。

座りっぱなしもしんどいから散歩に出た。
公園に行くと、ああ、そうか、この季節よね。金木犀。


香りがあんまりしないから、近づいてクンクンしてみた。ほんのり甘い。
今頃の気持ちの良い季節、夜に散歩をしていると路地から香ってくる香り。
これも季節を感じさせる花だなあ。夜の方が香りが立つのかしら。
姿形よりも、香りが印象に残る花というのも面白いね。
カタバミも咲いていた。

木の足元に固まっているのがどことなく可愛い。

ピンクならもうひとつ。路地を歩いていて見つけた花。

花よりも蕾の色が印象的。

来週から二週間ほど実家に帰らなきゃいけないから、内職の続きを受けるかどうか迷う。
一件でサボリサボリやりながら二日、ってことは月曜までにもう一件やれそうな気がする。
てか数こなさないとお金にならない。
まあ今年は年内は外で働けないなあ。仕事がないのになぜか呑気。
いやもうすでに悩んでいろいろ考えた。考え過ぎて疲れた。
ここで打開策を思いつく前に、疲れて放り投げるのが私の駄目なところ。
考えたって仕方ないもんね。駄目なときは何やっても駄目よ。

水曜日は歌のレッスンだったのだけど、発声練習は上手く行ったのに
課題曲を歌うとなるとやっぱり低音がかすれて出ない。落ち込むわ。
レッスンについてはまた後でまとめることにする。

2020年10月10日土曜日

悪いところが露わになる

寒いわ。今日は朝からずっと雨だったせいか、寒くて震えた。
あっという間に本格的な秋だなあ。

水曜日は歌のレッスンで大阪市内まで出かけたのだけど
歩いている人みんな長袖、上着も着ている。夏服で出かけた私、あほですわ。
急に寒くなると乾燥する。喉がカサカサで声が出ない。
今まで普通に歌えていた低音が、先週に引き続き今週もダメでしたわ。

この最初の部分。


「あめは ふるふる」の「め」が出ないのですわ。
しょっぱなからつまづいている。どうしても引っかかってしまう。
ここは力を入れ過ぎず、「あ」と同じポジションで
顔の横から左右ななめ上に出すように。顔の上半分で歌うように
と先生から言われて、やってみるけど声がかすかす。

もう一か所。


「ろはうたでやる」ここが低くでやっぱり出なくなってしまった。
このテンポが変わる部分は明るく開放的に歌うので力を入れ過ぎない。
低いということを意識せず、前の「る」と同じポジションで、下げない。
はあ、何度やっても上手くいかない。

「エ」母音と「イ」母音はどうしても狭くなることもあって、
ポジションを下げて声を喉に集める癖がついている。
喉の調子が良い時には普通に歌えてしまうから気付かないけど
調子が悪い時にはそういう悪い癖がハッキリ出るんです、と先生。
自分の悪い癖を確認して修正すること。
どういう風に身体を使っているか、口の中はどうなっているか、舌の位置は?
響きは下がっていないか、考えながらひとつひとつの音を丁寧に唄うこと。

この最後にテンポが戻る部分もだめ。

「ふねは ゆくゆく」の「く」で音が下がると声が喉に集まってしまう。
この部分は、最初の「ふね」でぱちっと上を開いておいて
そのポジションを最後まで維持すること。

***

家で練習していて気付いたのだけど、この「ふね」部分と同じように
ここを良いポジションに一発で入れないとあとがグダグダになる
逆に言うと、良いところに入ってそのポジションを維持できれば
後は息の流れに乗るだけで出にくい部分が楽に出る
という、キーポイントになるような音があるのね。

例えば出だしの部分だと、最初の「あ」のソの音を良いところに入れられないと
6拍伸ばす間に良いポジションを探してしまって、ポジションが定まらないうちに
7拍の「め」を歌わないといけなくなって、どうしても下がってしまう。
そこで、眉間の間を狙って「あ」を出そうとすると力が入りすぎる。
低い音は後に引くように、吸いこむ感じでと言われるのだけど
喉の奥に吸い込むように歌ってしまって、今度は声が後ろに倒れる。
何度か練習していて、後ろに引く位置が低いと気付いた。もっと上だ。
柔らかく後ろの上の方に息が当たるように歌うと、声が前に回ってくれる。
息が背骨を伝って登って行き、口内の高いところに当たってくるっと前に回るイメージ。
これをやると喉がカスカスでも次の「め」の音が出せる。
頭蓋骨がすごく振動しているわ。これでいいのか?
でもとりあえず出ないときには出る工夫をするように、と言われたので
これでいいことにしよう。

「ふねは船頭さんのこころいき」の部分も、「こころいき」の「こ」がキー。
ここをきっちり高い位置で出さないと高音の「い」が潰れる。
適当に流さないように、ひとつひとつの音を考えて歌わないと。
って、何度も言われているなあ。考えながら歌えって。
結局、同じところをぐるぐる回っているだけなんだろうか。

2020年10月4日日曜日

ハニワ工場に行った

 秋だし天気はいいしデブだし、ちょっと歩こうと思って
どこか行くところはないか、京都か、大阪か、神戸か、
いやいや週末で混んでいる場所は避けたい、ローカル名所はないかと探した結果
ハニワ工場に行ってきた。

JR摂津富田駅北口からバスに乗って15分くらいのところにある「ハニワ工場公園」。

正式名称は、史跡 今城塚古墳附新池埴輪制作遺跡。漢字が多い。
公園入り口に謎のマーク?
ここは古墳用の埴輪を制作する工房だったところで、
実際の古墳に使われた埴輪を制作した工房の遺跡としては
日本最古で最大級のものだそうです。
近くにある、継体天皇陵だと思われる今城塚古墳や
宮内庁が定める継体天皇陵の太田茶臼山古墳で使用されている埴輪も
ここで作られたものだそうな。

周りはこんな感じ。

周りは住宅とUR賃貸です。もともと阪急不動産が宅地造成をしているときに
この遺跡が発見されて、遺跡の土地を阪急不動産が市に寄贈したそうな。
手前の三角屋根が窯を復元したもの。

実際の窯の跡。


山の斜面に釜を作り、下から埴輪を入れて上から煙が出るようになってます。
こっちは復元された制作工房。

屋根がかなり大きくて重いのですが、中の太い柱が二本組になっていて
これが上の大きな屋根をささえ、周りの細い柱がひさしを支えています。
今は植え込みになっているところも、全部窯の跡です。


周囲にはここで焼かれていた埴輪のレプリカが並べられていて、これがなかなか可愛い。
資料館の方によると、このレプリカは有田焼で一体500万ほど。
ひえー。大事にしなきゃ。

埴輪って結構可愛いのね。教科書の写真を見るとつまらない感じがするけど
実際にこうしてレプリカを見ると、本当にラブリ~。
以前に行った今城塚古墳で埴輪の可愛さに目覚めてしまったわ。
では、レプリカどぞー。


犬。歯がちゃんとあるのね。
こっちは猪。

もう一個、犬。こっちはやや丸顔

お尻が可愛い。

猟師。

足元が可愛い。

その他いろいろ。




巫女。

力士。


馬。馬めちゃ可愛い。

こういう置物とか今もあるよね。基本的なデザインは変わってないのか。

にわとり。

資料館の入り口に狛犬のように立っていた犬二匹。
いや、鼻の形からすると、こっちは猪かな?

ころっとしていて可愛い。


これは1500年前の本物。一部欠けていたところは修復されてます。

資料館に展示されている窯の跡。写真オッケーと言われたので撮ってみた。

この窯は530年頃のもので、この遺跡の中では最大の窯。
今城塚古墳の埴輪はこの窯で焼かれたんだって。


ここが稼働していたのは約1500年前。窯18基、工房3棟、工人の住居も整っていて
450年頃からはじまって、前方後円墳が作られなくなった550年頃まで
近隣や三重県あたりまでの古墳用の埴輪を制作していたそうです。

1000年以上の昔にも、自分たちが今住んでいる場所には人が住んで
今と同じように仕事して、生活して、ご飯食べて、愚痴を言って
と考えると不思議な感じがする。
自分たちがこうして生きていることもやがて歴史になっていくんだろうなあ。
その頃日本は存在しているだろうか?


2020年10月2日金曜日

中秋の名月

 昨日は歌のレッスンだったのだけど、着けていたマスクが顏にぴったりするタイプで
しかもプリーツじゃないので、顎が動かなかった。
上が開かないから低音が出し難い。リズム読みしたおかげでリズムは理解できたけど
七拍目で次の音に入らなくちゃと身構えてしまうので
身体が自然に前にのめってしまい、どこを通したら声が出るかを探すのに終始して
ほとんどお稽古にならなかったわ。

帰りに大阪駅のエキマルシェに寄ったら、バナナジュースの店が出来ていた。
いま流行っているということで飲んでみたけど、重い。しんどい。

容器が可愛いくて捨てるのがもったいないね。

今日から10月だ。
何時の間にか涼しくなって過ごしやすいので、今日は久し振りに着物を着てみた。

いつも家で着ている浜松木綿の着物。なんか身幅が狭くなっているのは
太ったからか、それとも綿だから縮んだのか。
疋田柄の衿とこの茶色の縞の木綿と半幅帯という組み合わせが、私のおうち着物の定番。
何時は博多織の小袋帯を締めているのだけど、今日はこんな帯を箪笥の中から発見。
これ締めるの15年ぶりくらいかも。長い帯なので二段熨斗目結びにしてる。
デブだ。着物を着ると丸太のようになってデブが一層引き立つわ。
デブな自分を見て思ったのだけど、段差をなくすためにウエスト周りに補正を入れるより
帯の周りがびしっと締まってある程度くびれが分かった方が細く見えるなあ。
痩せなくちゃ。やっぱり着物は細くてしゅるっとしている方が似合うわ。
太っている方が似合うなんて誰が言いだしたんだろうね。
鏡に映る自分の姿、どう見ても関取です。ありがとうございました。

夕方から美容院に行った。
この時期だから行くかどうか迷ったけど、これから寒くなってきて
インフルが流行ってくると余計行けなくなるかも。
電話したら今空いていると言われたので、行くことにした。
平日の夕方ということもあって、お客さんが誰もいない。
美容師さんもヒマだったのか、いつもと同じ髪型をいつもより時間をかけて切ってくれた。
短くして、あーすっきり。これで年末まで頑張る。
美容室を出てから商店街で買い物していたら、和菓子屋さんの前に行列が出来ている。
今日は何かあるのかしらと店を覗いてみたら、中秋の名月のポスターが貼ってあった。
あ、そうか。月見団子を買う行列だったのか。

帰り道の東の空には、黄色い大きな満月が昇っていた。
昇ったばかりの満月というのは、どうしてこんなに綺麗なんだろう。
まんまるで、大きくて、金色に輝いていて、かぐや姫が住んでますと言われたら
ああ、そうですね、と納得してしまいそう。あそこに美しい別世界があるような気がする。

そこで私も気分だけお月見。羽二重餅を食べるよ。

もう一個。


二つ食べたらお腹いっぱいになった。これでまた太る。
と言いつつ継続的に糖分補給する、サステイナブルなデブだな。

***
このブログのインターフェースが新しくなってから、行間が広くなって嫌。
狭くする方法があるんだろうけど、検索してもよく分からないから
作成ビューで書いてからHTMLビューで行間のタグをいちいち修正している。
面倒くさい。死ぬほど面倒くさい。せめて一括で修正できる方法ないのかな。
私でも分かる簡単な方法で。

また放置、そしていつのまにか春

 歳月が流れるのは早いなあ。 ぼーっとしている間に一年が終わり、年が明けたと思ったらもう2月も終わり。 父が手術で入院したりとバタバタしていたので2月半ばまで実家でリモートワークした。 いやー、仕事になりませんわ。 18時まで仕事なのに、5時過ぎから母に「ごはん作るの手伝え...