2020年10月10日土曜日

悪いところが露わになる

寒いわ。今日は朝からずっと雨だったせいか、寒くて震えた。
あっという間に本格的な秋だなあ。

水曜日は歌のレッスンで大阪市内まで出かけたのだけど
歩いている人みんな長袖、上着も着ている。夏服で出かけた私、あほですわ。
急に寒くなると乾燥する。喉がカサカサで声が出ない。
今まで普通に歌えていた低音が、先週に引き続き今週もダメでしたわ。

この最初の部分。


「あめは ふるふる」の「め」が出ないのですわ。
しょっぱなからつまづいている。どうしても引っかかってしまう。
ここは力を入れ過ぎず、「あ」と同じポジションで
顔の横から左右ななめ上に出すように。顔の上半分で歌うように
と先生から言われて、やってみるけど声がかすかす。

もう一か所。


「ろはうたでやる」ここが低くでやっぱり出なくなってしまった。
このテンポが変わる部分は明るく開放的に歌うので力を入れ過ぎない。
低いということを意識せず、前の「る」と同じポジションで、下げない。
はあ、何度やっても上手くいかない。

「エ」母音と「イ」母音はどうしても狭くなることもあって、
ポジションを下げて声を喉に集める癖がついている。
喉の調子が良い時には普通に歌えてしまうから気付かないけど
調子が悪い時にはそういう悪い癖がハッキリ出るんです、と先生。
自分の悪い癖を確認して修正すること。
どういう風に身体を使っているか、口の中はどうなっているか、舌の位置は?
響きは下がっていないか、考えながらひとつひとつの音を丁寧に唄うこと。

この最後にテンポが戻る部分もだめ。

「ふねは ゆくゆく」の「く」で音が下がると声が喉に集まってしまう。
この部分は、最初の「ふね」でぱちっと上を開いておいて
そのポジションを最後まで維持すること。

***

家で練習していて気付いたのだけど、この「ふね」部分と同じように
ここを良いポジションに一発で入れないとあとがグダグダになる
逆に言うと、良いところに入ってそのポジションを維持できれば
後は息の流れに乗るだけで出にくい部分が楽に出る
という、キーポイントになるような音があるのね。

例えば出だしの部分だと、最初の「あ」のソの音を良いところに入れられないと
6拍伸ばす間に良いポジションを探してしまって、ポジションが定まらないうちに
7拍の「め」を歌わないといけなくなって、どうしても下がってしまう。
そこで、眉間の間を狙って「あ」を出そうとすると力が入りすぎる。
低い音は後に引くように、吸いこむ感じでと言われるのだけど
喉の奥に吸い込むように歌ってしまって、今度は声が後ろに倒れる。
何度か練習していて、後ろに引く位置が低いと気付いた。もっと上だ。
柔らかく後ろの上の方に息が当たるように歌うと、声が前に回ってくれる。
息が背骨を伝って登って行き、口内の高いところに当たってくるっと前に回るイメージ。
これをやると喉がカスカスでも次の「め」の音が出せる。
頭蓋骨がすごく振動しているわ。これでいいのか?
でもとりあえず出ないときには出る工夫をするように、と言われたので
これでいいことにしよう。

「ふねは船頭さんのこころいき」の部分も、「こころいき」の「こ」がキー。
ここをきっちり高い位置で出さないと高音の「い」が潰れる。
適当に流さないように、ひとつひとつの音を考えて歌わないと。
って、何度も言われているなあ。考えながら歌えって。
結局、同じところをぐるぐる回っているだけなんだろうか。

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