夕べは歌のレッスンだったのだけど、終わったあと眠くて眠くて
いつもより一時間早い時間だったのに、なーんでこんなに眠いんだろう
と思っていたら、火曜日は寝てませんでした。
もともとショートスリーパーで、一日四時間くらいしか寝ないのだけど
それでも一日寝ないと眠くなるなあ。
一日遅れで歌のレッスンのメモメモ。
あれだけ練習して声も出るようにしていたのに
やっぱり現実は厳しかった。
夕方から声がかすれ始めて、ひっかかって出ない。
どうも喉頭の入り口あたりが荒れているような感じで
このあたりに当たると声ががさっとなって伸びない。
息がここでつっかえて上まで上がらないので
どうしても奥に倒れるのよね。
とにかく、歌い始める前のブレスで
息を頭の上の高いところまで上げて、そこから歌い始めること。
「献呈」前半。まずリズム読みでリズムを確認する。
言葉の子音の最後が休符のギリギリ手前になるので
どうしても休符を長く取り過ぎてしまうのね。
あと、発音に気を取られるので、ブレスを忘れてしまう。
出だしのduは、分かりやすいように
息と一緒に手を高いところに上げて、高い位置から歌い出す。
最初のひっかかりはここ。
du meine Weltと音が下がるところでかすれて引っかかる。
Weltの音が伸ばせない。ここで声を無理にはるので
次のin der ich lebe,でderが倒れる。ここはder ich lebeと同じ場所で歌う。
力を入れない。Weltとlebeのあとでブレスを入れる。
声が出にくいときは、ここでブレスを入れた方が
仕切り直しもできるし息に余裕が出る。
lebeをliebeと発音しないように気を付けること。
次の高いとこはしんどい。
darein ich schwebeのソ♭は、普通なら出せる音なのだけど
発音しにくくて、とくにichが言えないので口がもごもごで声が出ない。
ここはもう、今の段階では歌詞はどうでもいい。
まずこの音をちゃんと出すことを優先させる。
この部分は、歌詞をちゃんと発音しようとせず
ラでもアでもいいから、適当な言葉で歌ってみる。
そしたら、出た!当たった!
でも、「声が上に抜けてしまっている」と先生。
声は前方頭の上あたりを風船のように漂っていても
声の端は、風船の紐の端に重りが付いていて
それをお腹のあたりで握って軽く引いているようなイメージで。
つまり、支えられていないってことね。
今度は下に引くことを意識して歌ってみる。
すると、下には引けているけど引きすぎ、と。
調子や曲にもよるけど、上が6、下が4ぐらいの力加減で
上下が引き合うようにすること。
上がやや強めな感じでやってみると、上手く行った。当たった!
先生「どういう感じで発声しているか、分析してみてください」
私「うーん、背中から声が出ている感じがします」
先生「背中から出ているのはそれでいいです。ただ、狭くなってます」
細く狭くなってしまっている、ここはもっと広げること。
声はコンパクトでも、幅は襖をぱーんと開けるように広げる。
そうなのよね。ここの音は出にくいこともあって
尾てい骨を中に絞るようにして息を背骨から上に上げているのだけど
キンキンしてしまうので、どうしても鼻腔のあたりも一緒に絞っててしまうの。
だから身体が開かない。
何度か練習しているうちに、なんとか開くことができた。
ふー、疲れる。声はがさがさだし。
続きの o du mein Grabからkummer gabまでは
最後のgabのaを口の中が明るいイメージで。
スローパート。
ここはイ母音が潰れていると指摘された。
Du bist die Ruhでは、uの母音とiの母音は同じ高さで
iの時も口は縦にすること。
ずっとひっかかってる、Fiedenのdenで下がるとこ。
今日は喉ががさがさなので、胸に落とすより上にふわっと上げることに。
iとeはiの方が下がやや前に出るくらいで、あまり口の動きはない
鏡で確認してみてください、と言われる。
鏡で下の動きを確認する。口の形はずっと縦のままで変わらない。
つまり、響きはFrieの時の高い位置のまま、口の形も同じで
舌の位置だけ変えればいいのか。
音が急に下がると、その音を外さないようにという意識が強くなって
響きを上でキープできなくなる、その結果喉が締まってくるのよね。
ここは口の中よりも、イメージ先行で気分上げて軽く歌ったほうがいいんだろうか。
声が出にくいので息を多めに使っているせいか、
Friedenのあとの、mirでターンが入ってbeshiedenまで息が続かない。
先生、ここはどこで息継ぎすればいいですか?
「残念ながら、息継ぎの場所はありません。頑張ってひと息で」
えーっ!!!続かないよ(涙)
ドイツ語の歌は歌詞にカンマが付いているところでブレス。
ここのフレーズにはカンマがないからブレスは入れないけど
しいて入れるとしたら、Himmelとmirの間。
途中で息が続かなくなるよりは、無理にブレスしてでも
最後までちゃんと歌えることの方が大事です、と先生。
ここで急いでいれるとなんとか息が続いた。ふー。
と、休んでいたら次のフレーズへの入りが遅れてしまった。
四分休符のあとのdat du mich liebstからテンポが変わるような気がするので
この休符でどうしてもひと息ついてしまう。
ここはのんびり休まない。
ここが済んでも次の難所が待っている。
私が前半で一番苦手にしているところ。
mein guter Geist, mein bess'ress ich
meinのア母音はもう少し長めにすること。
guterで音が下がるところが、どうしても内に引っ込んじゃう。
ここは響きを高い位置でキープして、口で発音だけ変えればいい
というやり方は分かるのだけど、喉がちょっとでも狭くなると
引っかかってがさっとなってしまう。それで力が入ると
音が顏の中で鳴ってしまう。なんど練習しても上手くいかないのよね。
音は上下しても、響きは同じ高さで横に流れるようなイメージで、と先生。
次のmein bess'ress ichに強弱が付いて声を押したり引いたりしている。
Geistのあとでブレスを入れて一旦仕切り直し、
mein bess'ress ichはゆっっくりめで、軽やかにコンパクトに歌うこと。
この日はここまでで終了。
この曲は難しいです、と先生がおっしゃいました。
とくに息の使い方が難しい曲だそうで
はい、また自分で無駄にハードル上げちゃいましたよ。
私には難易度が高すぎたわ。
メロディーは覚えやすいし、聴いている分には
簡単ですぐに歌えそうな気がするんだけどなあ。
そういう風に聴かせるためには、いろいろ難しいところが多いのね。
今日も凹んだ。
****
あんまりにも声の調子が戻らないので、先生からアドバイスをもらった。
もう廃業されているけど、文殊先生という有名な喉のお医者様がいらして
大阪の歌手の間で信頼絶大な先生だったとか。
その先生の本に、歌う前には甘いものを取ると喉の調子が良くなる
と書かれていたそうで、はちみつ100パーセントの飴をなめると
糖分補給と喉のケア両方を一度に出来ていいんじゃないか、と。
さっそく、はちみつ100パーセントの飴、買いました。
アマゾンで文殊先生の本も買ったわ。
なんて単純な私。
でも本当に喉の掠れが収まらないし、今はどなたの言葉でも試してみたいわ。
それに、息苦しい。なんか息が上がってこない。
これもなんとかしなくちゃ。
はあ、次のレッスンまでやること多くて頭がいっぱいだ。
2019年8月24日土曜日
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