2019年8月9日金曜日

しばらく歌いたくない歌のレッスン

長い間悩んでいた喉のはれが収まって、なんか絶好調。
でも、エアコンをかけたまま寝たせいか
朝から咳が。それでも夕方までには収まって
鼻歌もすいすいでるわ。

この二週間、毎日毎日、献呈の楽譜とにらめっこして
ドイツ語の発音練習して、リズム読みして
高いところも低いところもなんとか出せるようにしたのに

あー、現実っていつも私にイケズする。
さっきまで普通に出ていた声が、レッスンが始まったとたんでなくなった。
こ、この喉の奥のひっかかりは、間違いなく気管支炎。
私はアレルギー性気管支炎持ち。これが出ると長いですわよ。

いったいいつ喉の調子が良くなるんだか。春からずっとこの調子で
まともに歌えませんわよ。先生も、いい加減なんとかしろよー、な空気ですわ。

全部声が出なくて、ドイツ語の子音も最後に上手くまとまらない。
とくに高いとこと低いとこが駄目。

この高い方のソ♭、普通なら簡単に出せるけど
ドイツ語の発音、とくにichが引っかかって上手くだせない。
もう超音波。
ここのichは無理に発音しなくていい、dareinのnがはっきり出せればよし。
今は歌詞を明瞭に発音することは考えなくてよい。

次に出ないのが、ここ。
このFriedenのden、つまり下のシが出ません。

先生によると、ここの出し方は二通り。
息を少なく、軽くふわっと上に出すやりかた。
もうひとつは、ここだけ地声にする。
胸声で響きは下げず、声だけ肺にすとんと落とす感じ。

どっちがやりやすいですか?と言われたけど
どっちも難易度、高すぎやー!!

上に出すためには、どんなに低い音でも
絶対に頬骨の上には載せておかないといけないし
発音が狭くなりがちなので、喉に引っかかって声がかすれるし
地声で落とすとしても、裏声からいきなり地声にならない。

ここは本日は出来ないのでスルー。

あと、発音しにくい子音のあとにsを付ける癖があると指摘された。
o du mein Grab, in das hinab ich ewigのhinabのあと、
macht michi mir wert, dein Blick hat mich...のあとに
sの音が入っているって。これを入れないように気を付けること。

最後のmein guter Geist, はguからterに音が下がるけど
その後のmein bess'resはリタルダントなので
-istをゆっくり目に丁寧に発声してから、そこでブレスを入れて
ブレスのあとゆっくり歌うこと。
こうすることによって、聴き手にはゆったりと歌うために
あえてブレスをしたような印象を与える。
また、この部分、下がるところでどうしても後ろに引っ張ってしまい
声が前後に出たり入ったりしているという指摘も。
全部顏の前で歌うこと。場所は変えない。

でも、何度やっても下がるGeistを歌うのに必死で
ブレスが出来ない。声にならない。

他にも音の伸ばし方と子音の処理のしかたなど、いっぱい。
リズム読みの練習をなんども繰り返すようにと言われた。

ドイツ語とイタリア語で喉の開き方が違うように感じたのだけど
先生に聞いたら、違いはないって。
ドイツ語の母音はやや奥気味だから、気持ち縦に開いているけど
基本は同じ。軟口蓋がだるくなるのは無駄に力が入っているからだって。

声も出ないし、全部だめ。あー、駄目駄目、全然ダメ。
二週間、なにを練習していたんだか。
喉は痛いし、歌えてないし、本当に何もかも嫌になってきた。

家に帰って練習してみたけど、さらに声は出なくなってるし
もう楽譜をほうり投げてしまった。
もうしばらく歌いたくない。

と、思ってもまた明日になったら歌うんだろうな。
マツキヨのトローチ(安いのに意外に効く)なめて
まずは喉をなんとかするわ。

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