2017年9月28日木曜日

台湾旅行二日目

東京大衆楽団の2326日の浅草神社演奏会の動画、
インスタとツイッターにアップされているのを拝聴いたしました。
今回も大盛況だったみたいですね。

「月よりの使者」、わーわーわー!
孝太郎さん、すっぱりと清々しくて力強い声!
高いところから低いところまで安定してるし、響きが美しいわぁ。
とくに「幾度秋をさ迷えど」の秋の「あ」が
ふわっと柔らかくてすごく綺麗。これはなかなか出せませんわ。
それから、そのあとの「月よりの使者」の「よ り の」!
どうですか、この、日本製ベルベッティーンを
下から上へ撫で上げたような滑らかさは。
(分かり難い例えだ)
この「よ」の響きがたまりませんわ。

細かくてすみません。でもこの方はこういう細かいところが
(いつもじゃないけど)ものすごーく良いんですよ。
背筋がぞわぞわするくらい良いと思うの。

この曲は歌詞が過剰に思えて、あまり好きではなかったのですが
こうなると生で聴きたくなってきますね。
1日の岡山がほんとに楽しみ!

1日を待ちながら、台湾旅行二日目の備忘録です。

****

朝食クーポンをもらって、ホテルから道路を挟んで斜め前の
簡易食堂のようなところへ行きました。
間口一間くらいの狭い店で、入り口のところで調理したものを
中のテーブルで食べます。テイクアウトを待っている人もいました。

台北のアパートは狭くて、キッチンが無い家も多いらしく
朝からこういうところで朝食を済ませて、お昼用にタッパーに詰めてもらったり
店頭で売っているサンドイッチを買ったりするそうです。

クーポンの三種類のメニューから選んだのがこれ。

手前は私が選んだ、大根餅に目玉焼きが乗せてあるもの。
奥が友達が選んだ、薄い小麦粉のクレープみたいなシートに
チーズとハムを巻いたもの。
どちらも上から甘辛いシロップが掛けられていて、なんとも微妙な味。
飲み物も選べるのですが、どれを選んでも砂糖たっぷり。お茶まで甘い。

このクレープみたいなものをテイクアウトしに来た奥さんが
出来上がるまで20分ほど待っていましたが
いくらキッチンがないと言っても、この程度のものは
ホットプレートかなんか使えば5分ほどで大量に焼けると思うのだけど。
待っている20分がもったいないと思うか、手間と材料費がもったいないと思うか。
うーん、ここで暮らしている人たちは後者なんでしょうね。

量が少ないようで、大根餅は結構胃に溜まりました。
腹ごなしに周囲を散歩。

細い道を入ったところに、こんなお堂?廟?
どなたかを祀ってある建物がありました。
とても華やかな彫刻がしてあって、お線香のよい香りが漂っていました。
こういう建物は市内のあちこちにあって、朝から結構若い人が手を合わせています。
手入れも行き届いていて、地元の方たちがとても大切にされているようでした。

このあたりは繊維の問屋街ですね。
とても雰囲気のあるレトロな建物が並んでいました。
こういう古い建物が普通の商店や作業場に使われていて
派手な漢字の看板がなぜかフィットして不思議な空気を醸し出していました。

古い建物と近代的な新しいビルが混在していて
すごく活気があるのに、どことなく憂いのようなものも感じさせて
それが街の美しさにもなっているような気がする。

これはホテルのすぐ近く。




小さな通りにも雰囲気のある建物がいっぱいありました。


MRTに乗って、衛兵交替があるという中正紀念堂へ。
駅も格好いい。

ここがもう、広い広い。左右が劇場で正面が廟になってます。


中はこんな感じ。

中正というのは、蒋介石のことなのね。

衛兵が立っていたのですが、ぴくりとも動かないので
最初は人形かと思った。

空軍の儀仗兵みたいですね。背が高くて体格が良かったです。

衛兵交替を汗だくで見て、すごく暑くて疲れたので、
駅近くの路地にあったこじゃれたカフェに入りました。

これがこの店のオリジナルコーヒーですが、甘くて濃い。
冷たい飲み物は不思議なくらいみんな甘いですね。

頼んだのがワッフルとパウンドケーキ。
黒板に今日のメニューが書いてあったのですが、全部漢字で分からない。
適当に、これは葡萄だ、これは芒果だと辺りをつけてました。

こじゃれたカフェは日本のこじゃれたカフェと変わりません。
飲み物は130~150元とちょい高め。
店員さんは英語を話してくれましたが、なまりがきつくて良く分からない。
でもこっちの人は、ためらわずポンポンと言葉を継ぐので
なんとなく言っていることが分かってしまうし、こっちもつられて同じように
ついポンポン言ってしまうので、何となく通じてしまう。
日本人に足りないのは、このためらいのなさだな。

台湾の人は、言葉が通じないなら、とにかく自分の言いたいことを伝えようと
ニコリともせず、かといって面倒くさそうにもせず、ぶわーっとしゃべりつつけるのね。
反応するこちらも言葉がまじっちゃって、自分が英語を話しているのか
日本語を話しているのか適当な台湾語を話しているのか、訳が分からなくなってくる。
同じように、お店の人も、ぐわーっと台湾語で話していると思ってよく聴いてみたら
実は英語と日本語だった、とか。
もう、通じたらなんでもいいわ、という気になります。

私が頼んだレーズン入りパウンドケーキ。
あ、レーズン!と黒板の葡萄の文字を指さしたら、店員さんが、うん、うん、レーズン、
という風ににっこり。漢字万歳だわ。

友達が頼んだもの。マンゴーとマンゴーアイスが付いたワッフルでした。
マンゴーかき氷を食べなかったので、今回食べたマンゴーはこれだけ。

どちらも値段は日本円で1000円近かったと思います。
こじゃれたカフェは台湾でも日本でも、お値段もこじゃれてますね。

そこからまたMRTで大安森林公園駅までいきました。
この近くの建国高架道路という高速道路の高架下が
日曜花市と玉市になっています。

高架下の左右にずらっと植木屋さんや花屋さんがならんでいました。

台北の人は植物が好きみたいですね。
狭いアパートのベランダにも、路地にも鉢植えがいっぱい並んでいました。
鉢はだいたい10元ですね。持って帰れないのが残念。

花市を抜けると、こんどは玉市。

こっちは天然石やアクセサリーを商う人のテーブルが並んでいて
ちょっとプロっぽい雰囲気。

友達が翡翠のピアスを探していて、たまたま立ち止まった店で
思い切り値切り倒していました。
私も店の人にリングを見せられたのですが、うーん、あんまり興味ないからいいわー。
でも友達がまた値切り倒した。さすが、中国でいつも値切り倒しているだけのことはある。

ここの玉は本物とは限らないし、買ったものが本物かどうかも分からないけど
こういう所で値切った、という体験を買ったということで納得しています。

値段は日本円で3000円弱まで下がった。ファッションリングと割り切れば
普段使いによいのではないかと。

次からはちゃんと研究して戦略を立てていこう、と話し合いました。
良い品を買うより、どこまで値切り倒せるかが目的になってるという
私たちは紛れもなく関西人。

そこからまた地下鉄に乗って中山まで行きました。
このあたりは繁華街で、観光客も多くて観光客向けの店もいっぱいありました。
日本人と韓国人と中国人で溢れ返ってましたね。
当然、この三か国語は通じます。

鼎泰豊で小籠包を食べようと思ったのですが、凄い行列であきらめました。
この店は日本にもあるしね。

私はお買い物より、やっぱり路地の建物が気になる。

暑くてふらふらだったし、この日は夕方から九份に行く予定だったので
ホテルに戻りました。

北門駅の地下を歩いているとYの地下街に出ました。ここがすごい。
異国情緒あふれている、というか異国だけど、台湾じゃない。
台北駅の地下街はものすごく広くて綺麗なのですが
ここら辺りは、まるでハイハイタウン(大阪ローカルで申し訳ない)。
めちゃくちゃもっさりしてる。そしてもっさりした物売ってる。
UFOキャッチャーまである。
お客さんはほとんどが出稼ぎのインドネシア人で
家族で遊びに来て、インドネシア料理を食べてました。

疲れていたのにこの懐かしい雰囲気にテンションあがっちゃって、
なぜかフードコートで牛肉麺なんか食べちゃった。
正直、あんまり好きな味ではなかった。
この肉、生肉ではなくて干し肉ですね。
なぜに干し肉をまた火にかける?

飲み放題のお茶を汲んでいたら、愛想のいい店員さんが
「ティー、フリー、OK?」と。
すみません、そうだと思って聞く前にもう飲んじゃってます。 
そしてやっぱりお茶は甘かった。

北門駅から出て外を見ると、こんな建物が。


この門は清朝のころの建物だそうです。

となりが日本統治時代の建物。郵便局になっていました。





現代の高層ビルはこれ。
新旧のコントラストが面白いです。


疲れたので九份は明日にする。

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