2017年9月30日土曜日

台湾旅行二日目の九份

昨日は湿布薬が効いていたのか、脚の痛みもずいぶんマシになっていて
調子こいて歩き回り、この調子なら週末の間に治るかも~.
と思っていましたが、朝起きたら脚が痛くて立てなかった。

効いていたのは湿布薬ではなくて鎮痛剤でした。

鎮痛剤は患部を治癒するのではなく、脳に働きかけて
痛みをブロックするだけなので、飲んでも怪我が治るわけではないのです。
つまり痛みというのは脳が作り出すものなのですね。
なんという人体の神秘!

ということは、自分が見ているこの世界も
脳が見せる幻覚なのだろうか。
生きている不思議、死んでいく不思議♪

と唄いつつ、 九份訪問の備忘録です。

****

九份は自分で行くには電車とタクシーを乗り継がないといけないそうで
面倒なのでオプショナルツアーに申し込んでおきました。
観光と食事がついて5000円です。

夕方ホテルにバスが迎えに来てくれます。
日本語のガイドさん付き。このガイドさんが若い女性で
日本語はちょっと怪しい。でも台湾の人なので
怪しくてもためらうことなくスパスパと勢いよく言葉を繋いでいて
トータルではちゃんと言っていることが分かる。
やっぱり、日本人に足りないのはこの勢いとためらいのなさだわ。

別のホテルも回って他のツアーから参加する人も加わりました。
総勢で30人くらいになりましたかしら。
バスの中でガイドさんに、すりに気を付けるように、時間を守るように
と注意を受けている間に、バスはどんどん山の上に登って行きます。


九份についたら、バスを降りて乗合バスに乗り換えます。
乗合バスなので、学校帰りの地元の学生さんも乗っていました。

九份の街の中心でバスを降りたら、海が見えて良い眺め。

ここからは夕食まで自由行動になりましたが、千と千尋の神隠しの
湯婆婆の湯屋のモデルになったというお茶屋さんに行きたい人は
ガイドさんにくっついて行きます。

ここがその「阿妹茶楼」
眺めがすごく良かったです。



お茶とお菓子を頂きました。値段は、わすれたー。

台湾では冷たいお茶は甘くてあまり美味しいとは思わなかったのですが
熱いお茶は香りがよくて美味しかったです。何杯もおかわりしてしまった。

台中出身で、御実家はお茶屋さんだというガイドさんは
ぜひ台湾のお茶を買うように、と勧めていました。
台湾のお茶を日本で煎れると、甘味が増すのだとか。
それは台湾は硬水、日本は軟水だからなんだって。

お茶菓子は九份の名物だというお芋の団子、果物の砂糖漬け、黒ゴマのおせんべい
それから落雁のように見える緑のお菓子は、緑マメのお饅頭?
中にあんこが入っていて、落雁より柔らかく、すぐに崩れました。
食べにくかったので、懐紙を持って行けばよかった。



こうして熱いお湯を沸かしてました。


九份といえば「千と千尋の神隠し」ですが、私にとっては
大昔に見た台湾映画、「恋恋風塵」と「非情城市」のイメージですね。

お茶を飲んだあと街中を歩いたのですが、狭い石段は凄い人。
途中で止まって写真を撮る人が多いので、渋滞状態でした。

道幅が狭くて、その両脇にずらっと店舗が並んでいて
雰囲気はあるのですが、人が多すぎてぐったりしてしまいました。
清水寺の産寧坂も真っ青な混み具合で、下りでは人に押されて転びそうになりました。
もう、なんか一回でいいやーと思ってしまった。

山の上なのと建物が古いのとで、あまり排水設備が良くないのかな。
食べ物の匂いと下水の匂いが混じって、頭がくらくら。
しかも道に迷って、狭い通りを右往左往して、本当に神隠しにあうかと思った。
もう少し時間の余裕があれば、ゆっくり見て回れて印象も違ったと思います。

その後、「九份茶館」という店で食事をしたのですが、
点心みたいなのが出るのかと思ったら
豚の角煮やら蛍イカのフライやらエビの酒蒸しやらと、
5000円のコミコミツアーの割には豪華で、味もとても美味しかったです。
このあたりはイカが取れるそうで、イカのフライは名物料理だそうです。

その後バスで台北に 戻って、士林夜市で解散。

夜遅くても凄い人でしたね。縁日みたい。
これを毎日、市内のあちこちでやっているなんて台湾、凄すぎ。

ガイドさんは服が安いといっていましたが、それほどでもなかった。
日本でもっと安いとこ知ってるし、って日本の景気が悪いってことやん。
全然自慢にならないわ。

食べ物は、大きな鶏の唐揚げを買いました。
お腹の調子が悪かったのであまり食べられなかった。
今回は台湾の有名な食べ物はほとんど食べていません。
なんか残念だわ。暑くて食欲がなかったの。

ガイドさんおすすめのカフェでお茶を飲みました。
この飲み物は、台北の学生の間で流行っているそうです。

冷たい烏龍茶の上にクリームをのせたもの。
ものすごい巨大なグラスに入れてくれました。
烏龍茶の上にクリームがのっていて
泡の上の緑は柚子か何かのピール。 想像通りの味です。
やっぱり甘かった。なぜに烏龍茶にクリームをのせる?
台北の冷たい飲み物は甘すぎてしんどかったです。

帰りはMRTに乗って、ホテル近くの夏寧観光夜市に行きました。
規模は小さいし食べ物屋台がほとんどでしたが
雰囲気はこちらの方が良かったですね。

通りの真ん中に屋台がずらっと並んでいました。


通りにある飲食店も遅くまで賑わってました。

お腹の調子がよければ、ここでいろいろ食べたかったわ。
次の機会ということにしておこう。

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