2018年7月17日火曜日

炎天下一人問答

どうして大須観音に行くことにしたんだろう。
商店街がいい感じのところだと、名古屋の人に勧められたからなのだけど
地下鉄の駅を一歩出た途端、ものすごい暑さに頭がくらくらした。

ムリムリムリムリ!これ絶対無理!
日傘を差していても、照り返しで顔が熱い。
それでも牛に曳かれて善光寺詣り、ならぬ観音様詣り。
お詣りして、おみくじを引こうと思ったら小銭がなかった。
今は引かなくても内容がなんとなく分かるから、いいか。

朝なのに日差しが強くて景色がけぶっている。
アーケードの商店街を歩いていても、頭がくらくらした。
目の前で陽炎が揺れていたわ。
やっぱり、最初の予定通り徳川美術館に行っておくんだった。


気温38度の名古屋。ぼーっとした頭でいろいろ考えた。
仕事のこととか、私生活のこととか、人間関係とか、いまいる場所とか。

いつでもどんなことでも、散々悩んで、シミュレーションしてみて
対処法を考えておくのだけど、それが想定通りにいったためしがない。
人は自分の思い通りに動いてはくれない。
それは当然だけど、私の場合、自分自身が自分の思い通りに動いてくれないもの。
そうしてうまくいかなかったことにグチグチと思い悩んだあげく
考えたってその通りにならないなら、考えても意味ないよなー
という結論にたどり着く。
たどり着いたはずなんだけど、やっぱりいろいろ考えてしまい
最初に戻り、同じ結論にたどり着く。これを何年繰り返してきたことか。

もういい加減自分でも懲りなきゃいけないんだろうな。
実は散々懲りてる。一人問答に何の意味もない。
それでも意味のない問いかけを自分に対してせずにはいられない。

周りからみると、私はいつもへらへらニコニコして
言いたいこと言って、やりたいことやって、行き当たりばったりで
楽しそうに見えるらしい。フリーダムだねって、いつも飄々としているねって
知り合いにはそう言われる。

でも実は、常に全身の神経を張り巡らしてぴりぴりしている人間で
あまりにも張りつめすぎた神経が、ところどころプチプチ切れて
それをその場でなんとか修復するのにいっぱいいっぱい。
その間も笑っていなきゃいけない、てかもう笑顔が張り付いている状態で
これがまたしんどいしんどい。

いいよー、気にしないでー。いえいえ、大丈夫ですから。
あらそんな、こちらこそお気遣いいただいて申し訳ないですー。

こんなんもういいわ。こんなオートモードはもう。
大丈夫な訳ないだろうが!

しんどい、本当にしんどい。こんなにしんどいのはきっと暑いからだ。
暑い間だけでも、何もかも放り投げてしまいたい。放り投げてしまいたい。
それをやらないのは、涼しくなった頃に、放り投げて散らかったものを
寄せ集めるのが大変だからなんだけど。
でも今回は、ほんとうに駄目だ。もう同じように生きて行く自信がない。
放り投げたら、もう今度は拾い集める必要ないよね。

と、放り投げる気満々で名古屋から帰ってきたのだけど
ここまで書いて思い出した。

あかん。
祇園祭りでわざわざ借金つくったし。
これをあと3年は払い続けないといけないし。

あー、撤収撤収。散らかったもん片づけて撤収!
明日の朝も5時起きだから、もうアイス食べて寝る!
明日は別の日!

・・・な訳ないわ。同じよ。

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