2018年7月31日火曜日

優しい言葉

今朝は朝から腕にびっしり蕁麻疹が出た。
いつもは、白いプツプツが出て痒くて掻いたら繋がって広がるという感じなのに
今朝は起きた時から腕の内側全体に丘疹が出ていて
自分で自分の腕が気持ち悪くてクラクラした。
クラクラしていても仕方ないので、出がけにゴミを出しに行った。

マンションには専用のゴミ捨て場があるのだけど
道路を掃除していた近所の方が、急いでいるでしょ、そこに置いといていいよ
と手前にある町内会のゴミ捨て場に捨てさせてくださった。
ゴミを捨てに来ていた他の奥さんが、ここ、ここ。ここに置き、と
ゴミに掛けているネットを持ち上げて置きやすいようにしてくださった。
いってらっしゃい、暑いから気を付けてね、と見送ってくださった。

ありがとうございます、いってきます、と返答して駅に向かった。
日傘を差して歩きながら、優しい言葉というのはいいなあと思った。
心がほわっと軽くなった。

在宅で仕事をしていた頃、忙しくて二週間以上家に閉じこもっていたことがあった。
朝メールで納品してからコンビニに向かう途中、町内会の方に
「あんた久し振りやなあ、忙しかったんか?」と声を掛けられた。
仕事が大変なのは分かるけど、散歩でもええから外に出て
姿を見せんとアカンで。一人暮らしなんやから、見かけへんかったら
何かあったん違うかと思うて心配するからな、と。
この方は、以前自転車のサドルが盗まれたとき
廃品回収に自転車が出たらサドル取っておいてあげるわ、と言ってくださり
実際にそうしてくださった。

町内会は会費を払っているだけで活動には参加していないし
ご近所さんとも、挨拶する程度の間柄。
それでも気にかけて言葉を掛けてくださる。

こんなに優しい人たちに囲まれていて、いったい私は何が不満なんだ、
何が辛いというんだ、と思うと涙が出てきた。

ここの人たちは、近所の賃貸マンションで一人暮らしをしているというだけの
どこの何者かも分からない中年女を、そこにいるものとして扱ってくれる。
声をかけ、挨拶を交わす存在として認識してくれている。
それだけで私は充分に幸せじゃないか、と思った。

優しい言葉を使わなくてはいけない。
いつも心を柔らかくしていなければいけない。
とげとげした気持ちはとげとげした態度に出る。
辛くても笑っていよう、柔らかく振る舞って優しい言葉を使おう。
たとえ相手が、私をそこいらの石ころのように扱う人であっても。

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