2018年11月16日金曜日

アニメ声でにゃにゃにゃな歌のレッスン

昨日は歌のレッスンの日だったのだけど、帰ってきてから疲れてすぐ寝てしまった。
昨日のレッスンをメモメモ、と言っても声がかすれて
ほとんど練習にならなかったのだけど。

***

定時退社して梅田で軽く夕食を食べてからレッスンに向かう。
ところが、スタジオに着いた頃に喉がイガイガし始めた。
お水を飲んでもイガイガが取れない。
夕方まであんなに調子が良かったのに、なぜ?

発声練習でドミソミドをイとアでやってみる。
声が喉に引っかかって掠れる。
とくにイの音がほとんど出せない。いつもなら出しやすいアも出ない。
音程が上がったときは、こめかみのあたりを上に開くようにと言われて
上を開いても、下のイがかさかさにかすれてちゃんと出ない。
イは母音の中でも一番狭いけど、狭くならないよう出来るだけ縦に口を開けること。

歌っているうちに出るようになるでしょうとおっしゃっていた先生も
何時まで経っても掠れたままの声に、いったいどうしたんでしょうね、と。
乾燥しているからか、肩が凝っているからか、風邪か?
全然思い当たる節がない。何度水を飲んでも掠れが収まらない。
軟口蓋のあたりが腫れているのが分かる。
いつもは出し難い低音がかさつくのに、今日は高音も掠れている。

「さくら貝の歌」
もう上から下まで全部掠れていて、上はカスカス、下は音にならない。
ミからファあたりの、本来なら一番出しやすいところが掠れて
そこで出そうと力を入れてしまうので、声が喉の奥に落ちたようになっている。
とくに、キ、コなどカ行の音が全部後ろに倒れている。
声が出ないときは、狭いところで薄く歌う。
本当は狭くしてはいけないのだけど、今日は少ない息で全部狭く歌って
眉間のあたりに響きを集めることを意識すること。

ところが歌えば歌うほど声が出なくなってきて、
高音は上に開けるのではなく、斜め後ろに喉が開いているようなイメージで
斜め後ろに引っ張るように歌ってみるように言われた。
これをやると後ろが開くから、高音はなんとか当たるのだけど
掠れはどんどん酷くなる。特に掠れやすい音が多い歌なのでいったん中断。
もっと低い音の歌をやってみましょう、ということで「ふるさと」を練習してみた。

原曲キーだと私には低すぎるので、キーを上げて練習する。
高音は歌いやすいのだけど、 音が下がると途端にがががーっという声になって
しかもやっぱり後ろに倒れる。

低音はどうしても力が入ってしまうので、倒れやすくなるそうな。
そこで、アニメのような軽い声で、ドミソミドをタで歌ってみる。
響きを眉間に集めて、タタタタターと軽く歌うと倒れない。
次に、同じ音階でリズムを変えて、ターッタ、ターッタ、ターとやってみた。
「声が変わったのが分かりますか?」と先生。
これをやると、ッタの部分で全部後ろに倒れているんだって。
力を入れずに、薄く上で響かせること。
今日は眉間のあたりから薄く前に出すことを意識する。力を入れない。

次に「雪やこんこん」をやってみる。
ウン十年ぶりに歌う歌なので、歌詞をすっかり忘れていた。
犬は喜び庭駆け回り、猫はこたつで丸くなる、と元気に歌ったら
「山も野原も綿帽子かぶり、猫はこたつで丸くなる、です」
あ、犬と猫は同時に登場させたらいけないのか、分かりました、もう一度。
で、やっぱり犬は喜び~と歌ってしまった。ウン十年ぶりだし。

次、「もみじ」
これも「照る山もみじ」のやまーと音が上がるところで声が倒れて奥に落ちる。
こういう箇所はどうしても前のめりになってしまうので
意識してなめらかに軽く上で響かせること。

なんとか声が出るようになったので、また「さくら貝の歌」にもどったけど
高音がバリバリに掠れてしまう。とくに「われひとり」のところ。
「れひ」がひっかかって上手く発音できない。

そこでアニメのような軽い声で「にゃにゃにゃ」と歌ってみる。
それから同じアニメ声で歌詞を付ける。響きを眉間に集めるように。
つぎの「拾いし貝よ」の「し」と「い」は力が入って響きが下がるので
鼻の奥から指がむにゅっと前にでて音を掴むようなイメージで。

声が出し難い時は仕方ないので、歌詞がはっきり発声できなくてよい。
響きを額のあたりに集めることを意識して、アニメ声で軽く歌う練習をする。
アニメ声は強く出すと喉を痛めるので、小さい声、少ない息でかるーく、
にゃにゃにゃと可愛い作り声で歌うこと。

レッスンの後、喉の奥がさらに腫れてきたので
帰り道に先生と原因をいろいろ考えてみた。
スタジオが悪いのかしら、でもいつも掠れるわけじゃないから違うよね。
乾燥しているからかな、でも今日は湿気が多いし。
夜冷えるようになったから、寝ている間に乾燥したのかしら。
それなら朝から調子が悪いはずだし。

レッスンが終わって家に帰った後の方が声が出やすいから
始まる前に早めに発声練習をしておいた方がいいんでしょうか?と訊ねると
それはあまり関係ないって。
先生の経験からすると、発声練習をしてもその状態が維持できるのは
せいぜい5時間程度。朝起きて一時間くらい発声練習をした場合、
歌う直前に5分ほど発声練習をすれば十分だ、と。

アレルギーかしら、でもアレルギーになるようなものは・・・。
その時、あっとひらめいた。
夕食に食べた、アボガドバジル”エビ”パスタ!
お互いに顔を見合わせて、「それだ!」と叫んでしまった。

そうだ、私には甲殻アレルギーがあったこと、すっかり忘れていたわ。
食べたエビの量が少ないから、顔が腫れたり蕁麻疹が出たりはしないけど
もともとアレルギー性気管支炎もちだから、一番弱い喉の粘膜に出たんだ。
普段から喉が腫れることが多いけど、食べ物と結びつけたことはなかったわ。
朝から調子良かったのに、レッスン前に掠れはじめたから
間違いなくこれが原因だ。そういえば今までもレッスン前に夕食を食べると
声が出にくくなることが多かった。胃が引っ張るからだと思い込んでたわ。

アレルギー恐るべし。
これからはレッスン前にはなにも食べないことを堅く誓ったのでした。
わちゃわちゃ状態で貴重なレッスンを終えてしまった。
もったいないことしたわ。

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