2020年1月13日月曜日

新年の抱負という訳でもないけど


気が付いたらもう松の内を過ぎていたわ。
年末ぎりぎりまで仕事がめちゃくちゃ忙しくて
最終日には上司と言い争いまでしてしまって
美しく一年を締めることができなかったじゃないか。
なんでぎりぎりになって大事なことを言うかなあ。

プリンターが壊れたので年末にせっせと手書きで年賀状を書き
実家に帰っておせち料理の手伝いをし、お正月は少し車に乗る練習もした。
親の歳も歳だし、何かあったときにすぐにレンタカーで帰れるようにしておきたい。
父は手術後元気にはしているけど、やっぱり弱ったという感じ。
なんかボケて来たかなあ。年齢のせいもあるけど。
その分母がなんか元気だったわ。

新年早々に知り合いの方からお電話を頂いた。
仕事で知り合って、毎年年賀状の交換をしていたのだけど
もう歳で書くのがしんどいので電話でごめんね、と。
出会ったときは72歳で、ものすごく元気で活動的な方だったけど
今年で85歳。やっぱり身体が効かなくなったわとおっしゃっていた。
もうそんな御年になられたのか。あちらが歳を取られるということは
こっちも同じように歳を取ったということで。
えーっと、ちょっと待て。その時一緒に働いていた25歳の子は
もう40くらい?まだ結婚していないよね。
仕事に趣味にと毎日楽しいです!という年賀状が来ていたけど
いや、結婚相手も見つけようよ、と独身のくせに思うおばさんである。

一ヶ月以上何も書かずに放置していたのね。
仕事も忙しかったし、いろいろ考えることもあってまとまらなかった。
本当は去年の有象無象を去年のうちに整理しておきたかったのだけど
仕方ない。今からやるわ。やらないよりまし。
これが済むまで新年じゃないような気がするし。

*猿山に住んでんとちゃうわ!

 マウント取るのが好きな人に、久しぶりに出会ったわ。
 なんでそんなにエラそうなんだろうね。
 あなた私より年下だし、仕事の経験年数も私の三分の一以下だし
 そもそもGoogle先生がいないと、アカデミックレベルの英文を
 読み書きすることも無理でしょう?
 Googleさんを使うことについては別にいいと思う。
 使いようによっては効率上がるし。でも、Googleさんがないと
 文章を組み立てられないことを、恥ずかしいと思ってないのがすごいわ。
 それどころか、受動態の動詞は過去分詞型だということも分かってないやん。
 それ、高校生以下やん。
 一方的に偉そうにあれやってこれやってと命令するのはまあいいよ。
 でも翻訳について、そんな必要はない、そこまでしなくていい、とか
 内容について勉強する必要ない、そんなの翻訳者の仕事じゃない、って
 偉そうに言い切るか。そもそもあなた翻訳者を名乗ったらあかんレベルやろ。

 基本的な構文も理解していないのに、誤魔化すのはものすごく上手い。
 私が言った言葉を使って人前で大声で説教するのはいったいなんなんだ?
 出来ないなら出来ないで、おとなしくGoogle翻訳をコピペしとけよ。
 私は猿山に住んでるんじゃないわ。マウント取りたかったら
 嵐山でも箕面でも好きなとこ行け。

*つまらんもんですわ

 年末に歌のワークショップにいった。
 ちょうど小学生のお子さんが参加されていたこともあって
 先生が表現についてお話された。
 歌うときはお客さんに歌の描く風景を見せなければならないけど
 お客さんにそう聴こえればいいということ。
 歌っていると、歌の世界に浸っているかのように思われるけど
 実際は全然違うことを考えている。 要はそう聴こえるように歌う技術なんです、と。

 これは私の先生もおっしゃったことがあって、歌っているときは
 次のフレーズをどうするか、ここで開いてここでコンパクトに集めて
 ここでブレスすることで溜めの効果を作って、と常に頭を回転させている、と。
 そしてそれを自然に出来るようになるまで、繰返し繰返し練習すること。
 
   で、ワークショップの先生がおっしゃったのよ。
 つまらんもんですわ、ほんまにつまらんもんですわ、って。
 この言葉にものすごい衝撃を受けた。あまりの衝撃に泣きそうになった。
 音楽家を目指して勉強して、30年近く歌っているプロのオペラ歌手が
 つまらんもんですわ、って。
 それが、30年近くやってきて、今頃になって「ああこの仕事つまらない、嫌いだ」
 と気づいた自分と重なってしまったから。
 つまらないと気付いても、もう今更別の道を選べない。
 だからやるしかないのよね。
 それでも、お客さんが「良かった、素晴らしかった」と言ってくだされば
 喜んでもらえたんだ、良かったなあと思う、と。
 そうなんだよね、喜んでもらえたり評価されたりすると
 ああ、良かったなあ、と思うんだよね。なんか自分の人生が報われたような。

*歌に酔いたい

 その先生のミニコンサートに行って、一番前でお腹を観察した。
 ブレスの時に脇までぱーんと膨らむのを見て、おおっ、と思ったり。
 先生より上手い歌手はたくさんいるのだけど、何か分からないけど 
 この先生の歌がすごく好き。まず声がいい。力のある高音もいい。
 素人が僭越ながら、あ、ここの音の下がるとこ難しいなあ、という箇所で
 ミスされたりして、こんなベテランでもミスすることあるのかあ、と思ったり
 それでもなんかいいんだよなあ。

 そのコンサートのMCで、先生が、自分は歌が下手だとおっしゃった。
 ずっと下手だと思っていたし、下手だと言われてきたし
 本当にこんなんでいいのか?と思っていた、と。
 でもピアノ伴奏の方から、あんたの歌がええのよ、歌ったらええのよ
 と言われて、そうかなあと思いながら歌っているって。
 前日のミニコンサートで喉の調子が悪くて、携帯用吸入器で保湿しながら
 それでも力強い歌。最後の曲は会場の一番後ろで歌われて
 わあー、声が後ろから飛んでくる、耳元で響いている!
 そのとき、この先生の歌が好きなのはこの必死さというか
 伝えよう、表現しようという熱さがあるからだと思った。
 歌の世界をお客さんに見せなければいけない、という意志が
 声に乗っているというのかなあ。
 上手いからと言ってその人の歌が良いとは限らない。
 私は胸に迫ってくるような歌が聴きたいんだ、そういう歌に酔いたいんだ
 と改めて思った。
 素人が偉そうだな。でもお金払って聴きに行く客の大部分は素人だから。
 とにかく、自分も嫌でもちゃんと仕事をしなくちゃいけない。
 プロフェッショナルな仕事をするために、もっと勉強して工夫して
 必死にもがかなければいけないんだと改めて思った。
 それから、吸入器も買おうと思ったわー(まだ買ってないけど)

*愛のよろこびは
 
 愛のよろこび、それは一瞬の輝き。愛の苦しみ、それは一生の痛み。
 目下の課題曲はPiacer d'amorです。
 「献呈」でドイツ語に懲りたので、再びイタリア語の曲に戻った。
 この曲は以前に候補曲として先生から楽譜を頂いていたのだけど
 音大出身の友達に、イタリア歌曲やれ!イタリア歌曲!
 と言われていたこともあってYoutubeで聴いてみたら
 ありゃ?これは子供の頃にピアノの練習曲で弾いたことがあるぞ、と気づいた。
 懐かしくて、やりたいでーす、とまた後先考えずに言ってしまったわ。
 
 低音の練習用に選んでもらっただけあって、最初のシ♭が出ませんわー。
 なんでこれが出ないんだろう。出る時はするっと出るのだけど
 出ないときと何が違うんだろう。
 先生は、低音は息を少なく力を入れ過ぎずとおっしゃるのだけど
 いつも引っかかるなあ。喉が開いてないと引っかかるから
 無意識に力が入っているのかも。
 「献呈」のFriedenと下がるところもシなんだけど
 こっちは胸声に落としていいと言われた。
 でも素早くチェストに落とすことが、技術がなくて無理なのね。
 落とせてもまたヘッドにつながらない。うーん。
 と、悩みながら練習していて、歌詞の発音が大事なんだと気付いた。
 これも以前に先生がおっしゃた、出し難いときは子音を利用する、というやつ。
 出だしのPiarでちゃんと唇を閉じてPの破裂音を作ってからイ母音につなげると 
 引っかからずに出た! 次のフレーズの同じ音から始まるmartir d'amorも
 m を作ってからア母音を歌うと普通に出た!
 結局、歌詞をきちんと覚えろってことか???

 この曲、高音はそれほど高くないのでこの出だし以外は普通に声が出るのだけど
 どうも支えられない。全体的にふにゃーとなってしまう。 
 力加減がよく分からないというのかなあ。これも結構時間がかかりそうだなあ。

*台湾に行きたい。

 1月に台湾に行こうと思って、Youtubeで台湾旅行Vlogを観ていたら
 もう行きたくて行きたくてたまらなくなった。
 弾丸ツアーで日帰りしようかなあ、でも深夜便だし、関空遠いし
 とぐずぐずしているうちに、一月の弾丸フライトが取れなかった。くすん。
 今年は妹を無理やり連れて行く。その前に一人で一回行っとく。 

*コンサート、楽しみ

 2月と3月はコンサート。これを楽しみに生きるわ。
 オペラー!二月に関西二期会のオペラ「道化師」。山中先生が主役!
 もうめっちゃ楽しみ!
 なので楽団さんの善通寺市公演には行けません。
 3月はピアノコンサート!人気Youtuberピアニスト、フォルテ君の大阪コンサート。
 チケット取れたよー!楽しみ、わくわく。
 なので楽団さんの石川公演には行きません。
 なんか優先順位下がってるなあ。だってだってだって
 どの歌聴いても同じに聴こえるんだもーん、って、あー、ゆうてしもたー。
 お客さんがペンライトを振りはじめたらそれを観に行くわ。 

ここまで書いていて疲れた。
なんかもうどうでもよくなってきた。
今年も適当に生きよう。台湾には、行く。

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