あー、疲れた。息するのにも疲れた。生きているのに疲れた。
花粉は飛び交ってるし、喉は腫れてるし、肩こりで吐き気がするし
定時間際に月末納期の仕事が入って来るし。
友達から、会社勤めに向いていないというメールが来た。
私もよー。最近は生きるのにも向いてない気がする。
そんな今日のお昼は、会社のお振舞いでケータリングを取って
ランチミーティング。でもミーティングじゃなくて世間話しただけ。
美味しかった。なぜか焼き菓子の詰め合わせまでもらった。
そして3時にはケーキのお振舞いまであった。
年に一度、みんなでお菓子を食べる日なんだって。
全社を挙げてお菓子を食べるのか。良い職場だー。
柑橘類のタルト、美味しゅうございました。ちょっと気分アガった。
鬱々だけど今日は歌のレッスンの日。花粉に負けずに頑張るのだ。
まず発声練習。喉が腫れているので声が出にくい。
でも、腫れた状態で毎日毎日練習したおかげで、引っ付いた喉を
前後に引っ張って広げるような感じにすれば、声が出しやすいと気付いた。
そのためには後ろが開いていないと駄目。頭の後ろを膨らますだけじゃなく
お腹と背中を膨らまして身体を前後に広げる。
前に先生から教わった、タイトスカートがチュチュになるような感じ。
これをやると喉も一緒に広がるのね。 でも横隔膜の下あたりは膨らんでも
背中を膨らませるのが結構難しい。とりあえず膨らましているイメージで
背中にも空気を入れる。本当は脇にも入れないといけないそうだけど
それは、無理。
最近、マヨネーズをイメージしている。
中身がパンパンに詰まったマヨネーズのチューブ。
このマヨネーズが息で、パンパンに詰まったチューブが身体。
星の形の口金が声の出る口。パンパンだから、
軽く押したり強く押したりして、出るマヨネーズの量を調整できる。
こんなイメージで身体を膨らませて息の量をお腹でコントロールして
声の形は喉ではなく口内と唇でしっかり作る、というイメージ。
私はマヨラ~~~♪と思いながら歌ってる。
これが正しいのかどうかは、分からないけど。
こうやって開いたところになんとか息を通した、という感じで歌ったら、
声は出るには出た。でもまだ狭い感じ。
イとアでスケールの練習をしたら、アが後ろに倒れていると注意された。
高いところから斜め下に落とすように。
ほんの少しかすれ気味だけど、バリバリ言わさずに発声できた。
次は、もう一度歌ってみることになっていた「初恋」。
これも、いままで注意されてきたように、低音は息を強くし過ぎない。
少ない息で柔らかく。掠れないところに上手く入るように。
高音は狭い感じだけど、なんとか後ろに引っ張る感じで出せた。
最後の「おもいいずる日」の「ず」は、ズー!と平たく強く歌わない。
口の形をしっかり作ってやや太目なイメージで後ろに引く。
終わりの「ひ」は舌先を下の歯の後ろに付けて、はっきり発音する。
高音部は、狭くならないように後ろを開けて後ろに引っ張って
その声が額から出るように意識する。うーん、やっぱり出し難い。
先生に、カサカサしないようにテクニックをいろいろ使って
歌っていらっしゃいますね、喉の調子が悪い時は
これくらい歌えれば充分です、と言われた。
テクニック、使えているのかしら?その前に、テクニック、あるのか?
なーんか、これじゃない感があるのだけど、焦ってもしかたないから地道に練習するわ。
「初恋」はこれで一応終了。また歌いたくなったときに歌うことにして
新しい課題曲を選ぶ。低音強化のために先生が何曲か選んで来て下さった。
英語の曲はGreen SleevesとDanny Boy。イタリア語の曲が
O sole mioとPiacer d'amor。どれにするか、迷うなあ。
先生が、こんな感じの曲です、とピアノを弾きながら軽く歌ってくださった。
やっぱり先生、いいお声だわ。声楽家だから当然ちゃ当然だけど
さらっと歌われても、声に奥行というか立体感がある。
私の声がペランペランの平面だとすれば、先生の声は球体に近い感じ。
低音も高音も同じトーンで、低音を歌われても全然声が潰れない。
こんな声、出せるようになるのかなあ。それは、無理。
低音強化だから、なるべく低い音のある曲で、低音から高いところにあがる曲より
高いところから下がる方が出し難いので、O sole mioにすることになった。
Piacer d'amorも良い曲だけど、長いし私には難易度高すぎるわ。
では、O sole mioをラで歌ってみる。出だしが高いと言ってもレだから
ここは楽に出せる。でも下のレになると低くて声が掠れる。
低いと思ったら緊張するのか、空間が潰れてしまう。
あまり踏ん張らずに、少ない息で歌うこと。
ラで歌うと喉が上手く開かないので、前半は「シ」で
後半を「ラ」で歌ってみた。こっちの方が楽に声が出る。
低いところは口内が狭くなってしまうので、明るく歌う。
顔全体を明るい表情にするのではなく、口の中が明るい感じで。
口の中が明るいというのは、つまり口の中が縦に開いているってことかな。
口の中でイタリア人がレッツパーリー!なイメージで
出来るだけ上を開いて歌ってみたけど、これ、疲れるわ。
だんだん空間が潰れてくる。鼻セレブ、忘れないようにしないと。
次回は歌詞の発音を練習することになった。
忘れないように家で練習しておかなくちゃ。
自分が上達しているのかしていないのか、喉の調子がこんなに悪かったら
全然実感がないのだけど、いままでちゃんと出せなかった
ドの音が詰まらずに出せるようになったのは、ちょっとだけ進歩かな。
毎日練習していれば、ちょっとずつでも上手くなっている、と信じて頑張るわ。
そうそう、糖質制限をすれば花粉症の症状が緩和される
という話を聞いたことがあるけど、職場でグルテンフリーをやっている人がいて、
その人は花粉症がまったくでなくなったんだって。
でも、小麦を一切食べない生活って続けるのは結構しんどいよね。
パスタもうどんもクッキーもだめな食生活、ハードル高すぎるわ。