2019年3月30日土曜日

桜はまだか

今日は暖かかったわ。桜は咲き始めているけどまだ三分咲ってとこかな。
朝になったら近所の公園に見に行って見よう。
明日は午後から雨で、週末は冷えるみたいだから
満開はもうちょっと先かな。

京都の西のはずれの桜。
まだつぼみが多いですね。

陽当りの良い場所はもうちょっと咲いてる。
もうお花見している人がいたけど、曇りで肌寒い。

上はいいので、下を見る。
このたんぽぽ、刺繍の図案みたい。葉っぱと花のバランスがいいと思うわ。
こっちも。絵が上手ければスケッチして図案を起すのだけど
不器用だから、無理。脳内で刺繍しておく。
 
こういう、もふもふした柔らかそうな感じがすごく春っぽくて好き。寝転びたい。

こっちはなんか部分的に森の中って感じ。
単なる木の根元だけど、森を想像してみる。
 いつものあれ、定点観測中。
日々変化があるのがいいね。

カラスノエンドウに花が咲いた。4月になったらサヤがつくかな。


花粉で喉は荒れているけど、今、後ろがすっこすこに開いてますわ。
出る出る、高音楽に出る。O mio babbino caroのASが簡単に出た。


そうか、背中からうなじから頭の後ろから、全部後ろに開ければ
喉にひっかからずに声が出るんだー。

ちょっとだけ明るい気分になって、はりきって歌ってたら声が掠れてきた。
だめやん。でも春だもーん。

いろいろ思い悩んでいて、悩みすぎて、悩んでいても解決しないと分かって
もうどうでもいいや!という気分になってきた。
はあ、生きるって辛いけど、辛くても辛くなくても
人間は生きて最後は死ぬのだから、何事にもこだわる必要なんてないのかも。

2019年3月28日木曜日

マヨネーズになった歌のレッスン

あー、疲れた。息するのにも疲れた。生きているのに疲れた。
花粉は飛び交ってるし、喉は腫れてるし、肩こりで吐き気がするし
定時間際に月末納期の仕事が入って来るし。
友達から、会社勤めに向いていないというメールが来た。
私もよー。最近は生きるのにも向いてない気がする。

そんな今日のお昼は、会社のお振舞いでケータリングを取って
ランチミーティング。でもミーティングじゃなくて世間話しただけ。
美味しかった。なぜか焼き菓子の詰め合わせまでもらった。

そして3時にはケーキのお振舞いまであった。
年に一度、みんなでお菓子を食べる日なんだって。
全社を挙げてお菓子を食べるのか。良い職場だー。

柑橘類のタルト、美味しゅうございました。ちょっと気分アガった。

鬱々だけど今日は歌のレッスンの日。花粉に負けずに頑張るのだ。

まず発声練習。喉が腫れているので声が出にくい。
でも、腫れた状態で毎日毎日練習したおかげで、引っ付いた喉を
前後に引っ張って広げるような感じにすれば、声が出しやすいと気付いた。
そのためには後ろが開いていないと駄目。頭の後ろを膨らますだけじゃなく
お腹と背中を膨らまして身体を前後に広げる。
前に先生から教わった、タイトスカートがチュチュになるような感じ。
これをやると喉も一緒に広がるのね。 でも横隔膜の下あたりは膨らんでも
背中を膨らませるのが結構難しい。とりあえず膨らましているイメージで
背中にも空気を入れる。本当は脇にも入れないといけないそうだけど
それは、無理。
 
最近、マヨネーズをイメージしている。
中身がパンパンに詰まったマヨネーズのチューブ。
このマヨネーズが息で、パンパンに詰まったチューブが身体。
星の形の口金が声の出る口。パンパンだから、
軽く押したり強く押したりして、出るマヨネーズの量を調整できる。
こんなイメージで身体を膨らませて息の量をお腹でコントロールして
声の形は喉ではなく口内と唇でしっかり作る、というイメージ。
私はマヨラ~~~♪と思いながら歌ってる。
これが正しいのかどうかは、分からないけど。

こうやって開いたところになんとか息を通した、という感じで歌ったら、
声は出るには出た。でもまだ狭い感じ。
イとアでスケールの練習をしたら、アが後ろに倒れていると注意された。
高いところから斜め下に落とすように。
ほんの少しかすれ気味だけど、バリバリ言わさずに発声できた。

次は、もう一度歌ってみることになっていた「初恋」。
これも、いままで注意されてきたように、低音は息を強くし過ぎない。
少ない息で柔らかく。掠れないところに上手く入るように。
高音は狭い感じだけど、なんとか後ろに引っ張る感じで出せた。

最後の「おもいいずる日」の「ず」は、ズー!と平たく強く歌わない。
口の形をしっかり作ってやや太目なイメージで後ろに引く。
終わりの「ひ」は舌先を下の歯の後ろに付けて、はっきり発音する。
高音部は、狭くならないように後ろを開けて後ろに引っ張って
その声が額から出るように意識する。うーん、やっぱり出し難い。

先生に、カサカサしないようにテクニックをいろいろ使って
歌っていらっしゃいますね、喉の調子が悪い時は
これくらい歌えれば充分です、と言われた。
テクニック、使えているのかしら?その前に、テクニック、あるのか?
なーんか、これじゃない感があるのだけど、焦ってもしかたないから地道に練習するわ。

「初恋」はこれで一応終了。また歌いたくなったときに歌うことにして
新しい課題曲を選ぶ。低音強化のために先生が何曲か選んで来て下さった。

英語の曲はGreen SleevesとDanny Boy。イタリア語の曲が
O sole mioとPiacer d'amor。どれにするか、迷うなあ。

先生が、こんな感じの曲です、とピアノを弾きながら軽く歌ってくださった。
やっぱり先生、いいお声だわ。声楽家だから当然ちゃ当然だけど
さらっと歌われても、声に奥行というか立体感がある。
私の声がペランペランの平面だとすれば、先生の声は球体に近い感じ。
低音も高音も同じトーンで、低音を歌われても全然声が潰れない。
こんな声、出せるようになるのかなあ。それは、無理。

低音強化だから、なるべく低い音のある曲で、低音から高いところにあがる曲より
高いところから下がる方が出し難いので、O sole mioにすることになった。
Piacer d'amorも良い曲だけど、長いし私には難易度高すぎるわ。

では、O sole mioをラで歌ってみる。出だしが高いと言ってもレだから
ここは楽に出せる。でも下のレになると低くて声が掠れる。
低いと思ったら緊張するのか、空間が潰れてしまう。
あまり踏ん張らずに、少ない息で歌うこと。
ラで歌うと喉が上手く開かないので、前半は「シ」で
後半を「ラ」で歌ってみた。こっちの方が楽に声が出る。

低いところは口内が狭くなってしまうので、明るく歌う。
顔全体を明るい表情にするのではなく、口の中が明るい感じで。
口の中が明るいというのは、つまり口の中が縦に開いているってことかな。
口の中でイタリア人がレッツパーリー!なイメージで
出来るだけ上を開いて歌ってみたけど、これ、疲れるわ。
だんだん空間が潰れてくる。鼻セレブ、忘れないようにしないと。

次回は歌詞の発音を練習することになった。
忘れないように家で練習しておかなくちゃ。

自分が上達しているのかしていないのか、喉の調子がこんなに悪かったら
全然実感がないのだけど、いままでちゃんと出せなかった
ドの音が詰まらずに出せるようになったのは、ちょっとだけ進歩かな。
毎日練習していれば、ちょっとずつでも上手くなっている、と信じて頑張るわ。

そうそう、糖質制限をすれば花粉症の症状が緩和される
という話を聞いたことがあるけど、職場でグルテンフリーをやっている人がいて、
その人は花粉症がまったくでなくなったんだって。
でも、小麦を一切食べない生活って続けるのは結構しんどいよね。
パスタもうどんもクッキーもだめな食生活、ハードル高すぎるわ。

2019年3月25日月曜日

女子プロ野球

寒い。まだ朝は暖房を使ってしまう。
春なんちゃうんか。いつになったらマフラー手離せるんだろう。
花粉で喉ががさがさに荒れているところだけは、春を感じるわ。

今日はマスクをしていたので、喉の乾燥はちょっとまし。
でも、肩と首がガチガチに凝っているので、後ろが開きません。
お昼休みは小さ目の声で、身体を開くことを意識して練習してみた。

定点観測中。
だいぶ草が伸びてきたなあ。ホビット住んでるかな?

これ、写真の角度は悪いけど、ちょっと良くない?活け花みたい。


よく見かける草。薄い水色の小さな花が咲く。
 
勿忘草の小さいバージョンみたいな形の花。なぜかすごく好き。



こっちはオオイヌノフグリ。どこにでも生える草だけど花の色が綺麗よね。
蔓が出ている丸い葉っぱは、カラスノエンドウだと思う。

もうすぐピンクの花が咲いて、サヤに入った豆が付くよ。
小さくても、花も実もしっかり豆なのがなんだかおもしろい。

雑草って、ひとつひとつは地味なのに、いろんな種類が集まって生えていると
モブですごく可愛くなるのね。いろいろと考えさせてくれる春の道端、
というか公園のはずれ。

帰りにまた公園を通ったら、こんなのやってた。


女子プロ野球。京都には、ここをホームにしている
京都フローラというチームがあるのね。


ちょっとさびしめのグッズ売り場。

結構チケットを買っている人がいた。固定ファンがいるのかな。
こういう情報の看板がいくつも立てられていて、わりと至れりつくせりね。
今日の対戦相手は、愛知のチームみたいです。
てか、埼玉と愛知と京都の3チームだけなの?
こういうのって、お金出してくれるとこがないとやれないよね。

選手情報。

のぼりが立てられてました。

京都のチームののぼり。

今日の対戦相手の愛知のチーム。

まだ開始前だったから、ちょっと寄ってみようかと思ったけど
この前、駅前で割引チラシをもらったことを思い出した。

ケチだから割引使って入りたい。
来週の月曜日もやってるのね。平日18:30開始は入りやすい時間帯だ。
野球はルールが難しすぎてよく分からないのだけど
来週、帰りにちょっと観てみようかな。お値段は一試合大人1500円とお手頃。

2019年3月22日金曜日

中途半端な祝日

今日が祭日で休みだということ、すっかり忘れていて
昨日職場で、え?休みでしたっけ?と言って呆れられた。
間違って出勤しないでね、と。
実は昔、休みの日に間違って出勤したことがある。
誰も来ていなくて、オフィスの電気も付いていなくて、変だなあと思っていたら
休日出勤してきたエンジニアさんに、何してるんですか?と言われて
休みだと気付いたという。ああ、あの時は無駄に出勤してもったいないことしたわ。

でも木曜日が休みって中途半端ね。
金曜日に有休を取って四連休にする人もいるみたいだけど。
明日こそ出勤するのを忘れそうで怖いわ。休んでいいですかー。
あ、だめだわ。明日納期の仕事がある。

***

毎日お昼休みに歌いながら散歩している公園のあの切株。
別に定点観察している訳じゃないのだけど
これがどう変化していくのか気になる。

草が茂っていい感じになってきたなあ、と思う。
違う角度から見たら、ホビットが住んでいそうな雰囲気。

この公園の雑草にはあんまり色がない。
黄色ばっかりなのね。

足元が引き締まっているのがいい感じ。これも。
黄色と緑のカラーガーデン状態で、ちょうちょも黄色。
公園近くに夕方出てくる猫。黒猫は二匹いることが判明。
一匹はフェンスの向こうにいっちゃった。
どうして猫は夕方になると集まってくるのかな。

***
今日は所用で大阪の本町まで行った。
実は、大阪市内で一番好きな場所は本町界隈なの。
単なるオフィス街なんだけど、御堂筋の高さの揃ったビルとか
三休橋筋のレトロな建物とか。
毎日残業して、本町から御堂筋沿いを梅田まで歩いていたけど
夜のひと気の少ないオフィス街にぼんやりともるオレンジ色の光が
忙しい毎日の慰めになっていたわ。

淀屋橋。曇り空でした。


そうそう、最近このチョコに嵌って毎日食べてる。
近所のマツキヨで安く売ってるの。
今日、梅田のマツキヨで見たら、同じマツキヨなのに
近所の店の方が安かった。作っている工場がすぐ近くだからかしら?
もういい加減に食べるの止めておかないと、血糖値が上がる。



***

まあどうでもいいままに休みが終わるのね。
別に休まなくていいや。最近鬱気味だから職場で仕事している方がいい。

今喉ががらがらで、久しぶりにo mio babbino caroを歌ってみたら
Asが出ない!うそだろー!!あんなに練習して楽に出せるようになったのに。
これは凹んだわ。でも喉が腫れているときは仕方ない。
ふと、先生が先日「頬から下と喉は付いてないと思って!」
とおっしゃったことを思い出して、喉を意識しないで
お腹から直接口内まで息を持ち上げると考えたらどうなるんだろう?
と思ってやってみたら、あら、声が掠れない。

つまり、高音が出にくい場合でも、とにかく口内まで息を上げる。
息が当たる音は必ず発声できる、と思う。てか出る。
どういう響きでどんな声を出すかというのは、口内や唇の形で決まる。
喉で声を作ろうとするから、喉に力が入って余計掠れるのかなあと思う。
とにかく、一定の量の声を連続して口内まで持って来ることが大事。
喉は単なる通過点と考える。息が口内まで上がってくれば
声の形を作るだけ、ってことなのかな?

明日のお昼休みはこれを考えて試してみよう。

2019年3月19日火曜日

君待てども

忙しいわ。年度末だからといって予算使い切らんでもええんやで、
と、クライアントさんに言いたい。まあ、使い切りたいんだろうけど
無理矢理押し込んだその案件、予算8000円オーバーだけど
今期に含めていいんでしょうか?

背中も首もがちがち、暖かくなって収まっていた神経痛まで出た。
花粉が飛び交ってるせいか、喉はガラガラで声が出ない。

それでも歌うのだ。いや歌っちゃいけないけど
高いところから声を出すコツがつかめたので、嬉しくてつい歌っちゃう。

「湯島の白梅」に続くマイブームは「君待てども」
平野愛子さんの曲。この曲、キーが高くて歌えなかったのだけど
最近はこの高さが比較的楽に出せるようになったので
調子こいて毎日歌って、余計に声をからしてしまった。
「白い船のいる港」も好きなんだけど、こっちはさらにキーが高くて
サビの高音をなめらかに出せない。でもそのうち挑戦する。

平野愛子さんの声、凄く好きなんだわ。
こういうちょっとアニュイな雰囲気のる甘い声って素敵。
この声に、「君待てども」の憂いのある歌詞がぴったりですごくいいんだな。

「君待てども」は昭和23年に発表された唄なのだけど
なぜこんなに古い曲を知っているかといえば
幼い頃、「君待てども」という昼メロドラマがやっていて
その主題歌だったから。このドラマ、母と一緒に見ていたの。

確か、結婚間近のカップルとその友達がある神社に寄ったら
そこに奉納されている戦死した海軍軍人の肖像画の絵馬が
友人男性にそっくりで、似てるねーと言っているうちに
カップルの女性が倒れて、そこに戦死した軍人さんの恋人の霊が乗り移り、
ここだけでも、なんで本人じゃなくてその恋人やねん?と思うけど、
恋人だった女性の霊が乗り移ったために、友人男性を追いかけるようになる、
みたいな話だったと記憶している。

恋人がいる女性が、別の男性をいきなり好きになって追いかけるので
三角関係でややっこしいことになるんだけど、途中で女性がなぜか吸血鬼になって
首にかじりついてるし、他の幽霊も大量に出てくるし、というカオスな展開になり
子供心に、これ、お母さんがいっつも見てるお昼のドラマとちがう、と思っていた。

お昼のドラマといえば、すれ違いばっかりでなかなか巡り遭えなくて
イライラする男女の話とか、お手かけさんの子供の志垣太郎が
丁稚から出世する大阪商人のド根性ドラマとか、
藤山直美が柱の陰から顔をのぞかせて「うちは負けへん!」とか言ってる
そういうのんとちゃうんか、と。 そして若旦那役は仲真貴と相場が決まってた。

最近、Wikiで調べたら、カオスなのもむべなるかな。
このドラマ、円谷プロダクションの制作だったのね。

で、この歌をそのカオスなドラマでなんとなく覚えていたのだけど
やっぱり子供だから歌詞もメロディもめちゃくちゃ。
でも冒頭の「君待てども」と繰り返すところと
最後の「あきらめましょう、私はひとり」 のところだけは
ものすごく印象に残っていて、ときどきそこだけ歌ってた。

Youtubeにアップされているのを見つけて
歌詞もネットで検索できるので、こんどはちゃんと覚えたよ。
ほんと、便利な時代ね。

来ない恋人をずっと待っている歌。
待っているのだけど、来ないことは分かっているような。
いろんなことが想像できるわ。
歌詞に含みがあって、聴く人がそれぞれの物語を膨らませることができる。
そこが昔の歌謡曲のいいところね。

今なら、まだかな、遅いな、LINEしよ
既読ついてるのになんにも言ってこないやん
何なんこれ、むかつくーっ!
ってことになって、全然メランコリーじゃない。
いやな時代ね。

2019年3月14日木曜日

テクニックを使うことが表現につながる

昨日は歌のレッスンだったのだけど、寝ちゃったので
忘れないうちにまとめておく。

***

この二週間、ひたすらひたすら「すなや」(C→C→A)ばかり練習したおかげで
やった、ついにすんなり歌えるようになった。
鼻腔のとこ、すっこんすっこんに開いてるわー。
CからAにあがるところも突っかからないわー。やったわ私!
普通の人はすんなり歌える、意識すらしない箇所なのに
何がそんなに駄目だったのかという感じだけど
出来るようになったのさ!
自分で考えて練習して出来るようになった。それが肝心。
人類にとっては小さな一歩だが、私にとっては大きな一歩だ。
月を目指す人は頑張ってくれ、私は地べたを見て歌う。

お昼休みも絶好調。この調子を夕方まで持たせるだけね。

***

肩凝りと首凝りでガチガチの身体を温めるために
梅田から福島の練習スタジオまで歩いた。
もうスタジオの周りを走り回りたい気分ですよ。

まず発声練習。
上も後ろも前も開いて、高い位置で、後ろに倒さない。
さすがにこれは学習した。まずまず上手くいったわ。

いよいよ課題曲「初恋」
最初はアで歌ってみることに。
出だしは花の香りをかぐように上を開いて縦に。
出た!出来た!掠れない。ここが掠れなければあとは普通に声がでる。
次、「初恋の」で高くなるところ、後ろを思い切り開いて
身体の後ろも膨らませて、でも声は後に引っ張らず、眉間のあたりに当てる。
「痛みを」の「み」は鼻腔の高い位置に引っ張り上げるように響かせる。
これもクリア!溜めも作れた。続く特別な「遠い」の「と」は
そのまま高い位置で柔らかく。最後まで柔らかくレガートで。

先生に「今日は声の響きがいいですね」と言われた。わーい!
掠れずに声が出たよ。

次はいよいよ歌詞をつけて歌ってみる。子音が入ると
口の開け方がもごもごしてしまうので、縦に開けることを意識する。
最初の「す」は子音を長く出し過ぎないように自然に。
次の「な」のNでステップを上がるように上に、
音が上がる「や」は軟口蓋をドーム型に上げて突っかからないように。
はい、出来ました!!!

高音部まで上手くいった!と思ったらそのあとの下がる
「遠く」で地声になってしまった。「思い」で後ろに引っ張り気味にして
裏声にもどす。「い」がちょっと平たくなったけどなんとか歌えた。

出だしの音が掠れる時と今日のように掠れない時
自分で違いは分かりますか?と訊ねられた。
うーん。言葉にするのは難しいけど、
鼻のあたりの肉とその下の骨の間に
広い空間が出来て、その空間を声が通っているような感じ。
ではその感覚を忘れないように覚えておいてください、と先生。

さらに言えば、口の中に大きなアヒルの卵が寝かされていて
その先端の細い方が鼻の後ろからくいーっと前に押しているような感じ。
ぐいぐい卵に押されるから空間が開く。
卵の中のヒナが、卵を割ろうとして中から押しているような。 

卵は世界である。
生まれようと欲するものは、一つの世界を破壊しなければならない
by ヘルマン・ヘッセ

なにが言いたいのかさっぱり分かりませんが
とにかく、ここが開くと、 フリ~~ダ~~~~ム!!!
な気分になれるのですわ。

地声に戻ったのは、そこだけ声の圧が強かったから。
あまり息を強くしすぎないように、ここは軽く歌うこと。
「思い」の「い」と「いずる日」の「ひ」は、
前の「も」「る」と口の形は同じままで、
舌を下の歯の後ろにつけるとだけでいい。

高音部「初恋の痛み」も、息は少な目。圧を強くしない。
ここで踏ん張り過ぎると、次の下がる「いずる日」も力が入るので
少ない息で軽く歌うこと。

もう一度注意されたところに気を付けて歌っていると
途中で声が掠れてきた。かすれるのは声帯が合ってないこともあるけど
口内が腫れて狭くなっているところに当たるから、と気付いた。
そこに声が当たらないように、軟口蓋を前倒し気味でくいっとあげて
声が通るスペースを広く開けると、なんとか掠れずに出た。

先生に、かさかさするところに入りそうだったのを
テクニックで上手く回避できましたね、と言われた。
テ、テクニックですか。とっさにやったことだけど、こんなのでいいのかな?
とにかく、瞬時に回避できたのでよかったことにしておこう。

では後半。

自由度の高い後半は、とにかく焦って早く歌おうとしない。
変調するのでいまひとつリズムが分からないのだけど
リズムやテンポは気にしなくてよい。この曲はゆったりとためを作った方がよい
とのこと。ゆっくり、自分のペースで、ブレスも余裕をもってやること。

最後の「いずるひ」で伸ばすところ。四拍めに入ったところで終わるのだけど
終わったあと、声は消えているのだけど息がはーっと下の方に下がっている。
ここは四拍めでお腹をすぐに緩めて音を切る。これは全部の終わりで同じ。
喉でぶちっと切るのではなく、歌い終わったらお腹を脱力。
これが結構難しい。四拍めに来てもまだお腹に息が残っているのね。
全体的に息を強くしすぎ、強く吸い過ぎなのかもしれない。

ブレスの時に吸う息をやや軽めにしてみた。
四拍めですぐ切ったら、安心して前のめりになって
「はっー」とため息のような息がでた。これか、この息が残ってたのか。
前にのめらないように。胸を開いてリラックス。

後半出だしの「初恋の」の「こ」で上がるときに急に上がらない。
段差をつけず、なめらかにレガートで自然に。
ここは息の吸い方に気を付けること。
目のあたりに大きな空間があるようなイメージで。
あ、鼻セレブ、忘れてた!
まず広い空間を確保して、高い位置で吸って同じ位置で吐く。
この時、息を吸ったらくるんと上に返すように吐きながら「はつこ」と歌う。
こうすると、同じ高い位置で滑らかに歌える。
「声も変わりましたね」と先生。

何もせずべたっと「初恋の」と歌うより、このテクニックを使って
上の方で柔らかく滑らかに歌うと、声自体が変わるし
意識しなくても、「初恋」という言葉に特別な意味を持たせたような印象になる。

感情表現を意識することが、発声を助けることもある
と、以前に説明してもらったことがあったけど、今度はその逆バージョン。
テクニックを駆使してなめらかに発声することで、自然と感情表現も出来る。
表現と発声は表裏一体のもの、というのはこういうことね。

出なかった音が出せるようになったので、この曲はこれで仕上げ。
次回もう一度歌ってみてから新しい課題に移ることに。
引き続き低音の練習をしたいので、次の課題曲は
高低差のある曲から選ぶことになった。

実は、この低いところだけで一杯一杯で
レガートも、ビブラートをどれくらい入れるのかも
まったく考える余裕がなかったし、息が安定してなくてふらついているのだけど
そこは自分でなんとかしなくちゃ。
最近は、息を一定の強さで吐き続けることが本当に難しい
と思うようになったので、このあたりが次の課題かもしれない。

とにかく、出来なかったことがひとつ出来るようになったので
すっかり明るい気分になって帰ってきたわ。

たとえばこんな感じ。ゆる~くて気持ちいい。フリーダムですわ。
写真撮影OK!な、大阪駅構内の「フェリシモ猫部」さんの店先。
猫部なのに、なぜかお腹だして寝転んでいるカワウソのぬいぐるみ。

積まれてますね。
猫部なのに、猫以外のうさぎやカワウソのグッズの方が可愛いという
謎多き店ですわ。

2019年3月12日火曜日

確定申告が済んだ

職場でデザイナーさんが、やることなければ帰って確定申告したいんですけど
と何度もおっしゃってて、それを聞くたび、そうそう私もやらないとーと思っていた。

なんだか今年は気が乗らなくて、毎日ちょっとづつ作業していた。
一日目は、保険の支払証明を集めて、二日目は病院の領収書をまとめて
三日目はウェブで入力して、四日目は保存していたデータを確認して、
と、ずるずる引き伸ばしている間に、15日が迫ってきた。
さすがに焦って、昨日の夜は証明書を糊付けして封筒に書類を入れて
夜中にポストに投函。はあ、済んだ。間に合った。

確定申告が済むと、本格的に春!という気分になる。
でもまだ寒い。冬のコートで通勤している。
夜は暖房入れてる。暖房はいつまで使えばいいんだろう?

仕事は忙しいけど、今日はネイティブチェック待ち。
あがってきたのが夕方だったので、急いで修正して校正さんに回す。
仕事中は、イライラを押さえるために何かをかみしめている癖があって
ガム噛んでいるか、おせんべい齧っているか。これで太るんだ。

雨が降ったりやんだりしていたけど、お昼休みにいつもの公園に散歩に行く。
今日は声が掠れていてどうしようかと思ったけど
鼻腔に響かせる場所を常に開ける方法が分かった。
こうやったら簡単に開くんだ。やった!ついにたどり着いた!
すっこんすっこんに抜けてるわー。全然引っかからない。
ははは~、やったわ!らららら~♪
でも花粉症のせいか、喉が腫れてて声が詰まる。だめやん。

木の根元にすみれが咲いていた。
曇りで色がない公園の中で、この紫色だけが鮮やかだったわ。

そこで久し振りに道端シリーズ。

こういう、いろんな種類の雑草が固まって生えているのが結構好き。
写真が下手なので良く分からないけど、ちょっとした寄せ植えという感じ。
自然の造形って凄いなと思う。

これも写真が下手だけど、実際はもっと可愛い色だったのよ。
なんとなくブーケっぽい。

公園だから整備され過ぎていて、雑草の種類が少ない。
あんまり興味を引くような植生じゃないけど
これから暖かくなってくると、可愛い野草が顔を出すことを期待して
見落とさないように注意して歩かなきゃ。

駅からの道路も、なーんもないのよ。つまんないの。
夕方に、グレーのハチワレの猫がいるくらい。
暗くてよく分からなかったけど、先日、綺麗なダークグレーの毛並に気付いた。
近づくとすぐ逃げるので、なかなか写真が撮れないけど
なんとか頑張ってみよう。

明日は歌のレッスンですよ。この一週間いろいろ試してみたわ。
何とか夜まで声が掠れないでくれればいいけど。

2019年3月10日日曜日

金沢ノスタルジー

土曜日、良い天気。
金沢に行った。
着いたのがお昼前だったので、兼六園にも21世紀美術館にも行けなかった。
でも、今回どうしても行きたかったのは、足軽資料館。
足軽ですよ、足軽。行く前から自分の中で異常に盛り上がってた。

足軽資料館は武家屋敷街がある長町にありました。
行く途中に通った道。

私は辻に弱い。辻に角を落とした建物があるとなお良し。
それがちょいレトロっぽい建物だと、それだけでもうメロメロ。

その、角を落とした建物の隣。
細長い木造の建物は、古本屋さんでした。
雰囲気ありますね。入ってみたかったけど、先に足軽。

足軽屋敷は二軒。もともと違う土地にあったものを移築したらしいけど
20年ほど前まで普通に住居として使われていたそうな。

こちらが清水家の入り口。塀ではなく生垣。

 こういう生垣、こういう平屋、なんだか妙に懐かしい。

この建物の中に入った時、あれ?この建物、知ってる、と思った。
入り口があって、玄関の間があって、奥に座敷があって
その向こうに縁側があって横長の庭があって。

これは、小学校に入る前まで住んでいた、あの借家だ!

部屋の位置は多少違うけど、まさにこんな感じ。
私が住んでいた家は、玄関を入ると二畳ぐらいのスペースがあり
左手の襖を開けると座敷があった。その右手奥も和室で
庭に面した二間の和室を通して縁側があり、その向こうに庭。
玄関の間から壁を隔てた反対側が四畳半の茶の間で
奥の和室と繋がっていた。そして茶の間の奥が台所。

そうそう、こんな感じの座敷。 これそのまんまだわ。

茶の間と台所を見て、おもわず、うわ、これだ!と言ってしまった。
茶の間の奥の板張りになっているところは、私が住んでいた家では廊下だった。
廊下の突き当たりがお手洗いで、廊下の右手は台所。
その家にはさすがにおくどさんはなかったけど
もともと土間だったところに床を貼ったのか
台所は廊下から一段下がっていた。その台所の奥がお風呂場だったなあ。

茶の間には細長い座卓が置いてあって、そこで正座してご飯を食べていた。
近所に住んでいた祖父母が遊びに来て一緒に食事をするときは、
背筋を伸ばせとか、箸の持ち方が悪いとか、 明治生まれの祖母によく叱られた。
父が出張でいない時には、母がサンドイッチを作って
ノリタケのティーセットで紅茶を煎れてくれた。
ティーセットは緑の蔦模様で、来客があった時だけ使うものだったから
玉子とキュウリのサンドイッチだけの粗末な食事が、何か特別なことのように思えた。
そうそう、紅茶はリプトンの青缶。

天気がいい日には、縁側に段ボール箱を置いて、その中に入れられていたらしい。
「ナショナルパナカラー」と書かれた段ボールに
姉と並んで入っている写真が残っている。
その縁側があったところは、のちに増築して細長いフローリングの部屋になった。
私と姉の学習机が置いてあって、椅子に赤ん坊だった妹を乗せてくるくる回すと
きゃっきゃ言って大喜びするので、調子にのってスピードを上げたら
妹は椅子から振り落とされて大泣き。母に酷く叱られたっけ。
放し飼いされていた近所の犬が、細長い庭に遊びに来て
縁側で食べ物をおねだりしていた。だしじゃこを与えていた妹の手に
犬の歯が当たって、妹が大泣きしたことがあったわ。

庭は道路に面して笹が植えてあって、記念写真はいつもその前で撮った。
ユスラウメが実をつけると、おやつ代わりにしていた。
甘酸っぱいユスラウメの実はいくら食べても食べ飽きない。
いつも食べ過ぎて、お腹を壊すよ、と叱られた。


こっちは高西家住宅。
この外観!外側はこっちの方が近いかな。
家の正面にはこんな風に生垣があって、その足元にはシャガの花が咲いていた。

玄関の上がりまちはもっと高かったけど
この薄暗い感じも、庭から差し込む光の感じも知ってる。
記憶の中だから、家の中が昼間でも薄暗くて差し込む光が白いのかと思っていたけど
実際に薄暗かったんだ。


懐かしいはずだ。加賀藩の足軽住宅は、その後分譲住宅のモデルとなったんだって。
戦前から戦後にかけて、こういうタイプの住宅があちこちで建てられて
そのうちの一軒に住んでいたということになるのね。

その後家族は祖父母の築100年を超える古家を建て直して
今もそこに住んでいるのだけど、家の中で思い出すのはいつも
明るい新しい家の方ではなくて、古い借家の方なのはなぜだろう。

何の悩みもない、一番屈託のない頃に暮らしていたからかなあ。

あの借家はもうない。この前実家に帰った時に車で近くを通ったら
こざっぱりとしたアパートが並んでいた。

なんとなくノスタルジックな気分になった足軽屋敷。

足軽の住まいとしては長屋の方が多いらしいけど
金沢の足軽屋敷は庭付き一戸建て。さすがは加賀百万石。
足軽というのは武士の中でも一番身分が下だったとはいえ
一番下の基準は、低くし過ぎない方がいいよね、なにごとも。

他に観たいところは一杯あったけど、日帰りでは時間が無さ過ぎて。
今度は泊りがけで行きたい。

この木を囲ってある三角形の木組み。雪吊りと言うらしい。
雪国らしい雰囲気。

2019年3月6日水曜日

すみれの花咲く頃

はじめて君を知りぬ~♪

すみれが増えてるー。今日も暖かかった。
そして花粉が飛び交っていた。

こういう、青い色の花がすごく好き。
この色目の花は、日陰に咲いているものだけど
すみれは日向で咲いてますね。日陰の花より日向の花。
でも、日陰の花の憂いも捨てがたいものがあるなあ。
青い花なら悲しい心。「花言葉の唄」も練習しておこうっと。

朝からマスクをしていたおかげか、あんまりくしゃみは出なかった。
朝からマスクをしていたおかげか、喉が乾燥していない。
「すなや」がするっと出るようになった!!
なんとなく、口と頬まわりと口内の筋肉の動かし方が分かってきたわ。
来週のレッスンまでに完璧にするぞ、とは思うのだけど
またレッスンの日になると声が掠れるんだろうなあ。
掠れても、出し方は分かった!と思う。頑張ろう。

今日も仕事は忙しかった。最近ストレスのせいで食べすぎだわ。
お昼に、麺類と小どんぶりという炭水化物セットを食べてしまい
お腹がパンパンで、もう晩御飯食べない、と決めていたのに
夜になるときっちりお腹が鳴ってる。自分でも頑丈な胃袋だと思うわ。
血糖値高いけど。

お腹周りのお肉がすごいことになってる。
おへその上あたりをぐるっと浮き輪のようについているお肉をみると
胴回りのサイズでメタボを判断するというのも、
やっぱりよく考えられているんだなと思う。
食べ過ぎて体重が増えた時は、この浮き輪が太くなるもん。
浮き輪の厚さで体重の増減が分かる。
でも胴回り測定ではメタボじゃないのね。血液ドロドロなのに。
それは腰幅が細いからお肉がついてもメタボサイズにならない
という、思い切りチートなんですけど。
健康診断でメタボではないと言われたので、メタボではないんです。
脂肪肝だけど。

まあ、デブだなあと思っているだけの一日だったのですが。

マンションの入り口の椿が咲いているのに気付いた。
八重椿。毎年、この花の形は完璧だなあと思って見ているのだけど
今年はちょっといびつで、綺麗な円形になってない。
花弁の大きさもそろってないし、どうしたことかしら。
椿だってふてくされて、いつもいつも綺麗にしていられるかーっ!
と思うことだってあるんだろう。
いつも完璧な美人さんが酔っぱらってクダ巻いているような?
本当の私はそんなんじゃないのよー、みたいな?
「美はただ乱調にある、諧調は偽りである」

何を言いたいのか自分でもさっぱり分からないけど、春だから。

2019年3月4日月曜日

ディミヌエンドな週末備忘録

+土曜日

ぬっくい。すごくいい天気。洗濯物が良く乾きそう。
午後から友達と梅田で待ち合わせ。ご主人が久し振りに休日出勤なんだって。

着物を着ていきました。
袷の着物は着る期間が長いと思っていたけど
近頃は暑い時期が長くて、関西では連休に入ったらもう単衣の人が多いし
秋も10月半ばくらいまでは単衣よね。
ぼやーっとしているうちに暑くなって袷を着れなくなっちゃう。
もうこれからお出かけは着物にすることに決めた。

呑み屋に行くのであんまり良い着物は着ない。
これは在庫処分で3000円!のやっすい西陣織の反物を
これまた一万円というやっすいミシン仕立てにだしたら、
ものすごく仕立てが悪くて、衿裏を自分で付け直す羽目に。
さらに、ものすごく着にくい。仕立てはあまり安いところは駄目ね。
帯は、リサイクル着物店で買った紬の開き名古屋。4800円ですわー。
1000円の帯締めの色がもっさい。
この帯はリサイクルのわりにはシミもなくて、すごく状態が良かったのだけど
ひっかかって締まりにくい。その分解けにくい。酔っ払いにぴったりですわー。
裏が黒だったので、黒をチラ見せしてしまいました。
写真には写ってないけど、引き抜きの角だしでタレ先に黒を出して見た。
これまた写真では分からないけど、デブだ。新弟子検査みたいだ。
着物はふっくらしている方が似合うというの、あれ嘘ですわ。
やっぱり、きゃしゃで身体に厚みのない人の方が似合う。

女子力高いけど酒も強い友達と、4時過ぎから居酒屋でぐたぐたした。
人生の問題の大半はお金で解決できるよねーっと。そうだわ。
悩みの大半は金でなんとかなる。なるだろうけど、わが胸の憂いを如何せん。

久し振りの梅田。わー、都会だ都会だー、と嬉しくなる。
ほろ酔いで気分よく歩いていたら、こんなのが。

ブライアン・フェリー!なんばHatch! 11日!19時から!
行けません!凄く行きたいけど間に合いません!
しかもスタンディングで12000円。さらに無理です!
ごめんよ、フェリー!貧乏でごめんよー。

+日曜日

さっむい。いきなり冬に戻ったのかしら?
洗濯物が乾けへんやん。
寒いから家でだらだらする。寒くなくてもいつもだらだらしているけど。

声が掠れている。乾燥するとてきめんに喉に来るわ。
それでもやっぱり歌の練習してしまう。

「初恋」
砂山の、の「すなや」をやっぱり繰返し練習。
ここがちゃんと出せればあとは楽なんだけどなあ。
Yoububeでいろんな人が歌っているのを聴いてみた。
最初の「す」はやっぱり子音Sを長めに出すんだな。
顔の筋肉をどういう風に使っているか知りたかったけど
アップになっている動画が少ない。

森麻紀さんの唄っていらっしゃる動画を見ると
出だしの部分が顔のアップで、キーは高いけど、とても分かりやすい。
先生がおっしゃったように、最初はすーっと息を吸うような感じで
上に「すー」っと抜いて、次の「な」が「ンな」とNの音が聞こえる。
これを真似してみることにする。
この「な」で舌を上顎の歯の後ろに付けてNと言ってから
あーと鼻のあたりに抜くと、鼻の裏側にスペースが出来るような感じになって
このNを踏み台にして、中音を鼻腔に響かせる位置まですっと上がれる。
これが、先生が以前おっしゃった「子音を利用する」ということなのか?
「や」は高くなるので、頭頂に響かせないとと思って
軟口蓋を上げて奥の方で歌ってしまう。こうすると段差が出来たようになるので
もっと滑らかに発声出来ないのかしらと悩んでいた。
動画をじっと観察して、前で響いているなあと思った。
それで、「な」の続きで同じ鼻の後ろの高いところに当ててみた。
その時、後を思い切り開いて、声を後ろから斜め下の
頬骨の後ろ当たりを狙って響かせると、あらー段差が無くなる!
なんどかやってみたら、出る出る。するっと歌える。声は掠れているけど出る!
つまり、ここは縦なんだ。後ろに位置を変えるんじゃなくて
三音とも縦に歌うってことか。

この方法で固定ドからスタートすることにして
久し振りにこれに登場していただいた。
コンコーネNo.1の練習で何度も耳、ではなくて頬の響きで覚えていたつもりの
固定ド、イメージより低かったわ。やっぱりたまには弾かなきゃだめね。
これで音を確認してやってみた。お花の香りを嗅ぐようにすーっと息を吸って
Sから自然にU、舌を歯の後ろに軽く当ててから鼻の後ろに上げるように「あ」
そして後ろを思い切り開いてそのまま頬骨の上あたりで「や」
この時先生が前におっしゃったように、頬骨の皮膚を
ミカンの皮をむくようにくりっと返すようなイメージで。
わー、歌えたやないかー。はっはっは。
このやり方が正しいかどうかは分からないけど、とにかく普通に歌えた!
これがレッスンの時に出来ればなあ、はっはっはー。

暇なので東京大衆歌謡楽団の湯島天神梅まつりの動画を見た。
三回目がいいな。「赤いランプの終列車」の最後のディミヌエンドが綺麗。
本当に、暗闇の中を列車の赤いランプが遠ざかっていくような感じ。
孝太郎さんはこういうところが上手い人なんだよなあ。
フレーズの終わりも、ふわっと自然に消えていくような歌い方されるし
これ、どうやったら出来るのかなあ。

湯島は梅が咲いている。実家の梅も咲いているかな。
そこにない梅の香りを想像してみる。
甘いような酸っぱいような、春の香り。
香りを思い出して頭の中で再現するって、難しい。
五感の中で一番思い出と強く結びついているのは、多分匂いだな
などとぼんやり考えているうちに、雨の音が聞こえてきた。
雨音とともに週末も終わるのでした。

また放置、そしていつのまにか春

 歳月が流れるのは早いなあ。 ぼーっとしている間に一年が終わり、年が明けたと思ったらもう2月も終わり。 父が手術で入院したりとバタバタしていたので2月半ばまで実家でリモートワークした。 いやー、仕事になりませんわ。 18時まで仕事なのに、5時過ぎから母に「ごはん作るの手伝え...