2019年3月4日月曜日

ディミヌエンドな週末備忘録

+土曜日

ぬっくい。すごくいい天気。洗濯物が良く乾きそう。
午後から友達と梅田で待ち合わせ。ご主人が久し振りに休日出勤なんだって。

着物を着ていきました。
袷の着物は着る期間が長いと思っていたけど
近頃は暑い時期が長くて、関西では連休に入ったらもう単衣の人が多いし
秋も10月半ばくらいまでは単衣よね。
ぼやーっとしているうちに暑くなって袷を着れなくなっちゃう。
もうこれからお出かけは着物にすることに決めた。

呑み屋に行くのであんまり良い着物は着ない。
これは在庫処分で3000円!のやっすい西陣織の反物を
これまた一万円というやっすいミシン仕立てにだしたら、
ものすごく仕立てが悪くて、衿裏を自分で付け直す羽目に。
さらに、ものすごく着にくい。仕立てはあまり安いところは駄目ね。
帯は、リサイクル着物店で買った紬の開き名古屋。4800円ですわー。
1000円の帯締めの色がもっさい。
この帯はリサイクルのわりにはシミもなくて、すごく状態が良かったのだけど
ひっかかって締まりにくい。その分解けにくい。酔っ払いにぴったりですわー。
裏が黒だったので、黒をチラ見せしてしまいました。
写真には写ってないけど、引き抜きの角だしでタレ先に黒を出して見た。
これまた写真では分からないけど、デブだ。新弟子検査みたいだ。
着物はふっくらしている方が似合うというの、あれ嘘ですわ。
やっぱり、きゃしゃで身体に厚みのない人の方が似合う。

女子力高いけど酒も強い友達と、4時過ぎから居酒屋でぐたぐたした。
人生の問題の大半はお金で解決できるよねーっと。そうだわ。
悩みの大半は金でなんとかなる。なるだろうけど、わが胸の憂いを如何せん。

久し振りの梅田。わー、都会だ都会だー、と嬉しくなる。
ほろ酔いで気分よく歩いていたら、こんなのが。

ブライアン・フェリー!なんばHatch! 11日!19時から!
行けません!凄く行きたいけど間に合いません!
しかもスタンディングで12000円。さらに無理です!
ごめんよ、フェリー!貧乏でごめんよー。

+日曜日

さっむい。いきなり冬に戻ったのかしら?
洗濯物が乾けへんやん。
寒いから家でだらだらする。寒くなくてもいつもだらだらしているけど。

声が掠れている。乾燥するとてきめんに喉に来るわ。
それでもやっぱり歌の練習してしまう。

「初恋」
砂山の、の「すなや」をやっぱり繰返し練習。
ここがちゃんと出せればあとは楽なんだけどなあ。
Yoububeでいろんな人が歌っているのを聴いてみた。
最初の「す」はやっぱり子音Sを長めに出すんだな。
顔の筋肉をどういう風に使っているか知りたかったけど
アップになっている動画が少ない。

森麻紀さんの唄っていらっしゃる動画を見ると
出だしの部分が顔のアップで、キーは高いけど、とても分かりやすい。
先生がおっしゃったように、最初はすーっと息を吸うような感じで
上に「すー」っと抜いて、次の「な」が「ンな」とNの音が聞こえる。
これを真似してみることにする。
この「な」で舌を上顎の歯の後ろに付けてNと言ってから
あーと鼻のあたりに抜くと、鼻の裏側にスペースが出来るような感じになって
このNを踏み台にして、中音を鼻腔に響かせる位置まですっと上がれる。
これが、先生が以前おっしゃった「子音を利用する」ということなのか?
「や」は高くなるので、頭頂に響かせないとと思って
軟口蓋を上げて奥の方で歌ってしまう。こうすると段差が出来たようになるので
もっと滑らかに発声出来ないのかしらと悩んでいた。
動画をじっと観察して、前で響いているなあと思った。
それで、「な」の続きで同じ鼻の後ろの高いところに当ててみた。
その時、後を思い切り開いて、声を後ろから斜め下の
頬骨の後ろ当たりを狙って響かせると、あらー段差が無くなる!
なんどかやってみたら、出る出る。するっと歌える。声は掠れているけど出る!
つまり、ここは縦なんだ。後ろに位置を変えるんじゃなくて
三音とも縦に歌うってことか。

この方法で固定ドからスタートすることにして
久し振りにこれに登場していただいた。
コンコーネNo.1の練習で何度も耳、ではなくて頬の響きで覚えていたつもりの
固定ド、イメージより低かったわ。やっぱりたまには弾かなきゃだめね。
これで音を確認してやってみた。お花の香りを嗅ぐようにすーっと息を吸って
Sから自然にU、舌を歯の後ろに軽く当ててから鼻の後ろに上げるように「あ」
そして後ろを思い切り開いてそのまま頬骨の上あたりで「や」
この時先生が前におっしゃったように、頬骨の皮膚を
ミカンの皮をむくようにくりっと返すようなイメージで。
わー、歌えたやないかー。はっはっは。
このやり方が正しいかどうかは分からないけど、とにかく普通に歌えた!
これがレッスンの時に出来ればなあ、はっはっはー。

暇なので東京大衆歌謡楽団の湯島天神梅まつりの動画を見た。
三回目がいいな。「赤いランプの終列車」の最後のディミヌエンドが綺麗。
本当に、暗闇の中を列車の赤いランプが遠ざかっていくような感じ。
孝太郎さんはこういうところが上手い人なんだよなあ。
フレーズの終わりも、ふわっと自然に消えていくような歌い方されるし
これ、どうやったら出来るのかなあ。

湯島は梅が咲いている。実家の梅も咲いているかな。
そこにない梅の香りを想像してみる。
甘いような酸っぱいような、春の香り。
香りを思い出して頭の中で再現するって、難しい。
五感の中で一番思い出と強く結びついているのは、多分匂いだな
などとぼんやり考えているうちに、雨の音が聞こえてきた。
雨音とともに週末も終わるのでした。

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