寒いわー。二月も終わりに近づいたというのにこのところ寒い。
こんなにいきなり冬にならなくてもいいのに。
気付いたら右側の耳が詰まってぼわぼわしている。
突発性難聴なら早めに耳鼻咽喉科に行かなくては、と思ったけど
ちょっとまてー、この首筋ぱんぱんは肩凝りかもしれない。
肩凝りには葛根湯と湿布薬。ちょっと様子を見たら一日でもとに戻った。
やっぱり肩凝りだったのね。
三連休ですが、家に閉じこもってます。
京都が空いているらしいので、明日はちょっと嵐山にいこうかなあ
と、思いながら結局目が覚めたら夕方になっている、と予言しておくわ。
三連休初日の土曜日は、東大阪まで関西二期会のオペラを観に行きました。
ここの小ホールは先日、東京大衆歌謡楽団さんが演奏会をされたところで
かなり音の良いホール。大ホールも期待。
演目は、『カヴァレリア・ルスティカーナ』 と『パリアッチ- 道化師』の二本。
どちらも愛憎のもつれを描いた悲劇ですが、
カヴァレリアが男性をめぐる三角関係、道化師が女性を巡る三角関係で
最後は殺される、と。狭い村で一体何やってるんだか。
まず、『カヴァレリア・ルスティカーナ』
出征するまえに愛を誓い合った恋人同士トゥリッドゥとローラ。
ところがトゥリッドゥが戦争に行っている間にローラは
ちょい小金持ちの男性と結婚してしまう。
戻ってきたトゥリッドゥはサントゥツァと婚約するのですが、
ローラと密会しているところを見つけたサントゥツァは
嫉妬のあまりローラの旦那に密告、旦那と決闘してトゥリッドゥが死ぬ、というお話。
こういうストーリーって、感情的になったあまりに
いらんこと言うてしもうて、結局好きな人が死んで、さっぱりワヤやー
みたいなパターン多いですね。もっと上手いことやれー、とやきもきしてしまった。
妻二人の今後はどうなるんだろう。
密会したローラは美人だし上手いことやっていくんだろうな。
天使の中で一人だけ綺麗なのがいるー(つまり、それはわたし)って歌ってるし。
なーんかむかつく女やわあ。旦那と別れる気もないくせに。
自分の告げ口で恋人を失ったサントゥツァはずっと後悔し続けるんだろうなあ。
浮気されて気の毒なんだけど、私は罪深いーばっかり歌ってるし、
だからいったいなにが罪深いねん?!こっちはこっちで、いらいらする女やわあ。
でもトゥリッドゥは決闘に行く前に、母親にサントゥツァを頼むと言い残したし
婚約者の心配するんやったらなんで浮気するんやー。
サントゥツァがこれを知ったら立ち直られへんわー
などと、いろいろ考えてしまった。
『パリアッチ』の方は、道化師の妻が好きな男性と逃げようと計画してたのを
妻に横恋慕して迫って振られた男が聞きつけて、道化師である夫に告げ口
夫が嫉妬に狂って舞台の上で妻を刺し殺してしまう、という
劇の中で劇が演じられる二重劇になっているお話。
告げ口で妻を殺してしまうというこれもよくあるパターン。
まず口上を述べる道化師トニオが出てきて、それから道化師一座が客席を横切って登場
という演出で、わくわく感が高まりました。
横恋慕するトニオが、もう嫌らしいというか憎たらしいというか。
そして妻のネッダ役の福田祥子さんがすごく可愛い。
密会した恋人に一緒に逃げようと誘われて、そんなこと出来るわけないと迷ったり、
でも人生を変えようと決心して、夫にばれても気強く、
絶対相手の名前を言うもんか!と言い切ったり
気丈に振る舞ったり、恋する乙女になったりの揺れ方が胸キュン。
夫である主役の道化師カニオは、ワークショップでお世話になっている
山中先生が演じられました。妻が他の男性と逃げようとしていると
嫉妬に狂いながらも、道化師を演じなければならないと歌う
「衣装をつけろ」という曲は、以前に聴かせていただいたこともありますが
どんなときでも舞台の上では客を笑わせてなんぼ、という道化師の悲しさが漂っていて
思わずうるっとなってしまった。
「アルルカン」などの道化師を描いた絵がどことなく物寂しい感じがするのは
道化の衣装と化粧に隠された涙を連想させるからかなあと思ったりして。
劇中の劇も、妻が密会しているという内容の喜劇で
カニオの科白が科白なのか本気なのか、劇中の観客も
観ているこっちも分からなくなって、思わず身を乗り出してしまう展開。
結局カニオは嫉妬に狂って妻を刺してしまい、
トニオの「これで芝居は終わりました」という科白で幕が下りる。
トニオなんて、自分もネッダを襲おうとしたくせに。
断わられたからムカついて、カニオを使って仕返しするという
分かりやすく汚い手にコロッと引っかかって
自分の愛する妻を手にかけてしまった道化師の人生は喜劇なのか悲劇なのか。
人に振り回されてからに、なんやのん、これ。後味悪いわー。
このホール、音は良かったです。上からふわっと落ちてくるような感じで
個人的にはシンフォニーホールよりこっちの方が聴きやすかったかな。
二本とも長さもちょうど良くて、どっちも面白かったわ。
オペラを観るのは十数年ぶりですが、久しぶりに観るとやっぱりいいなあ。
これからも面白そうなのがあったら観に行くことにしよう。
歌、音楽、芝居と三つそろってなんかお得な気がするわ。
2020年2月24日月曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
また放置、そしていつのまにか春
歳月が流れるのは早いなあ。 ぼーっとしている間に一年が終わり、年が明けたと思ったらもう2月も終わり。 父が手術で入院したりとバタバタしていたので2月半ばまで実家でリモートワークした。 いやー、仕事になりませんわ。 18時まで仕事なのに、5時過ぎから母に「ごはん作るの手伝え...

-
今日は朝から暑くて、朝の通勤電車の中で倒れるかと思った。 会社でも頭がふらふらしていたし、もしかして熱中症だったのかしら。 午後になるとPCが熱くて、意識が飛んでた。 **** 夜、英会話教室に行くとクラスの生徒は私ひとりだった。 先生独占!はいいんだけど、今日も難...
-
あー、喉がパンパン。鼻が止まらない。 すっかり風邪を引いてしまった。 でも金曜日はネイティブチェックに回す仕事があったので 一時間遅れで出社。体調が悪い時に限って仕事が重なるのね。 木曜日の夜には扁桃腺が腫れて、片側の耳が詰まったみたいになって ずっと耳鳴りしていた。...
-
今日も朝から電車が遅れた。 京都駅で非常ベルが押されたんだってさ。 挑まれているのだろうか、やっぱり。 今日職場で話題になった、違いが良く分からない単語。 garbage refuse waste どれも、ゴミです。 garbageというのは、分かる。 ...
0 件のコメント:
コメントを投稿