2020年6月19日金曜日

ヤマモモの実

夕べは凄い雨だった。JRはあちこちで早々と運休を決めていたみたい。
その前に阪急でまた人身事故があったから、帰りが遅くなった人も多かっただろうな。

家の中に閉じこもってずっと雨の音を聞いていた。
昼間は暑いのに夜は寒い。雨音を聞いていると眠くなるそうだけど
全然眠れない。ので、朝になってから寝た。意味不明。

実は先週から歌のレッスンを再開している。
もう声出ない出ない。家で練習していた時にはちゃんと出た低音も
なぜかレッスンになると出ない。出る時と出ない時があるということは
出せていないということね。駄目やん。

昨日のスタジオ近くの路地。
飲み屋ばかりのこの路地に、一軒だけ普通の家が残っていた。
家のまえにずらっと並べられた紫陽花の鉢植え。
美しく住まうというのは大事なことだなあ。

課題曲のSound of Musicは低音がカスカスだし、歌詞が早くて口が付いていかない。
うーん、休んでいる間にあれほど練習したのに、ダメだなあ。
そこで久し振りに、O mio babbino caroをやってみた。
あら、高音は普通に出る。でも声がペランペランで全然奥行がない。
高いところはなぜか背伸びをしてしまう。
先生から、口とお腹に距離がないと注意される。
高くなるとどうしても胸が上に上がって支えが無くなっている、と。
また同じところをぐるぐる回っているような感じ。上達しているのだろうか。
同じところを回っているように見えても実はらせん状に上に登っているのであって
決して同じ場所にはいない、と信じて頑張る。

スタジオは飲み屋が並んでいる通りにあって、どの店も通りにテーブルを出している。
どこもお客さんでいっぱい。先生と思わず顔を見合わせてしまった。
緩んでるやん、ぐずぐずに緩んでるやん。
向かい合ってマスクなしで会話は駄目だと言われてるやん。
これは秋になる前に第二波来ますわね。

暑いので人がいるところではマスクをしなくていいと思うけど
マスクしていない人がすれ違いざまにいきなり大声出したりすると
避けようがないんだよね。もうちょっと周りに気を遣ってくれんかのう。
どうせ風邪でしょ、なんて言っている人は自分ひとりでかかっててくれ。
私は絶対に感染したくない、感染させたくないと思っているから気を付けてるのに。
親が手術したばっかりで、絶対に感染させられないし
先生に感染させたら大変。歌手の肺に後遺症が残ったらどうすんの。
レッスンでは、先生との間に距離を空けて先生の方を向かないようにして
換気扇を回して、30分に一回ドアを開けて空気を入れ換えているのだけど
やっぱり、ピアノとの間にアクリル板のパティションがあるスタジオを
選んだ方がいいかしら? 歌うときは息をあまり使わないので
ツバはそれほど飛ばないらしいけど、やっぱり心配だなあ。

今日の午後には雨が上がったので、銀行まで行くことにした。
公園を通ったら、しばらく来ないうちに植物にも変化があった。

ザクロに実が付いた。
これは分かりやすくザクロだなあ。

昨日の強い雨に打たれてくたっとなっていた白い花。これもクチナシ。
くたっとしていても甘い良い香りがする。

池の蓮が咲き始めた。
あちこちから蕾が出ている。朝早くの方が綺麗かも。

前から気になっていた、この赤い実。
木の根元にも真っ赤な実がいっぱい落ちているのだけど、グミみたい。
これは何と言う木かしら。実は食べられるのかしらと思っていたら
通りすがりの方に、その実は食べられるよ、と話しかけられた。
赤いうちはまだ酸っぱいけど、黒っぽい色になったら食べごろだと。
食べてみたら?と言われたので、黒くなった実を一粒食べてみた。
す、すっぱい。無理。
この木は何の木かと訊ねたら、ヤマモモなんですって。
ヤマモモって、こんな実がなるんだったっけ?
ヤマモモならうちの実家の庭にもある。かなり背が高い木で
屋根を越してしまったのでこれ以上伸びないように途中で切った。
あれが確かヤマモモの木。曾祖母が生まれたときに植えられたらしい。
女の子が生まれたら魔除けとして、裏鬼門である南西に
この木をえるのが習慣なんだって。
でも、実なんかついてたかなあ。雄株だったのかしら?

その方は、友達の家から貰って毎年実をジャムにしたり、
果実酒を作ったりしているそうな。
たしかに、このまま食べるにはすっぱすぎるなあ。

本当にグミっぽい。
私もジャムを作ってみたいけど、公園の木の実って勝手に持って帰っていいのだろうか。
落ちている分は拾っても大丈夫だろうけど、木から取ったらだめよね、やっぱり。
そうしてみんながためらっているうちに、鳥のおやつになるんだろうなあ。

見た目が美味しそうだから、食べられると分かってちょっとうれしい。

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