2018年12月27日木曜日

歌わない歌のレッスン

昼休みに公園を散歩したら、まだ紅葉が残ってた。
これは赤くならない。黄色とオレンジ。緑とのコントラストが綺麗でした。
このオレンジ紅葉の下で歌の練習をしてみた。あっはっは~高音も低音も綺麗に抜ける。
私、絶好調じゃないか?この調子で夜の歌のレッスン、頑張るわ。

で、発声練習の時は良かったのよ。
高音が綺麗に響いてるし、低音もガサガサしてないですねと言われた。
なのになぜ、歌い始めると全然声が出なくなるんだろう?

クリスマスが終わったのでまた「さくら貝の歌」に戻る。
では歌ってみましょう。。。。。。。。。
最初から喉に突っかかってしまって声が出ない。
「うるわしき さくらがいひとつ」
の最初の「う」はドなんですわ、ド。このドが出ないんですわ。
そして次の「わ」これがファなんだけど、ここで喉にひっかかってがりがりする。
この音域が出せないって、どうする私?昼間は普通に出ていたのに。

ここは無意識に強弱をつけている、と先生。
メロディックに歌うのではなく、感覚としては同じ高さで歌っているような感じで
どこかにアクセントを置くのではなく、するっと滑らかに歌うように。
息は少な目で、後に引くように。低音域は口を大きく開けるのではなく
口の中を開いて、響きは眉間のあたりに集める。

でもなんどやっても上手くいかない。響きを下げないように
小鼻の丁度上あたりで歌っていたのだけど、そこで音を作ってしまうと
きーん、ぺらーんとした薄っぺらい声になる。
音を作るのはあくまでも口内。口内を開いて軟口蓋を高く上げて、
息を眉間のあたりで細く抜く。力を入れない。
今日は言葉をはっきり発音しなくていいから、とにかく息を同じ場所で抜く。

やっぱり上手くいかない。それでは、全体的にふわっと軽く。
どうしても声を前に出そうと押してしまうので
蒸気が下から鼻の前を通っておでこのあたりにふわっと上がっていくように
ふわりと柔らかく全部高い位置で歌う。
出だしの音は力を込めて前に押すのではなく、流れる蒸気に乗って
自然に上に上がり、眉間のあたりで細く抜けるように。
口内で声が後ろに倒れているので、声は後から回って高いところから
斜め下に落ちてするっと眉間に抜けるようなイメージで口内の形を作る。

ふわふわで歌うとなんとかつっかからずに声が出るのだけど
今度は続きの高音で上が開かない。もう今日は何をやってもダメ。
逆ゾーンというか、駄目なとこに嵌って抜け出せない。
高音から変調してまだ戻る、「ああなれど」と下がるところ
これがまた出なくてガリガリがさがさしている。
もうここは歌わなくていい。ため息のように「ああなれど」は全部同じ強さで、
だらだら不真面目に窓ふきしているように、どこにも力を入れず
前に押さず、ゆるく右から左へすると流す。
低音の声が出にくいところも、口の形をしっかり作って歌わない。
ふわーっと響きだけを集める。

歌のレッスンなのに、歌わないってなんだかなあ。
でもふわわわーんみたいな感じで曖昧な発音で
息に乗せると上手くいくんだなあ。

鼻腔に抜いてみたり、目のあたりで歌ってみたりといろいろとやってみて、
こうすれば出しやすいと自分で思うことはありますか?と訊ねられた。
耳の後ろあたりから後頭部を後に膨らませるようにすると
口内が大きく開くような感じで喉につっかえない、と言うと
その感覚を覚えておいてください、と先生。
いろんなやり方を試してみて、ここが出しやすいというやり方を
自分で覚えておくこと。

今年最後のレッスンなのに、ちゃんと歌えないままに終わってしまった。
低音を出そうとすると余計ドツボに嵌ってしまう。
これ、どうやったら抜け出せるの?誰か教えてー。

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