2019年5月30日木曜日

イタリア人になれなかった歌のレッスン

あー、肩凝った。腰痛い。
なんだか暑さでぐったりしてしまって、無気力状態。
まだ5月だよね。今からこの暑さじゃ、夏を乗り越える自信がないわ。

喉はイガイガで声がかすれていますが、昨日は久し振りに歌のレッスンの日。
注意点をメモメモ。

****

久し振りにリップロールやったら、口周りが硬かった。
リップロールは唇を震わすことよりも、息を流すことの方が大事だから
お腹から息を一定の強さで吐くことを意識する。

つづいてイとアで発声練習。高い位置で歌うことを心掛けたけど
アが狭いと注意される。
同じ額のあたりで歌っても、アはもっと上に開いて幅を持たせること。

喉や身体はリラックスしていても、顔の筋肉は意識してやや緊張を持たせること。
そのうち考えなくても自然にこめかみや口内が開くようになるのかなあ。

つづいて課題曲 O sole mio。
前回は低音が全然出なかったけど、今回は出た!
ただ、低音の音色が暗いと言われた。
低音は口を大きく開かないけど、顔の内部は明るいというか
心の中から明るい、というイメージで。

前回息が続かなかった、doppo 'na tempesta!の部分、
息を少な目で高い位置を意識したら、ちゃんと続いた。
やったわ!でも最後のstaが低くて声にならない。
最後のstaはしっかり強く歌うのではなく、霧のようにふわっと。

前半部終わりのparagia 'na festaのfestaの響きがどうしても下がってしまう。
下あごを下げない。子音fを頬骨のあたりで発声したら
その子音を利用して同じ位置で続いて母音を歌う。

前半最後のsoleで、leがくぐもっている。
so とleは口の形は同じ、舌の位置を変える。
leで舌はもっと前に。後ろに引っ込めないこと。

後半のサビの部分、高いman'a tu so leのあとの
ccchiu'bello, oi ne'で声が顏の内側に引っ込んでいるので
音色が揃っていない。
このサビの部分は、鼻腔に響かせるような感じで全部前に出す。
cchui の音を味わって楽しむように歌うこと。

前から指摘されているteとle。
sta'nfronte a teのteは、舌が奥に引っ込んでいる。
舌を引っ込めると、声がつまって所謂「だんご声」になるので
この部分は舌を伸ばすこと。
低音では薄く明るく軽めに発生する。
一方、高音の場合は、口内を大きく開いて空間を作り
縦に幅を出して歌うこと。こうすることで高音でもキンキンしないし
自分ではくぐもっているように聞こえても、ちゃんと額で響いていれば
音色が揃って不自然には聞えない。
これはleでも同じ。低音では軽めに、高音では幅を持たせること。

サビを繰り返して、一番最後のsta'nfronte a teは
a teを高音で歌うやり方と、~fronteから高音にする方法があるけど
どっちにしましょうか、と。
先生と相談の結果、後者の「おしゃれバージョン」に決定。
(あとで楽譜書いてみる。三大テノールの動画でもやってるやつ)。
なんか気分はイタリアーン!でも声がつっかかる。

いきなり高い音を出そうとせず、口内を徐々に開いていくような感じで。
fronteから高い位置で、とくにOはドームのようなイメージで歌う。
ここは強めに歌っていいのか質問すると、同じ息の強さで歌うことの方が
音楽的には難しいとのこと。強すぎると声帯がアタックに耐えられなくて
バリバリ鳴ってしまうけど、音も高いし、最後に盛り上がるところなので
やや強めの息で歌っていいんだって。
ここ、決まると格好いいんだけどなあ。
気分は三大テノール。気分だけ。

全体を通して歌うと、ものすごく疲れる。
歌い終わったあと、ハフハフしてしまう。
この曲は覚えやすくて比較的簡単だと思っていたけど
やっぱりいろいろ落とし穴があったわ。歌うって甘くない。
あと気付いたんだけど、こういう曲は身体が上手く使えてないと
うすっぺらい貧弱な曲になってしまうのね。
一番最後の、おしゃれバージョンの高音はとくに
しっかり後ろが開いていないと、声がキンキンするだけで全然響かない。
これも気付いたのだけど、私はほんのちょっとでも肩が内側に入ると
喉が狭くなるみたいで、声が掠れるところに入ってしまう。
これは自分でも意識しないとつい忘れちゃう。

前半は明るいけど軽めで、4割くらいの力でスタート。
後半は8割くらい、繰り返したあと最後は100パーセントになるように
エネルギー配分をするのがいいんじゃないか、と先生。
イタリア人なら最初から100パーセントで明るく歌えるんでしょうけど、と。

気分はイタリアン、でも実際はこんぶ出汁な大阪のおばちゃん。
浪速のイタリア~ンを目指して頑張る。

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