2020年8月29日土曜日

痛い出費

気温は高かったけど、風があったので家の中にいるとエアコンなしで大丈夫だった。
今日は金曜日。いろいろとお支払に行かなくちゃと思いながらぐずぐずしていると
4時を過ぎてしまった。だめやーん。一番暑い時に外に出るはめになったわ。

公園を抜けたけど、やっぱり蝉は鳴いていない。
でも暑い。歩いているだけで汗が噴き出たわ。
池の蓮も、枯れて実をつけているものが多くなった。
それでも蕾がぐいぐいと茎を伸ばしている。
夏が終わる前にはよ咲いとかんと、という感じ。
池の中では亀が石に乗っていたりするのだけど、これもいるのか。
前に図書館の前に貼ってあった注意書きより、写真がパワーアップしている。
こんなのいたら嫌だわ。陸に上がってくるのかなあ。

年金、健康保険、税金をまとめて払うといきなり金欠になった。
あー、苦しい。今週はさらに出費があったのね。
エージェントから紹介されたところの試験を受けにいかなきゃいけないのだけど
英作文の試験に電子辞書のみ持ち込みが可になっている。
えー、タブレットとか携帯は駄目なのか。けちー。それだけで気分萎え萎え。
私、電子辞書って持ってないのよね。私が学生の頃はそんな便利なものなかったから
大学にも研究社の英和大辞典とコンサイスの英英辞典の二冊を担いで通ってた。
ネットが普及してからは、ほとんどの単語調べはネットでやるから
電子辞書を買うタイミングが無かったわ。
とにかく、画面が小さいのは苦手。一覧で多くの情報が目に入らないとダメ。
ひとつの単語を調べるときには、名詞、動詞、形容詞、副詞、前置詞、用法まで
ざっと目を通するから、それらが一度で全部出てこないとダメ。
なので手を出さなかったのよね。

で、買いましたわよ。カシオのエクスワード。
最新の型で英語専用のは4万円近くする。買えるかー!!!!
と思ったので、型落ちのビジネス用のをネットで買いました。17440円。
これにも英和、和英、英英、ビジネス用語の辞書が入っているし。
届いた電子辞書を触ってみたのだけど、あー、使わんわ。これは使わんわ。
もったいないわー、一回きりのためにこの出費かあ。
でもせっかく買ったのだし、使わないともったいないから広辞苑はこれで調べよう。
あー、それにしても痛いわ―。くどいけど、買いたくなかったわー。

とりあえず銀行でお支払して、ドラッグストアに寄って
国産の洗える不織布マスクというのを買ってみた。
ユニチャームの7枚入り300円台のも売っていたのだけど
プリーツじゃなかったから。紐と一体化しているマスクが苦手。
国産とはいえ5枚で700円台は痛い出費だなあ。でも、洗えるとはっきり謳っている。
一枚で5回くらい洗っても性能が落ちないんだって。
近所への買い物用に使っている安い不織布マスクも、普通に洗って使っているのだけど
電車で移動する時や歌のレッスンの時には、新しいものを使ってすぐに捨てる。
それも結構勿体ない気がするので、レッスン用にお試しで買ってみたわ。

それから整形外科に行った。親指付け根の腱鞘炎が再発。
お盆前からまた親指がカクカクしはじめて、今は曲がらない。
診てもらったら、それほどひどくはないらしい。
今回はおとなしくすぐに注射してもらいました。来週もう一回行かなきゃ。

痛みはないけど、親指が使えないと瓶の蓋を開けるときに力が入らない。
ペットボトルの蓋を回すにも大汗かいて必死。
身体ってほんの一か所が自由に動かないだけで、途端に日常生活に支障が出るのね。
歳を取るってこういうことだなあ。

2020年8月27日木曜日

いい場所に入れる

今日もやっぱり蝉の声がしない。
あれだけ賑やかに鳴いていたのに、消えるときは一斉に消えるんだなあ。

本日は久し振りに歌のレッスンの日。大阪に行くのも久し振りですわ。
ラッシュ時なのに電車も駅も比較的空いているような。
まだテレワークしている企業が多いのかしら。

スタジオ近くの路地。
この「カモメ」というレトロなバーは前から気になっているのだけど
コロナのせいで吞みに行けない。ぷんぷん。
人が少ないのは平日だからなのか、時間が早いのか。

広いスタジオが取れなかったので狭いところでレッスン。
換気扇を回して、10分おきにドアを開けて、今回もマスクしてのレッスンですわ。
昨日エアコンを付けっぱなしで寝てしまったため、喉が乾燥してるわ。

発声練習では、高音になるほど上下の奥歯の間を大きく開けるようにと注意された。
こうやることで声に高さが出るんですって。
ドミソミドのスケール練習では、音程を上下に取らず横に流すように。
高い位置で、音程が上がると襖を開くように横に広げ
音程が下がると襖を閉めるようなイメージで。
これをやると高い音に無理やり当てなくなるし、低音の響きが下がらない。

課題曲「かやの木山」。今日の注意をメモメモ。

本日しょっぱなからの失敗は、前半のブレス。
出だしの「かやのきやまの かやのみは」と次の「いつかこぼれて ひろわれて」
どちらも真ん中でしなくちゃいけないブレスのタイミングが合わなくて
そのままひと息で歌ってしまい、最後に息が足りなくなってしまう。
「かやのきやまの」まで歌ったら、大量に息を吸い込むのではなく
次の二小節を歌うのに必要な分だけ自然に息が入るように、お腹の力を緩めること。
この緩めるというのが結構難しいんだよね。抜く前に思い切り吸ってしまう。
身体に柔軟性が無いのかなあ。

次、語るように歌う「やまがのおばさは~」から歌に切り替えるところ。
 「そだたき」の小節がピアノで始っているのに、歌わなきゃと意識するせいか
大きくなってしまう。大きくしてしまうから、次の「しばたき」はメゾフォルテ、
さらに大きくしなきゃ!となって強く歌ってしまう。
そのため、次の「あかりつけ」の「あ」を高いポジションでキープできない。
楽譜ではピアノになっているけど、このピアノは「そだたき」の「そ」を
力任せにがっと前に出すのではなく、小さく柔らかく歌うと解釈してよい、
高音は自然に声が強めになるので、メゾフォルテは大きくしなきゃと意識しなくてよい。

この「そだたき しばたき」の二小節はメロディーがどことなく日本風だから
平坦に歌うのではなく、手拍子を打つような感じで抑揚をつけた方がいい、と先生。
この曲は同じ調子で平坦に歌ってしまうと、つまらない曲になってしまうから。
たしかに。落ちた木の実を囲炉裏であぶっているだけの歌だもんね。
最初から最後までべたーっと歌うと、「うん、それで?」と言いたくなっちゃう。

個人的に一番難しいのが、次の二小節。
「あかりつけ」の「あ」。
ここで急に音が下がるので、前の小節で力を入れ過ぎてしまうことと相まって
響きが下がって喉に張り付いてしまう。
ここは、はっきり言葉を発音しようとするのではなく
息の上に自然に言葉が乗ってふわっと出ていくような感じで。
息は額から斜めした方向。後ろに倒さない。
息の量が多いと掠れるので、歌うというより息を細く流すように
ちいさく「あ」とやってみると、それで綺麗に出ています、と。
自分が思うよりもずっと小さい声でいいのね。

「つーけ」と上がっていく部分、「つ」と「け」の間に何かが挟まって聴こえる。
自分でどうしているか分かりますか?と聞かれる。
「エ」母音を綺麗に発音したくて、舌の位置で一瞬まごつくのよね。
自分ではオンビートで発声しているつもりでも、さすがに先生の耳はごまかせないわ。
話し言葉の「エ」は口を横に引っ張るけど、歌うときの「エ」は口が縦。
今は舌が奥に引っ込んでいるから、「イ」と「エ」は舌を下の歯の後ろに付ける。
こうすることで、音が前の方でクリアに聞こえる。
もう「あかり」の「り」の時から前に付けていてよい。

「け」で4拍伸ばすところは、ディミヌエンドなので徐々に小さくしていく。
どのあたりから小さくしていけばいいのか結構難しくて、上手くいかない。
「エ」の発音でいっぱいいっぱいだわ。
小さい声で歌うのは一見簡単そうだけど、実は大きな声で歌うよりもずっと難しい。
繊細に歌うように心がけること。

この「もう ねようよ」の最後8拍伸ばすところ、歌の譜にはないけど
伴奏はディミヌエンドになっているので、歌も自然に小さくしていく。

ここは長いから「け」の4拍よりもやりやすいはず。
最初の4拍は普通に伸ばして、次の4拍で徐々に小さくしていくと上手くいく。
「よ」がいい場所に入れば、その場所を維持して前に伸ばし
次の4拍で伸ばした声を戻すようにすると自然に小さくなる。
先生がやってみてくださったけど、いやいや、そんな簡単には出来ませんて。
伸ばしている間に声がふらふらする。のは、支えが足りないからだって。
お腹周りをしっかり横に張って支えること。

何度か練習して、最後に通して歌って今日で仕上げということになった。
表情をつけながら歌っているところが良いって。わーい。
声がかすれて低音が出にくかったけど、なんとか詰まらずに歌えた。
この曲は高低さがあって難しいけど、低音が前より出るようになりましたね、
練習しているうちに出し方が分かってきたみたいですね、と先生。
わーい。まだまだ喉に張り付くけど、張り付いたらこうしたら脱却できる
というのがなんとなく分かってきた。毎回上手く行くわけじゃないけど
上手く行くように頑張る。てか、始めから張り付かないようにしろよ。

***

帰り道にいろいろと興味深いお話を聞いた。

ベートーベンは器楽の作曲家であって歌曲の作曲家ではないから
第九の歌は最初から最後まで力が入りっぱなしになりがちなんだって。
特にソプラノとテノールは力が入りやすくなるとか。
合唱は周りの声で自分の声が聴こえないので、
初心者はどうしても全力で大声で歌ってしまいがちになる。
子供の頃は体力があるので、結構無理に声を出しても声が出る、
でもそれを続けていると、数年後に声が出なくなってしまうことがある。
歌がうまくて、習わなくてもどんな音でもするっと出せるような人も
そのまま勢いで歌っていると、喉を痛めて声が震えるようになる、と。
お年寄りの声が震えるのは年齢的に仕方ないけど、20代でそういうことが起こるって。
ひえー、怖い、って私はもう年寄りだから気にしなくていいか。

体調を崩した歌手が回復したあと、声に響きや奥行が無くなってしまった場合
元に戻るのかと質問したら、筋肉が落ちていることが原因の場合は
身体が覚えているから、体力が回復して筋肉が付けば元に戻るはず。
ただ、どう歌っていたか忘れてしまっている場合、
戻るにはかなり時間がかかるとのこと。
個人差があるので、数か月で戻る人もいれば数年かかる人もいる。
歌っているといい場所に入ることは普通にある。ただ、難しいのはそれを維持すること。
維持するためには訓練し続けないといけない、と。
時間はかかっても絶対に戻ると思いますよ、とおっしゃったので安心した。

***
今日は出かけるときにバタバタして、ボールペンを忘れるし
せっかく作った生姜入りのお茶も持って行くのを忘れたし
声はカサカサだったけど、有意義な一日だったわ。

2020年8月26日水曜日

蝉の声が消えた

朝、と言っても10時過ぎだけど、起きてぼーっとコーヒーを飲んでいて気付いた。

蝉の声が聞こえない。 

蝉の声どころか、すずめのさえずりも聞こえない。

クルクル、クルクルという野鳩の鳴き声だけが遠くから聞こえてくる。

静かだった。怖いくらい静か。

何年か前の日蝕の時も、こんな感じだったなあ。

あの時は、日蝕が終わったとたんに一斉に蝉が鳴きだして

それで日蝕の間は音が無かったことに気付いたんだった。

いろんな生き物の立てる騒がしい音で静寂に気づく、というのも妙な体験だった。


今日は別になんということもない、いつも通りの夏の日だったのだけど

風があって涼しい。夜までエアコンなしで過ごせた。

今年の蝉の命は一斉に終わってしまったのだろうか。

終わりは気配を漂わせながらも、あまりにも唐突にやって来るものだなあ。

 

文法の問題集も、毎日だらだらやっている間に最後まで終わった。

なんだかんだ言ってやり切ってしまったわ。

ちょっと休憩したら、もう一度最初からやってみるつもり。

一方、DUOの方がなかなか進まない。やっぱり記憶力が衰えている。

でも一発で覚える必要はないんだよね。遭遇回数を増やす。

つまり短時間で何回も繰り返せばいいんだよね。

そう考えると、割と気が楽。一回一回、必死で暗記しなくていいんだもん。

これ、本当に高校生の頃知りたかったわ。

 

そうこうしている間に8月も後半だよ。

今年は一度も浴衣を着なかったなあ。

2020年8月24日月曜日

受験がなければ受験生は楽しい

今日は多少涼しかった。
夜までエアコンなしで、窓を開けて扇風機だけで過ごせた。
でも寝る前にはエアコンつけてタイマーセットする。
お風呂に入ったあと汗をかくのがいやなんだもん。

本日も家に閉じこもって文法問題集やってた。
一応、毎日のノルマは決めていて、今日は句動詞。
私は遥か昔の受験生時代も、こういうのちゃんと暗記したことがない。
問題集の解説には、これは自動詞でこれは前置詞でこういう場合は副詞になって
この場合はこの動詞が自動詞になって云々といろいろ書いてあるけど
駄目、もう用語からしてダメ。面倒で覚えられない。
もしかして、世間の受験生はこういうきちっとしたルールを覚えているのか?
いくら若くて頭が柔らかいとはいえ、高校生って凄いわね。
いや、私は高校生の頃でも頭にぬかみそ詰まっていました。
これでよく、大したことが無い大学とはいえ英文科に入れたな。
いやいや、そもそも私、翻訳者やん。
こんないい加減なことでよくやってこれたわ(脂汗

ただ、改めて解説を読んでみて、へー、面白い!と思った。
並行してやっているDUOで昨日出てきたのと同じ句動詞がいっぱい出てきて
あっちにもこういうこと書いてあったなあ、
やっぱりルールとか前置詞のイメージはどの本も同じなんだなあ、なんて
当り前のことで感動したりして、なんだか、なんだか、なんだか、
楽し~~~~~~~!!!!!

試験とか受験が関係ないと、勉強ってこんなに楽しいのね。
時間があるというのもいいもんだなあ。コロナのおかげで仕事が棚上げ中だけど、
これは、もう一度高校生に戻って勉強しろ、という天の思し召しに違いない
と、ポジティブシンキングで今日も終わるのでありました。

これは昨日の写真。
こうしてみると、空に秋の気配を感じるわ。
まあ適当に言ってるんですけど。

2020年8月18日火曜日

気分は受験生

あーづーいーーーー!
今日も暑かったので家に閉じこもっていた。
相変わらず冷房が効きすぎて寒い。でも扇風機だけでは湿気に耐えられない。
もう、どうすればいいの?温度をさらに上げて28度にすればいいのかな。

先日来せっせとやっている文法の問題集、文法が終わって用法に入った。
改めておさらいすると、自分の表現が限られていることに気付いた。
技術文書だから、簡潔、明瞭、正確(3Cと言う)が大原則だし
簡単で分かりやすく誤解のない、すぐ意味が取れる文章に訳す必要があるから
言い回しをいろいろと変えてみるということをやらないでいたら
同じパターンの表現ばっかり使っている。
それでいいのだろうけど、広がりがないというのもなんだか嫌だなあ。

Youtubeでいろいろ英語関係の動画を見ていたら
「留学せずにここまで英語を話せるようになりました」
という人の動画がいっぱいアップされている。
どの人も、大体言っていることは同じなのね。
まず基本の文法と単語は必須。これはきっちり押さえておくこと。
会話はパターンの文型を覚えたら、単語を入れ換えて作文し、
それをすらすら言えるようになるまで、独り言で声に出して練習する。
テーマを決めて自分の意見を発表するつもりで中身を組み立てる。
その時、直訳しようとせず自分の知っている単語や表現を使う。
単語は単語帳一冊を何十回も繰り返す。
ひとつの単語を覚えるのに時間を割くのではなく、単語を見る回数を増やす。
当り前だけど、努力もせず簡単にマスターする方法はないのね。
こういう勉強のやり方、高校生の頃に知りたかったわ。
私の高校時代には、Youtubeなかったもんなあ。
それどころかネット、どころか携帯電話もありませんでしたわよ。

動画を観ていたら、なぜか訳の分からないやる気がみなぎってきた。
このやる気をなぜ学生時代に出せなかったんだよーっ、と思いつつも
よし、私もボケる前にちゃんとボキャビルやろう、と決心して、
そういう方たちの推奨する単語帳をAmazonで検索。
いろんな種類の単語帳があるのねえ。どれを選んでいいのか迷うわ。
おばちゃんが高校生だった遥か昔とは大違い。音声も聞けるようになっているし
これだけ種類が豊富なら、今の若い人はみんな英語ぺらぺらに違いない。
で、買ってみた。ベストセラーだという”DUO 3.0”。
ふふふ、もう気分は受験生だわ。
あるYoutuberさんは、これを150周も回したとか。
「読書百遍義自ずから見る」と言う通り、150周もやったら絶対覚える。
覚えるけど、実際にやってみる人は少ないんじゃないかと。
やるか、やらないか。その段階でもう大きな差がつくのね。

この本で達成できるレベルというのが設定してあって、
TOEIC 600~780点 → うーん、高校生向けならこんなもんか。
大学入試 偏差値58~65 → 受験する訳じゃないのでどうでもいい。
TOEFL 60~90点 → 受けたことがないからレベルが分からない。
英検 準1級 → これがちょっと引っかかる。

ぱらぱらとめくって見みたところ、単語が易しすぎる。
随分前に買った英検準1級用の「キクタン」には、もっと難易度の高い単語が並んでた。
今日最初から20ページくらいやってみたのだけど、全部知っている単語ばかり。
えーっと、こんな簡単なもんでいいんかなあ。
高校生ならこれくらいなのか、それとも私が歳を取っている分
それだけ単語との遭遇回数が多いので、自然に覚えていたのかしら。
これで本当に志望大学に合格できるのかと、そこはかとなく不安になる受験生、
ではなく気分だけ受験生。受験はしませんよ。

それにしても今どきの単語帳って親切ね。ちゃんと学習法まで解説してある。
もう、至れり尽せり。ここまでされたら、やらなくてどうする。

各セクションに「見出し英文」というのが載ってて
これに解説されている英単語が全部含まれているそうな。
どの英文も平易で分かりやすくて、会話で使えそう。
簡単な表現がすぐに口から出てくる、というのが大事よね。

音声を聴ける方がいいので、CDもついでに買ってみた。
基礎用と復習用の二種類があって、どっちを選んでいいのか分からなかったので
見出し英文をひたすら読んでいるだけ、という復習用にした。
値段もこっちの方が安いし。

中に小冊子がはいってた。
中身は見出し英文とその日本語訳がずらっと並んでいる。
あー、これが付いているのなら別に本はいらなかったかなあ。
こういうのって買ってみるまで分からないのよね。
失敗した。これから進学でお金がかかるのに無駄遣いして親に申し訳ないわあ
と、受験生ぽいこと言ってみたりする。自分のお金だけど。
まあいいか、単語や熟語の解説も読んでいると新しい発見があると思うし。

明日からこの単語帳も予定に組み込んで頑張る。

2020年8月17日月曜日

終わりの気配

暑い。朝起きたらもう暑い。洗濯していても暑い。
部屋の中でじっと座っているだけで汗が流れる。
昨日は関東で40度を超えたところがあるそうだけど
体温より高い気温って、外に出たらジリジリ皮膚が焼けそうね。
あまりに暑いから、ずっと部屋に閉じこもって
朝から夜まで一日中エアコンを付けっぱなしにしている。
電気代が怖い。でも暑さに耐えられない。

毎日、エアコンを効かせた部屋のなかで受験生のように文法問題集をやっている。
オツムの中身が古くなっているので、受験生のような集中力を維持できないし
受験生のようにすぐに記憶出来ない。やっぱり歳だなあ。
一応その日のノルマを決めてやっているのだけど
10ページ程度でヘロヘロになって、休憩ばっかりしているわ。

閉じこもっているから曜日の感覚がすっかり無くなってしまい
月曜だから銀行に行こうと外に出てから、今日はまだ日曜日だと気付いた。
だめやん。すっかりボケてるわ。
本当に暑い。コロナ太りの皮下脂肪が重い。煮立ってしまいそう。
このままじゃ煮豚よ。豚の角煮よ、ルーロー飯よ。
なんとかして痩せなければ。

公園のザクロも色づいてきた。
 食べごろはもっと先だなあ、と食べないのに言ってみる。

 池の水まで暑そう。
湯気が立ちそうだけど、水の中は外より涼しいのかな。

鴨の姿が見えないなあと思ったら、さすがに暑いのか蓮の陰に入ってた。
近づいたら逃げた。ごめんごめん。せっかく涼んでたのにごめん!
と謝ったところでどうなるもんでもないわね。暑い。

蓮はますます増殖中。
やっぱり蓮は早朝に見るものだなあ。
一番気温の高い時間帯だからか、瑞々しさがなくて暑苦しい。

この緑のふさふさは、もしかして。
背の高い草が茂っているだけだと思っていたけど、これ、すすきだ。
枯れる前の穂はこんな感じなんだなあ。
 
 我が恋は夏野の薄(すすき)繁けれど穂にしあらねば問う人もなし

いや、夏野のすすきも穂を出してますがな、鎌倉右大臣!
出してても気付かれないのは暑すぎるからだ、きっと。
暑い時に暑苦しいこと考えたくないもんね。

ガマの穂の綿がほわほわ。綿が出ているのはこのひとつだけ。
がまの穂を触っていると中身の綿が出てくる、と何かで読んだので
ここに来るたび触っているのだけど、中身が出るとは思えないくらい硬い。
柔らかい穂を触れるのはいつごろなのかしら。

オレンジ色の花にキアゲハが止まっていた。
花から花へと飛び移っていたのだけど、よく見ると羽根の下の
しずくのような形の部分が片側しかない。羽根が痛んでいるんだ。
飛ぶときも、春のようにひらひらと元気に羽根を元気に動かすのではなく
平らになって滑空している、というか風に流されているような感じ。
もう終わりが近づいているんだなあ、この蝶も。
蝶の寿命ってどれくらいなんだろう。
こんな焼け付くような暑い季節ではなくて、春に成虫になっていれば
もっと楽に生きられたのかなあ、なんて考えたりして。
昆虫もタイミングが悪いと苦労するんだろうか。
いや、そんな小難しいどうでもいいことなんて考えないで
生まれてきたら死ぬまで、ただただ花を求めて飛び回るだけなのかも。

目に痛いような強い日差しに見え隠れする、夏の終わりの気配。
どんなに暑くても、もう秋なんだなあ。

2020年8月13日木曜日

暑い一日

今日も暑かった。27度設定の冷房が寒すぎずちょうど良くなってきた。
銀行に行くために外に出たら、暑くて煮立ちそうだったわ。
この暑さではさすがに外を歩いている人は少ない。

昨日ドラッグストアに行ったら、国産のマスクが売っていたので二つ買った。
どっちもアイリスオーヤマの日本製、7枚入りで口元にワイヤーが入っているやつだけど、
左が288円、右は398円と100円も値段が違う。どう違うのかと思ったら、
右は違う素材を組み合わせて息がしやすくなっているそうな。
ふーむ、不織布マスクも夏仕様なのか。
今日見たらもうどちらも売り切れで、同じアイリスオーヤマの7枚入りでも
中国製のはたくさん売っていた。値段は左のと同じ288円。
この二つを手に取っていたとき、マスクをしたサラリーマンっぽい人も
同じように手に取っていたから、やっぱり国産のが出たら
ぽつぽつと買い足している人がいるんだな。

マスクと言えば、コンビニに入ったらマスクをしていない人が
レジの側で大きなくしゃみを何度もしていた。あれ、絶対わざとだわ。
ハンカチで口を押えるでもなく顏をそらすわけでもなく、
一回大きなくしゃみをして、しばらく間を開けてもう一度、
さらに間を開けてもう一度と、真正面向いてクシャミしていたもん。
私は離れた場所にいたけど、飛沫がエアロゾル化して蔓延したら嫌だから
さっさと帰って、すぐにお風呂に入りましたわよ。
暑いからマスクは面倒だというのは分かるけど、クシャミする時には
口を押えるくらいはしてよ。すぐそばで品出ししていた店員さんが気の毒だった。

コロナはただの風邪だとかいって集会をした人たちがいたそうだけど
自分がそう思うのは自由。でも他人を巻き込まないで欲しいわ。
みんないろんな事情を抱えながら、出来る限りの対策をして店を営業したり、
満員電車に揺られて通勤したりしているのだから。
ただの風邪だって、わざわざ他人にうつすような振る舞いはしないのが当たり前だよ。

暑いときにイライラしていたら余計に暑苦しくなるので、公園にお散歩に行った。
この暑さではさすがに誰もいないわ。

影だけがくっきり。

「はにわの友達」はにたんも西日を浴びて暑そうだった。
ついこの前まで桜が咲いていたような気がするのに、季節が流れるのは早いなあ。
今年は何もしていないのに時間だけが過ぎるよ。

あのコブシのうねうねした実、今日もうねうねしているなあと思って見たら
あ、さやが割れて赤い実が覗いている。
この赤い実が、糸みたいなのでさやから垂れ下がるそうな。
なんの意味があるのか分からないけど、結構重装備な実なのね。
糸も観察しなくては。

橘の実はまだ黄色くならないなあ、と思っていたら
その橘の隣の木に、こんな実がついていた。
なになに?これなに?なんの実なんだろう。
10センチぐらいの青りんごを縦にしたような、洋ナシっぽい感じの実。
たわわ、という感じでいくつも実をつけているこの木は
そもそも何の木だったっけ?橘に気を取られて気付かなかったわ。
調べてみたら、どうも木瓜の実みたい。
木瓜の花は活け花にも良く使う、なじみのある花だけど
まさかこんな大きな実をつけるなんて知らなかった。
花も可愛いければ実もなかなか姿が良くて可愛い、
さらに実は漢方薬になるという、超有能な木だなあ。
この実は生では食べられないので、黄色くなったらジャムや果実酒にするのですって。
落ちていたら拾っていいかしら。

こういうことひとつ取っても、自分は世界のことを何も知らないのだと思い知らされる。
図書館の書架を眺めて、まだ読んでない本がこんなにある、
一生かけても読み切れない、と立ちすくんでしまう時のように
自分が経験したこと、見てきたものなんてほんのわずかのもので
世界の何たるかを知ることもなく、その輪郭さえ把握できないままに
人は死んでいくのだ、という事実に圧倒されて眩暈がするわ。

でも、クラクラして座り込んでいる暇はないんだよね。
見なくては、目に見える範囲のものだけでもしっかり見なくては
と決意を新たにしたら、疲れて眠くなって昼寝してしまった。
そろそろ、ひと雨欲しいですわね。

2020年8月11日火曜日

ひぐらしが鳴いた

夕方、せっせと文法のテキストをやっていたら
ベランダのすぐ近くで、カーナカナカナカナ、と聞えた。
ひぐらしだ。
家の中からは普段、ジージーいうクマゼミの鳴き声しか聞こえないのに
ひぐらしの声を聞くというのは本当に珍しい。

前にひぐらしが鳴いたのを聞いたのは、もう何年前だったか。
滋賀県の草津に通っていた時のことだ。
駅からその職場に行くには、河原の遊歩道を通って
小山と言ってもいいような丘を二つ超える、という結構な距離を歩いていた。
ある夏の夕方、陽が落ちたころに職場から出てその丘の
こんもりと木が茂った薄暗い林の中を通っていた時、
突然、頭上でカナカナカナとひぐらしが鳴いた。
一声だけ短く鳴くと、あとは静寂。
ああ、夏が終わるんだなあと感じた。
遊歩道は黄昏時の青に染まっていて、歩道の両側には
藤の花に似たピンクの大きな花が点々と、明りを灯すように咲いていた。
綺麗な花、なんという花なんだろう?と思いながら歩いたわ。

まあ、葛の花なんですけどね。持って帰って植えようかしら
などと考えたけど、実行しなくて良かったわ。

ひぐらしの鳴き声を聞くと、夏も終わりに近づいたと感じるけど
実はひぐらしは6月下旬から普通に鳴いているそうな。
クマゼミに押されてあんまり聞えないのかな。
ひぐらしは夕方に鳴くそうで、それが終わりを感じさせるので
夏の終わりに鳴くセミという印象を持たれたのだとか。
まだ8月半ばだけど、もう立秋に入ったので暦の上では秋。
夏の終わりを告げるといっても、まんざら間違ってない気もするわ。


お盆休みに入ったこともあって、外に出ると人が歩いていない。
空は青いし、舗道から上がってくる空気は熱いし、やっぱりまだ夏。
近所では、庭先にビニールプールを出して親子で水浴びしている人が多い。
ちっちゃい子も遊びに行けなくて残念ね。我慢の夏だなあ。

先日公園で見た、あのピンクのウネウネした実。
調べてみたら、こぶしの実なんだって。
これはサヤみたいなもので、このなかに赤い実が入っているそうな。
秋になるとサヤが割れて、そこから紐で繋がった赤い実がぶら下がるらしい。
これはぜひ見なければ。

この木もずっと前から公園にあるのに、実に気付いたのは土曜日だよ。
そもそも実が成るということは、花が咲いていたということなのに
花にさえ気づいていなかった。
普段いかに周りを見ずにぼんやりと歩いているかってことだなあ。

2020年8月9日日曜日

可愛いもので気分をアゲる

えー、実家に電話してお盆には帰省しないことにしました。
たとえ家でずっと引っ込んでいて家族以外の誰とも会わなくても
もし近所で感染者が出たら、私が原因だと思われそうだし
なにより、親が歳だから感染させるわけにはいかないし。

うちの近所ではマスクしていない若い人が結構多くて、
今日もコンビニでマスクなしのカップルが大声でしゃべっていました。
ええからすぐそばでしゃべらんといてー。
こういう人たちに遭遇する機会が多いので、自分では気を付けていても
防ぎきれないことがあるもんね。やっぱり帰れませんわ。

インフルみたいなもんだという人もいるけど、インフルも罹ると結構大変よ。
大体の会社じゃ、微熱が出たら下がるまで出勤できないし
熱が下がらなければ病院に検査に行って、インフルじゃなかったらそのまま休む。
インフルだったら熱が下がっても三日間は出社停止だし、
同じ職場の人はマスク着用、手消毒をするように指導される。
職場に蔓延して納期遅れをだしたりしたら大変。
取引先にうつしたらなおのこと大変。
コロナもインフルも、罹らないのに越したことはないのよ。

金曜日は所用があって出かけました。そのついでに甘いものをテイクアウト。
ダブルマンゴースムージー。違うものにしようと思いつつ
いつも同じもの買ってしまうなあ。色合いが綺麗。
タピオカはカロリーが高いので、月一回程度で我慢している。
台湾行きたいなあ。

台湾甜商店さんは全部の席が埋まっていました。
マスクして会話しているお客さんがほとんどでしたが
ノーマスクで向かい合って大声で大声でしゃべっているカップルが一組。
密だとか換気だとか言う前に、向かい合って話して唾液を飛ばし合うことが
一番だめなんだと、もっと啓蒙して欲しい。
暑かったらマスクなしでもいい、いいから口を閉じていろ、と。 

いまのうちに少しずつマスクを買い足しておこうと思って
ドラッグストアにいく度、7枚入りのマスクをひとつつづ買っている。
歌の先生と、第二波が来たら絶対マスクが売り切れると思うから
今のうちに買っておいた方がいいかしら、と話し合っていたのだけど
今の状態って第二波だよね。 だけどもう飽きちゃった人が多いみたい。
飽きようが飽きまいが、ウイルスはまだそこにあるんだけどね。 

その割に、うがい薬が効くと言われれば一瞬で消えるし
無くなってから大慌てするようなことがないように
商品が充分出回っている間にぽちぽちと買い足してますわ。

ダイソーに寄って、日本検品のマスク200円を一袋買った。
レジで檸檬ケーキ二つ100円を勧められる。
パッケージが夏っぽい。ひさしぶりに食べたらおいしかった。

阪急電車に乗ったら、なぜかドアが鯛だった。
えーっと、これは天下茶屋行きなのだけど、なぜ鯛?
こっちのドアは吉兆をつけた笹?
商売繁盛で笹持って来い!って、あれは1月だよね。
なぜ今この柄なの?阪急さん。と、思って検索したら
これは大阪メトロ堺筋線の車両だそうな。
沿線にある今宮戎と堀川戎をモチーフにしたんですって。

床も鯛と釣竿。可愛い。
よく分からないけど、なんかめでたい。
シートの柄もいつもと違うね。
これは梅の柄なんだって。
よく分からないけど可愛いのは良いことだ。
こういう可愛い車両に当たると、気分があがる。

***
今日は午後から散歩に出かけた。
公園の橘がいっぱい実をつけている。
緑に緑の実がみずみずしいなあ。どんな味なのかなあ。
取ったらだめだよね。そもそも食べられるのかなあ。
実家のミカンの木も実をつけたかなあ。
ああ、果物食べたい。梨が食べたいけど高い。

と、思いながら歩いていると、綺麗な色の実をつけている木を発見。
実際の色はオレンジがかったピンク。
濃い緑の葉っぱの陰からチラチラのぞくピンクが可愛い。
緑とピンクの色合せの着物って、昭和30年代に流行ったそうな。

可愛いと思って見ていたら、あーっ!
増殖しとるがな。こ、これはちょっと、気持ち悪いんですけど。
単体だけなら可愛いのに、なんでこうなる?

植物って時には身も蓋もないなあ。

2020年8月7日金曜日

リモート飲み

暑い。でもエアコンつけると寒い。
設定温度を27度にしているのだけど、寒くて震える。
エアコン一台しか使っていないのに、ドアを開けておくだけで
3LDKの部屋全部が冷える。それはそれで助かるのだけど
エアコンを設置しているリビングが寒すぎて、エアコンのない部屋で過ごしている。
エアコンの適性温度とは何度くらいなんだろう???

先日見たオレンジの花。
オレンジなのはガクなのか?
葉っぱの途中からオレンジ色になっているところもあるし
どこからどこまでが葉でどこからがガクなのかよく分からない。うーん。

友達から、リモート飲みをやろうと誘われた。
うちのPCは古くて調子が悪いので、途中で落ちると言うと
PCを使わなくてもタブレットに入れているLINEで出来るよ、と。
知らなかった。LINEはトーク以外で使っていなかったから
ビデオ通話の機能があることを初めて知ったわ。
すっかり時代から取り残されているなあ。

夕方からスーパーに行ってビールとストロングゼロとおつまみを買ってきて
6時から飲み会開始。
もう半年以上合っていない友達と久しぶりに顔を合わせる。
わあ、ちゃんとお化粧している。えらい。私はもうずっとすっぴんだよ。

近況報告から始まって、コロナから最近のリモート学習の話まで
普段の飲みで話しているようなことをつらつらと取り留めもなく。

飲食店や飲み屋で食事しながら会話するから感染する人が多いのなら
どうして「ひとり飲み専用」の店が出来ないんだろう?と言う話題になった。
換気を良くして、間隔を取って、一人客しか入れません、他のお客さんとの会話禁止
という店があったら行きたいけど、どこかにないかなあ。

友達は、今年のお盆休みはご主人の実家に帰省するのを止めるんだとか。
ご主人の実家は大阪から一時間くらい、うちの実家と割と近いのだけど
今この時期に行って、お義父さんに感染させたら大変だからと。
うちも、母はお盆には帰って来てほしいみたいだけど、
父の方は、いまみんながピリピリしている時期だから
無理に帰ってこなくてもいいと言っている。
人がたくさん移動している時期に、混んだ電車に乗って
うつしたりうつされたりの可能性を上げるのもなあ、と思うので
私もお盆は帰省しないことにした。もう半年以上実家に帰っていないけど
9月の妹の手術には付き添わなきゃいけないので、それまで家に籠っていよう。

久し振りに飲んで話して、すごく元気が出た。
外出といえば、近所に買い物に行くか歌のレッスンか面接かで
気張らない状態で長く話をする機会がほとんどなかった。
やっぱり人との会話って大切だなあ。

友達のご主人が帰ってこられたので、二時間ほどでお開きに。
またやろう、こんどは昼間にやろうと約束。
酒吞みだけど実は家ではお酒を飲まないので、こういうのは楽しいなあ。

あんまり現場を離れていると技術が落ちるので安くても仕事をしなくちゃ、
と思っていたけど、もういいわ。今年いっぱいは働かない、と決めた。
で、毎日家で何をやっているかというと、参考書で文法問題解いてます。

このEnglish EXという本は10年近く前に買ったのだけど
本のレイアウトと出題の仕方がごちゃごちゃして使いにくかったので
途中で放置していた。
新しいのを買おうかと思ったけど、まず買って積読状態にしているテキストを
全部やってみようと決めて引っ張りだして来たよ。
やっぱり読みにくい本で、受験生向きではないなあ。
でも私は受験生ではないのでいいのだ。

楽勝と思っていたけど、問題を解いてみると意外に間違うのね。
いかに忘れているか、曖昧になんとなく覚えているかを再認識したわ。
今までも、数年おきに文法はやり直していたのだけど
やっぱりやり直しは大切だと改めて思った。
仮定法過去、仮定法過去完了とIf節を使った直接法の時制の違いは
英文を書いていて、はて?と迷うことが多かったけど、今回はっきり確認できた。
読みにくい本だけど、助動詞と仮定法の箇所はもう一度読み直したい。
特に、助動詞の使い分けについては結構自信を持っていたのだけど
甘かったと気づけて良かったわ。

今、学習意欲maxなので、この勢いで中国語の勉強も始めようかなあ。

2020年8月5日水曜日

こんどはそれか(呆

いつの間にか梅雨明けしていた。
買い物に行きがてら、近所を散歩してみる。

柑橘類が実をつけているなあ。
どこかのお庭にこんな大きな実が。
まだ緑色だけど、これは何かしら。

公園の橘の木にも青い実がいっぱいついていた。
すだちっぽい感じ。このままなのか、もっと大きくなって黄色くなるのか。
この木はずいぶん前からあるのに、実をつけるところを気を付けて見ていなかった。
今年はちゃんと観察しよう。

こんな実の成る木も。
赤茶色の実。見た感じは硬そうだけど、なんという木で
どんな花を咲かせていたかしら。思い出せない。
思い出せないということは、花よりも実の方が印象に残る木なんだろうなあ。

池の周りを歩いていると、鴨がぞろぞろと近づいてきた。
餌はあげないよー。

蓮の花も増殖中。
浮橋のすぐ近くまで広がってきて、花が近くで見られるね。

こんなの見つけた。
花というか葉っぱの一部がオレンジなのだけど
このオレンジが写真よりももっともっと濃い蛍光オレンジで
なんぞこれは?と衝撃を受けたわ。自然の色って凄いわね。
ちょっと前まではフーシャピンクの花が多かったけど
最近は濃いオレンジの色の花が目立つようになった。
オレンジは夏の色なのかなあ。

などと、ぽやっと考えながら写真とったりして、たらたらと駅前の商店街まで行くと
ドラッグストアの店の前に「うがい薬は売り切れました」という張り紙が。
うがい薬?それが売り切れたからといって、なぜ張り紙がしてあるの?
分からないままにその前を通り過ぎて、別のドラッグストアに
ボディ―ソープを買いに入ったら、ここでも子ども用うがい液を
熱心に手に取っている人たちが。はあ?うがい薬?
棚を見ると、イソジンが全部売り切れている。

いったい何があったの?なんでいまさらうがい薬?
もしかして、うがい薬が売り切れるような何かがあったのかしら。

確認するために三軒目のドラッグストアに行ってみると
店員さんにうがい薬がないか確かめている人がいる。
空になった棚の前ではご年輩の方たちが、早いなあ、もう売り切れてる、と話している。

その人たちに、なぜうがい薬が売り切れているんですか?何かあったんですか?
と訊ねてみると、吉村さんがテレビで言ったからだ、と。
なんでも、うがい薬でうがいするとコロナに効果がある、と
吉村知事がテレビで発表したんだと。4時のニュースでやっていたから
買いに来てみたらもうどこも売り切れだった、と。
ポビドンヨードの入ったうがい薬が効くと研究結果が出たらしい
と、テレビの画面を写真に撮ったものを見せてくださった。

ちなみにその時の時間は5時半。一時間半で売り切れかいっ。はやいわ。
他にもお客さんがぞろぞろと入ってきて、もう商品がないことに驚いていた。
いや、私もびっくりしたわ。 なんで今頃うがい薬に殺到するのよ。
マスク、消毒液、トイレットペーパーと来て、今度はうがい薬かい。
なんというか、もう、脱力した。

他のお客さんも口々に、もういいか、塩水でうがいしても一緒やね
緑茶でうがいしてもいいやん、とか言ってた。そりゃそうだろ。
何度も同じことを繰り返していたら、もう他の店を回る気力も湧かないよね。


私はもともと喉が弱い上に軽い喘息持ちということもあって
小学生のころから一日たりともうがいを欠かしたことがなく
当然、ポビドンヨードのうがい液も常備しているけど
そんなうがいマスターwの私でも毎日ヨードでうがいなんかしないよ。
うがい液を使うのは扁桃腺が腫れた時だけ。普段は水で充分だ。

吉村さんも、うがいという誰でもできることで効果があるなら
府民に知らせるべきだ、と思って公表したのだろうけど、
結果は見えていたよね。さっそくメルカリで転売しようとした人もいるとか。
今回のは医薬品だから転売は法律違反になるそうで、
品薄が長く続くことはないと思うけど、もうここまで来ちゃうと
振り回されるのにも飽きたわ。

2020年8月1日土曜日

「語る」と「歌う」はどう違う?

暑い。いつの間にか朝起きたら蝉の声が聞こえるようになった。
でも、まだ梅雨明けしていないよね。

コロナの感染者もバンバン増えていますが
そら増えるやろな、と思うほど街中ではゆるゆるの人を見かける。
いくら気を付けても、こういう人が少しでもいたら防ぎようがない。
よく見かける光景だけど、サラリーマンの二人連れが歩いているとすると
ひとりはマスク、もうひとりはノーマスクで、
ノーマスクの方がマスクをしている方を向いて一生懸命話している。
これ、マスクしている方は「話かけるなよー」と思っていても言えないんじゃないかと。

歌のお稽古も気を付けないといけないので、早い時間に広いスタジオを借りて
換気扇を回して二メートル以上離れ、今回はマスクもしてレッスンしました。
マスクは呼吸するときに口に張り付かないかと心配したけど
実際はそうでもなかった。鼻も出さなくても大丈夫。
もともと歌うときにはそれほど息を使わないし、
声は当然口から出るのだけど、額の真ん中から声が出るとイメージしているので、
マスクをしていると却って意識が上に集まりやすかったわ。

課題曲は「かやの木山」。
前回ざくっと一通りメロディと歌詞を覚えたので
今回から細かいところの指導をしてもらった。
気を付けることがいっぱいあったので、忘れないようにメモメモ。

まず難しいのは、最初のブレス。
「かやのきやまの」と「かやのみは」の間、つまり八分音符の間でブレスするのだけど
この感覚が短くて、息を充分に吸えない。最後に四拍伸ばすところで息が足りなくなる。
そこで「かやの」でブレスしていたのだけど、充分に息を入れるために
「かやの木山の」をひと息で歌って息を使って、お腹を緩めた方が
自然に息が入るのではないか、と言われた。ここをひと息で歌おうと思ったら
出だしで踏ん張ると息が足りない。息は少な目を意識して歌うとなんとかなった。

次の「かやの実は」の「や」を二拍伸ばしている間に狭くなる。
どちらかというと音が上がるとさらに開く感じで。
次の下がる「の」は同じ位置で歌うこと。音が下がることを意識すると響きも下がる。

続く「いつかこぼれて ひろわれて」は同じように「いつかこぼれて」をひと息で。
途中で5拍子に変わるので注意。「て」のあとでブレス、
次の「ひ」は多少遅れても構わない。最後の「て」は低いが落とさないこと。
この「て」のエ母音は下に押さえつけないように注意。

次のパート。
「やまがのおばさは いろりばた」はparlandoつまりおしゃべりするように、
語るようにということ。「が」は鼻濁音にすること。
次の「そだたき しばたき」でcantando ancore 再び歌う になっているけど
「語る」と「歌う」がどう違うのか分からない。
Youtubeでいろんな方が歌っているのを聴いてみたけど、やっぱり分からない。
先生にどう違うのか質問してみると、どちらも喉を開けているのは同じ。
例えると、歌っている時は太いリボンが横になびいているように同じ幅、
一方、語りかける場合は、強弱や弾みをつける。
めりはりが出ると語りかけているように聴こえるそうな。ふーむ、なるほど。
とりあえず「やまがの」の「や」や「おばさ」の「お」を強くしたりしてみた。
加減が分からなくて極端になったけど、方向は間違ってないって。

歌に戻る「そだたき しばたき」の「しばたきは」開いて遠い位置で歌うこと。
声は全体的に上から出ているけど、耳の後ろあたりで止まっている。
そこからおでこの真ん中の穴にフックを掛けるようにと言われた。
つまり、後から前に回すように、ということね。
両腕を大きく広げて、左右の手の位置で声が出ているイメージで歌うと
声が前から前方に飛ぶ。声は前に出すこと。

そのあと音が下がるのだけど、このレの音がかすれる。
もともと出にくい低音をはずさないように、と意識すると
ポジションが下がって、喉のあたりに声がはりついてしまう。
この部分は開放感を出すために幅が必要。低い「あかり」は頬骨のあたりで軽く歌う。
歌詞からすると「あかり」が大事なように思えるけど、
順番に音が上がっているので、音楽的には高音の「つけ」の方が大事。
この「つけ」は落とさないようにする。
「け」のエ母音は押さえないようにイに近い感覚で歌う。

「あかりつけ」の部分、例えば演歌だったら「あかり」を強めて
こんな風に歌うと思うけど、と先生がこぶしを回しながら歌われたのだけど
さらっと一節だけなのに、「うわっ、先生上手い!」とびっくりした。
さすがにお仕事でいろんなジャンルの歌を歌われているだけのことはあるなあ。
ぱんっとした立体感のある声が、しっかり前に飛んでくる。
一瞬なのにひとつひとつの音が粒立っているというか、潰れてないの。
やっぱり先生は先生だ、すごいわ。

「かやのみかやのみ」は細かくて高い。ここの前でしっかりブレスして
身体の準備をしておくこと。身体の横をぱんと張ってしっかり支える。
次の「それはぜた」の部分はクレシェンドとデクレシェンドが付いていて
その間の一番強いところが「は」、前の「れ」の16分音符との連続で
実がはじけたことを表現する。ただし、いきなり「は」と強く歌うのではなく、
この瞬間をどの場所で歌うかを前もって考えておくこと。
歌う場所が分かっていることで溜めが出来るので
聴き手に実がはじけたことが伝わりやすくなる。
「はぜた」の「ぜた」はゆっくり。
ここは前の音が速い分、思った以上にゆっくりに感じるわ。

続く「こんやも 雨だろう」でテンポがゆっくりになる。
ろーと伸ばすとろはフェルマータが付いているので、
自分で好きな長さで伸ばす。この曲は歌が伴奏をリードする曲。
「もうねようよ」の「ね」は、幅の狭いところを縦に。
縦にすることで、エ母音を押さえつけた感じが無くなる。

「ねようよ」の「よ」は8拍伸ばすのだけど、6拍くらいで止めてもよい。
ここ、同じ強さで伸ばすんだよね。息は続くことは続くのだけど
安定した状態でずっと伸し続けるのが難しいわ。
それに、なぜここで8拍伸ばすようになっているのかいまひとつ分からないのよね。
この8拍にどんな意味があるのか、もうちょっと考えないといけないなあ。

そして最後の部分。
「おさるがなくだで」の「で」も縦にすること。
「はよおねよ」の「お」が下がるところも、喉にはりついてしまう。
最後の「よ」も掠れるけど、前の「ね」と同じ位置で
口をすぼめるだけにしたら掠れずに出せることが分かった。

この曲はソプラノのための曲なんだそうで、結構音が高く感じる。
楽譜を見たらそうでもないのだけど、高音がきーんと狭くなってしまうのね。
どうしたら柔らかく自然に出せるんだろう。
それからやっぱり「エ」母音が苦手。狭いからイと区別するために
どうしても舌の付け根を押さえてしまう。
押さえた感じを出さないように、狭い幅で縦に出すようにと注意された。
まず「イ」で歌ってみて、そのまま縦に歌う練習をしたら上手くいった。
つまり、下に押してスペースを作るのではなく上を開けろってことなのかな。

牧歌的でほのぼのとしたあたたかさを感じる歌、と注意書きにあるけど
私が歌うと、必死で叫んでいるようになって全然ほのぼのしない。
ひとつ意識していると他の注意を忘れてしまうし、とにかく均一に声が出ない。
先生から、喉や肩に力を入れずリラックスした状態で歌えるように、
と言われたけど、それが結構難しいのよね。
身体の準備をしておくこと、低音でポジションを下げないことが当面の課題かしら。

でもこの曲、結構好き。いろいろ情景を思い浮かべて
ここはこんな感じかな?と考えるのが楽しい。
歌えるようになるまで頑張る。

また放置、そしていつのまにか春

 歳月が流れるのは早いなあ。 ぼーっとしている間に一年が終わり、年が明けたと思ったらもう2月も終わり。 父が手術で入院したりとバタバタしていたので2月半ばまで実家でリモートワークした。 いやー、仕事になりませんわ。 18時まで仕事なのに、5時過ぎから母に「ごはん作るの手伝え...