2020年4月13日月曜日

忘れたらあかんやろ

目が覚めたらお昼すぎ。腰が痛いといいつつ、良く眠れるわ。
雨がかなり強く降っていました。桜は今日でほとんど散ってしまうかな。
湿気があるせいか、喉の調子がいいわあ。
高音がかすれず狭くならずにすんなり出せた。
ずっとこのままならいいのに。

豆苗が育ってきたよ。
いっぺんに全部伸びてきた。
天気がよくて乾燥しているよりも湿気の多い方がいいのかなあ。
これ、いつが食べごろなんだろう。もうちょっともさもさしてきてからかなあ。

腰が痛いので雨の中を散歩に出かけた。
寒いわ。雨のせいか歩いている人はほとんどいない。
駅前のスーパーの前を通りかかったので外から見ると、ここはそこそこ人がいる。
でも混み合っているというほどではない。

雨だから家族連れは見ない。飲食店も営業しているけどガラガラ。
静かな週末だなあ。

***
家でごそごそと片づけをしていたら、こんな本が出てきた。
これを買ったのは10年以上前かな。
以前は寝る前によくパラパラとめくっていたのだけど
この本を取り出すたびに、むにゃむにゃする。
なにがむにゃむにゃするかというと、帯の文章ですわ。
「学校文法は忘れてしまえ!」

これ、帯に書いてある通り、IBMの社内文書から抜き出したビジネス文書の例文で
今からするとちょいクラシックというか堅苦しい感じの例文が並んでいます。

比較的平易な例文を抜き書きしてみましょう。

 It has been decided that a meeting will be held on a periodic basis
 with function heads as regular attendees to promote cross-functional
 cooperation and team spirit among the senior managers.

この和訳例文がまた堅くって、to promote を「涵養するために」
と訳してあります。「涵養する」とはゆっくりと自然に教え養う
という意味で、promoteの訳として適切かどうかは検討の余地がありますが
定期的に集まって話し合うことで徐々に協調性やチームスピリットを高めていく
という会議の目的から、涵養という言葉が選ばれたのかもしれません。
今、「涵養」という言葉を使ったら、どういう意味ですか?と聞かれそう。
場合によっては、もっと分かり易い言葉を使って下さいと言われるかも。

文章を見てみると、that 以下が決定したこと。
何が決定したかというと、定期的に会議を開くこと。
だれとの会議かというと、function heads,
この人たちがregular attendeesですわね。
(attendeeとattendantはどう違うのか、確認したくなりますね)
その会議の目的が、to promote 以下に説明されています。
前から読んでするっと頭に入る文章ですね。
It has been decidedと現在完了形なので、決めたのは過去の出来事、
でもその決定事項は現在も有効であるってことです。
meeting はwill be heldなので、meetingをやることは決まったけど
具体的な日程はまだ決まってないですね。
willはこれからこうしようという、その時点での意志を表します。
 
まあ、こういう感じの職場で使えそうな例文がいくつも並んでいるのだけど
なんでむにゃむにゃするかと言うと、学校文法は忘れてしまえ!どころか
中・高で習う程度の文法は最低限理解していないと、この本の例文は読めないし
例文を応用して自分の書きたい文章を書くことも不可能だから。
本当に学校文法を忘れちゃってて、5文型?なんだっけ?
と言っているような人がこの本を買っても、ほとんど活用できないと思うよ。 
なのに、さも文法なんかいらないと勘違いさせるようなことを謳うってどうなの。
この帯を見るたびに「いやいや、忘れたらあかんて」と
つっこみ入れたくなるの。

なんかさあ、学校で習う文法なんて無意味だという風潮ないかあ?
会話が大事だというのは分かるけど、書く場合に文法は基本よ、基本。
英語がどういう構造の言語かを知らないと、自分で文を組み立てられないもん。
正直私も文法は苦手。就職してから自分の文法知識のいい加減さを痛感して
もう一度参考書をやり直したくらい。今でもたまにしょーもない文法ミスして
穴があったら入りたい、というか自分で穴掘って埋まりたくなることもあるわ。
文法は大事、本当に大事。苦手だけど大事。
文法の参考書は、English Grammar in Useがおすすめです。
もう定番中の定番ですが、これは本当に良いです。
説明がものすごく分かり易くて、とくに時制では目から鱗がボロボロ落ちました。

さあ、せっかく数年ぶりに引っ張りだしてきたので
しばらくはこの本を読んで遊ぼう。

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